皆さんこんにちは。PRライターのクリスです。

先日ボーダレスグループメンバーが参加するFacebookグループに、バングラデシュの革工場を運営するBLJ Bangladesh Corporationから報告が上がりました。

「おめでとうございます!」というコメントが並ぶ中、あまり英語の成績も芳しくなく、英検2級に3度落ちた私は

「あ、わかんない…。でも、なんかすごいってことはわかる…。」

という状態。じゃあ、もう直接聞いてしまえ!ということで、BLJ Bangladesh Corporationのファルクさんに、「この認証を受けることの意義」について伺いました。

■そもそも環境マネジメントシステム(EMS)認証 (ISO 14001)とは?


平成4年の地球サミットの前後から、「持続可能な開発」を実現に向けた手法の一つとして、事業者の環境マネジメントに関する関心が高まってきました。ICC(国際商工会議所)、BCSD(持続可能な開発のための経済人会議)、EU(欧州連合)など、様々な組織で検討が開始されました。
こうした動きを踏まえて、ISO(国際標準化機構)では、平成5年から環境マネジメントに関わる様々な規格の検討を開始しました。これがISO14000シリーズと呼ばれるものです。
ISO14000シリーズは、環境マネジメントシステムを中心として、環境監査、環境パフォーマンス評価、環境ラベル、ライフサイクルアセスメントなど、環境マネジメントを支援する様々な手法に関する規格から構成されています。
この中で中心となるのが、「環境マネジメントシステムの仕様」を定めているISO14001です。ISO14001は、平成8年に発行されました。
ISOの国際規格は、企業が作る製品の仕様や業務の手順が各国でバラバラでは不都合が多いので、基本的な部分は共通化しようという目的で定められているものです。

環境省|総合環境政策 ISO14001より引用

環境省のISO14001の解説は以上の通り。正直これだけ書かれていても私にはわからない!ということでファルクさんにこの「環境マネジメントシステム(EMS)認証 (ISO 14001)ってなんですか?」と聞いたら以下の回答が返ってきました。

簡単に言うと「環境に悪いことをしない企業」という認定を受けたということです。

分かりやすい!最初からこれを聞けばよかった…。でも悪いことをしないという基準も正直ふわっとしているなと感じたのも事実。だから審査時にどのようなポイントをチェックされたのか伺いました。

■しっかりした土台があったから、大規模な修繕は必要なかった

まず伺ったのは「国際規格というだけあって審査が厳しかったのでは?」ということ。もはや審査が通る希望すら持てないような厳しさがそこにあるのかと思っていたら、意外な回答が返ってきました。

確かに環境マネジメントシステム(EMS)認証 (ISO 14001)の審査は厳しいと言われています。ゴミの出し方から廃棄場所、環境への取り組みについての社内周知。ほかにも、事業を行う上で起こりえる環境へのリスクなど、本当に様々な項目でチェックされます。もちろん私たちの工場もかなり細かくチェックされました。チェック機関からフィードバックをもらっては、そのポイントを改善し再度審査を依頼する。この流れが3~4か月間は続きました。

でも、BLJ Bangladesh Corporationの工場はもともとコンプライアンスを遵守し、環境に配慮して建設していたので、大規模な設備修繕は必要ありませんでした。他の工場は、この規格認証をもらおうとしたら工場建て替えレベルの修繕を余儀なくされる部分もあるくらいですからね。

私たちの工場では、火事が起こった時の消火設備などについてチェックを受けました。水の出るスピードや飛距離、ホースの長さを見直すように言われました。でも、ホースの見直しで済むので、建て替えに比べるとコストも低くて済みます。

必要書類の提出やフィードバックのあった項目への細かな対応は確かに大変でしたが、もとからしっかり環境のことを考えて作った工場だったからこそ、比較的スムーズに認証されたのだと思います。

ファルクさんによると、そもそも認証が受けられない工場がバングラデシュには数多く存在しているそう。「持続可能な開発」を実現させようとする世界の企業を相手に取引をするとなると、この国際規格がとれないようでは相手にもされず、つぶれてしまう工場もあるんだとか。そんな中、きちんと環境を意識した工場づくりを徹底しただけでなく、継続してきたBLJ Bangladesh Corporation。その取り組みが国際的に認められたということなんですね!

■これからも世界から信頼される工場として歩み続けたい

「環境に悪いことをしない」と認められたBLJ Bangladesh Corporationの革製品工場。国際的に認められたと慢心せず、これからも環境への細心の配慮を続けていくため、努力を続けたいとファルクさんは言います。

今回この「環境マネジメントシステム(EMS)認証 (ISO 14001)」を受け、グリーンな工場として国際的に認められたわけですが、私たちはまだまだ、環境にも人にも優しい工場を目指し続けます。実はISO14001は、環境マネジメントに関する国際規格の1つなんです。この規格の審査も十分厳しいのですが、もっと厳しい国際規格があるのも事実。世界を相手にする工場として、もっと環境にやさしく、環境に悪影響を及ぼさないよう、様々な国際規格をとっていきます。

これからも、環境にやさしく世界から信頼される工場としてBLJ Bangladesh Corporationはますます発展していきます。また、この経験を活かしボーダレスグループ各社の工場を共有し、グループ全体として環境マネジメントシステムが整った企業を目指していきます。

 

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