
こんにちは、4月から新卒RISEとして入社する森結佳(もりゆうか)と申します。私は犬猫の殺処分問題を解決したくて、ボーダレス・ジャパンに入社することを決めました。
私が自分の夢を持ったきっかけ
私は犬猫の殺処分問題を解決したいと思った明確なタイミングは特にありません。ただ、私の家には私よりお姉さんの猫がいて、私は人生のほとんどの時間をその猫と過ごしてきました。良い意味で猫らしくなくて、中には人間が入っているのかと勘違いしてしまうほど賢くて、優しくて。私は兄弟がいないですし、公園で友達とはしゃいで楽しむタイプでも無かったので、家に帰ると一緒の時間を過ごすことができるという猫の存在が自分にとってすごく大きかったです。
その猫は母親が道路の真ん中で風邪を引いている所を見つけて、保護したということを聞いていました。もし、母親が保護していなかったら、、、もし母親が発見してくれるのが遅かったら、、、と考えただけで恐ろしい気持ちになりました。それと同時に、世の中にはもっと保護されるべき猫がたくさんいるのでは無いかと幼いながらに思うようになりました。
また、小学校1年生の時には、母親がドブの中から4匹の子猫を保護して里親探しをしている姿を見て、自分も困っている猫がいたら助けようと幼いながらに心に誓っていたと思います。
高校生の時に保護活動を実際にしてみて・・・
高校はダンスが強い高校に入るために、地元の子が誰も行かないような家から離れた高校を選びました。部活が終わった後も部員の子と夜遅くまで自主練習をしていたのですが、「電車の時間に縛られない生活がしたい!」と思い、毎日往復20kmを自転車通学することにしました。すると、見えてこなかった景色が見えてきて、野良猫ちゃんと出会う回数もかなり増えて、世の中にはこんなに困っている猫がいるのだと再認識しました。
私は保護した数は多くは決して多くはありませんが、瀕死状態の猫に会った時は保護をして里親を見つけるようにしました。
活動を通して感じたことは、子猫の貰い手はかなり多いということです。詐欺の人もいるので、慎重に見極めなければいけませんが、里親募集サイトに載せたところ、希望者はかなり多くてびっくりしたことを覚えています。しかし、日本の殺処分されている猫のうち、ほとんどは子猫と言われており、その現状に矛盾を感じました。
犬猫のために何かしたい想いでもがいた大学生時代
大学生になり、自分の就職について考えた時に非常に悩みました。私がしたいことに携われるような会社はあまり無いからです。「それなら起業すればいいじゃん!」と知り合いに言われ、初めて起業を少し意識するようになったものの、社会に全く出たことが無く、ビジネスルールも何もかも分からない自分にとってすぐに起業しようという気にはなれませんでした。そこで、2年生の終わりに休学をして1年間の海外インターンをすることにしました。
当初はアメリカに行きたいと思っていました。アメリカは動物愛護先進国といわれているのですが、それは本当なのか、だとしたら何が日本と異なるのかを暮らしながら肌で感じたかったからです。しかし、当時の自分を受け入れてくれる会社は全く無かったり、ビザの要件に経歴や年齢が合っていなかったりと、壁が大きすぎて断念しました。
そこで、代わりに東南アジアでのインターンをすることにしました。アメリカが選択肢から消えた時、特に国や職種へのこだわりは無かったのですが、海外のインターン派遣会社のHPを見ていた時に、「過去にインターン生が立ち上げ実績あり」という文言がある会社を見つけ、海外で立ち上げを経験したら勉強になるかもしれないと思い、ベトナムでの広告営業のインターンに応募しました。
1年間しかない期間でビジネスの全てを学ぶぞ! という意気込みでインターンに取り組んでいたので、勤務時間はもちろん勤務時間が終わってからもアパートで仕事をして、気がついたらPCを枕にして寝ていて、また起きて仕事場に向かう。土日ももちろんずっと仕事という毎日を送っていました(笑) 自分が好きでやっていたので、とても楽しかったです。
そんな姿を上司が認めてくださって、ベトナムからカンボジア支店にも出張に行かせてもらったり、念願だったミャンマー支店の立ち上げもさせてもらいました。
ミャンマーの立ち上げに本格的に携わった時、休学期間はもう終わりに差し迫っていました。このまま帰国しても後悔すると思った私は、「黒字化するまで帰らない」とマイルールを作りました。しかし、休学期間は1年までと両親と約束していたため、学校をサボることにしました。
そこで、一時帰国をして期末評価100%で評価される授業のみを履修登録して、大量の教科書を購入して、もう一度ミャンマーへ戻りました。幸いにもミャンマー支店の黒字化はその後すぐにできたのですが、もっと働きたかったので、そのままミャンマーやカンボジアでの仕事を続け、テスト期間になったら日本でテストだけ受けて、また東南アジアへ戻って仕事をしていました。
諦めきれなかった渡米
東南アジアでのインターンは自分にとって非常に学びがあり楽しかったのですが、大学生活が後半になった時に、やはりアメリカへ行きたいという思いが再熱してきました。その想いを東南アジアで働いていた時の会社の社長に伝えたところ、「なんでもっと早く言ってくれなかったの〜!」と言っていただき、アメリカの会社を紹介していただき、渡米することができました。
しかし、コロナとちょうどかぶってしまい、渡米10日後に街でロックダウンがされてしまい、渡米後半年間はほとんど在宅業務でした。本当はテストを受けるために途中に一時帰国予定でしたが、オンライン化になりアメリカでも受けることができたので、仕事との両立ができたのは良かったです。初めての土地で知り合いもほとんどいない中で、自分自身と向き合う良いきっかけになりました。
本当はLAで犬猫に関するボランティアに参加するつもりだったのですが、コロナで叶わなかったので、せめて一つは夢を叶えたいということで、昔から一度は行きたいと思っていたNYにある動物の保護施設に帰国前に弾丸で行きました。アメリカでは外出はほとんどしていなかったので、コロナ下での長距離移動は悩みましたが、心から行って良かったと思っています。
なぜボーダレスへ入ったのか
東南アジアからの帰国後、すぐにボーダレス・ジャパンを受けました。私は「起業をしたいけれど、今の自分では自信が無い....」という気持ちで海外インターンを経験したので、帰国後に面接を受ける前からずっと決めていました。なので、他社の就職活動は特にしていないですが、今思うと本当に強気の選択だなと思います(笑)
入社にむけて
(私が知る限り)アメリカでは保護団体は多額の寄付をもらっているところが多いのですが、日本では資金繰りに困っている保護団体さん、ボランティアさんが多く、また金銭的な問題が原因で受け入れたくても新たに犬猫を受け入れることができなくて、その結果、殺処分されてしまう犬猫がいるという現状があると思っています。
そんな状況を変えるために、今は保護団体さん、ボランティアさんを資金的に支援するプランを書いているので、入社までにプランを完成させたいと思っています。
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