Sunday Morning Factory 代表 中村 将人
 
バングラデシュの貧困地域で、家計を支えるために幼い頃から働き出す子どもたち。大人になっても就ける仕事は同じ低賃金の不安定な仕事。その子どもがまた働き出す。そんな貧困の負の連鎖を断ち切り、自分たちの意思で自分の人生を歩める社会を創りたい。
HISTORY
これまでの歩み
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                      24才ボーダレス・ジャパンに入社。 不動産事業とEC事業でビジネスの基本とマーケティングを学び、事業創りへの意欲が高まる。 
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                      25才バングラデシュで新規事業担当 現地での市場調査中、幼くして強制的に働かされている子どもたちに出会い、志が固まる。 
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                      28才子ども服ブランドと、その生産を行う工場を設立。 アパレル事業で雇用創出事業に挑戦し、多くの失敗をしながら、少しずつ手ごたえを感じる。 
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                      31才ベビー服ブランドHaruulala organicを立ち上げ、独立 
01
なぜ会社を立ち上げたのか?
 
このまま、何もなかったかのように目をつぶって、日本で暮らしていくのは嫌だった。
入社2年目に、ボーダレスがバングラデシュで雇用創出の事業を立ち上げることになり、事業責任者となりました。最初の養蜂事業はハチが逃げて失敗に終わるのですが、これが私の転機になります。次のプランを作るためバングラデシュに3か月間滞在。そこで、家計を支えるために幼いうちから働き出す子どもたちに出会いました。
貧困地域では、衛生環境が整っていない上に、栄養不足で免疫力も低いため、病気が蔓延しやすいです。貯金も少ないので、病気になると家計はすぐに立ち行かなくなってしまいます。親が働けなくなると、子どもたちが働き出します。
こんな状況から、どうやって自分の力で抜け出すことができるのだろう。 当時の私には分かりませんでした。しかし「事業プランができなかったら別のことをしよう」などとは、とても思えませんでした。 そして児童労働問題と貧困の負の連鎖を解決するため、現地に自社アパレルブランドの縫製工場を建て、オーガニックコットンのベビー服ブランド「Haruulala organic」をスタートしました。
 
02
今の仕事の喜びは?
工場のみんなが一生懸命作ったお洋服を、日本や海外のお客さまに喜んでもらったとき。
学力やスキルがなく安定した給与の仕事に就けない人たちが、安心して暮らせる仕事を創ろうと始めた事業です。私たちの工場で働くメンバーの多くは、ミシンの使い方も知らない初心者ばかり。
少しでも早く一人前になれるように、本人の努力はもちろん、一緒に働く先輩メンバーやマネジメントメンバー全員が一丸となってサポートしています。そんなみんなの頑張りを知っている分、お洋服をお客さまに認めてもらえたときは、本当に嬉しいです。
工場で働く仲間が、夢を話してくれるとき。
「以前は将来のことや夢なんて考えられなかったけど、今は子どもたちを大学まで進学させてあげることが目標になりました。」「お金をためて家を持ちたい」など、みんなが将来の夢語ってくれるときは、事業をやっていてよかった!と、とても嬉しい気持ちになります。
 
03
次のチャレンジは?
1ビレッジ・1ファクトリー・1ブランド
想定よりもだいぶ時間はかかりましたが、ようやくHaruulala organicというブランドが安定してきました。
これからは、仕事が必要な村や地域に工場を1つ建て、そこで1つのブランドを展開する形で、より大きなソーシャルインパクトを出していきたいです。
子どもたちの環境による学力格差をなくす。
工場の仲間の子どもたちのために、アフタースクールという学童と塾を合わせたような学習サポートを始めています。とても意義を感じているので、工場内にとどめず村の子どもたちにも広げていきたいです。
将来的には、寮や、学校、奨学金制度も整えて、生まれた環境に関係なく、子どもたちが自分の意思で、自分の人生を歩んでいける環境をどんどん整えていきたいです。
 
MEDIA / AWARD
メディア出演・受賞歴
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                      TVNHKワールド「Sharing the Future」 
 (2022.08.03)RKB「世界一の九州が始まる!」 
 (2021.07.25)
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                      SEMINAR世界ハビタットデー×ハビタットひろば 
 (2022.10.03)Social Sign Session vol.1「ソーシャルビジネスのはじめ方」 
 (2022.09.28)
PROFILE
中村 将人
1986年生まれ。「社会問題をビジネスの力で解決する」をミッションに掲げる(株)ボーダレス・ジャパンに新卒第一号として入社。既存事業で1年間マーケティングを学んだのち、バングラデシュの貧困地域における児童労働問題の解決のため、新規事業を立ち上げるも2億円の赤字を計上し、(株)ボーダレス・ジャパンを倒産の危機に追い込む。その経験を活かし、2017年オーガニックコットンのベビー服ブランド「Haruulala organic」を立ち上げ独立。現在バングラデシュの自社工場で150名の仲間と共に、さらなる雇用の創出と、子どもたちの人生が生まれた環境で決まらない社会作りに取り組む。
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