今の日本では、出産後の女性が産後うつになるリスクは3人に1人にまで及ぶという実態があります。これまで5年間、子育て支援の現場の最前線で延1万人の子育て中のママとパパのお悩み解決に関わってくる中で分かったことがあります。妊娠中までは、誰もが「私たちは大丈夫」と思っているのに、産後になって初めて「こんなはずじゃなかった!」と子育ての理想と現実のギャップという落とし穴に落ちて「子育てがツライ」となってしまうということです。落とし穴に落ちてしまう原因は、夫婦双方に産後の実態への未認知と無意識のジェンダーバイアスがあるからです。
一つ目は、産後の実態を産前に学ぶこと。二つ目は、妊娠出産・家事育児における無意識レベルのジェンダーバイアスをなくすこと。性別役割分業の「当たり前」を壊していくことです。これらを学ぶことで、母親は「抱え込み」父親は「察しない」をなくすことができます。
私たちは「産後うつの予防」にこだわり、妊娠中のプレパパ・プレママが心の底から笑って子育てできる親になるための産前教育を行います。新しい命の誕生という喜ばしいできごとに、幸せを感じ楽しめることが当たり前の社会となるように。
VISION