UNROOF 革職人 湯本 浩輔
障害者の生活に寄り添った物モノ作りや、障害者も楽しむモノデザイン
HISTORY
これまでの歩み
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22才
アニメーター
背景美術専門でアニメに携わる(BLEACH、HUNTER×HUNTERなど)
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31才
中学校臨時教諭
不登校や、発達障害の生徒へのフォローが主な仕事
01
どうしてボーダレスに?
元々アニメーターとして背景美術を描く仕事をしていましたが、過酷な労働環境によって視覚に障害を負ってしまい、アニメーター、ひいてはモノ作りをすることを諦めざるを得ませんでした。
その状態ですがモノ作りや美術を教える仕事はどうかと考え教員免許を取得しました。美術の教員にはなれませんでしたが数年、臨時の教員として発達障害を持つ生徒をサポートする仕事をしていました。
そこでは発達障害と言っても人様々であり、ハンデと感じることも人それぞれだという事を彼らの表情を見て感じ、自身の障害もそんなものかなとポジティブに捉えられるようになりました。
そういった経験を経て「やっぱりモノ作りに携わりたい。」と思うようになりました。そんな時にボーダレスのUNROOFに出会い、障害を持っても出来る事がある、やりたい事が出来る場があると知り入社に至りました。
02
今の仕事の喜びは?
未経験な分野であったため、常に新しい知識と出会い発見、技術を習得出来ることは大きく喜びを感じます。
また製品を作り続ける事によるクオリティの向上が目に見えるのが嬉しいです。完成品がピンッと仕上げられる事が次へのモチベーションになっていますね。
最近ではクオリティが向上するに従ってまた新たな課題や改善する方法が見えたりと、目に見えて職人としての腕が上がっていると感じるのも結構な喜びです。
それに伴って、自身が作りたいモノの構造が少しずつですが理解でき、アウトプット出来るようになって来ているので、今後また新たな喜びが出てきそうな気がしています。
03
次のチャレンジは?
障害を面白く捉える、面白く付き合っていく、漠然とこんな方向性に関われたらいいなと思っています。
障害は個性というと誤解を招くし、ハンデと捉えすぎると嫌な顔をする人がいたりします。私としてはどっちの表情(この二面だけではないのですが)もあって、どう生きて行くかと思っています。
それを踏まえて、チャレンジしたいことは日々を面白くするために障害の状態に合わせたモノのデザイン、物作りがしたいです。機能的や革新的なものもありですが、心躍る方向に向かいたいです。
例えば、私は視覚障害なので白杖を使うのですが、白杖に香りと肌触りを楽しむ革でできたグリップを作る、といった遊びな部分です。
いろんな人の障害に寄り添った、機能的や革新的、そしてちょっと豊かになる商品を生み出したいですね。
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