座右の銘
元気があればなんでもできる!
なぜこの仕事をするか
心で泣いて、笑顔をつくって子育てしている母親がたくさんいます。小さな忍耐の積み重ねは産後うつを招きやすくなります。真面目で頑張り屋さんタイプの母親は自分の“頑張りすぎ”に気づきにくいため、オンラインでコミュニティをつくることで子育て中の孤立を防ぎ、産後うつの予備軍の段階で予防することができます。“子どもが巣立ったら”自分の人生をいきる。のではなく、“子育てしながら”自分の人生をいきる。ことが当たり前の子育て現場の文化を創りたいからです。
わたしの履歴書
1981年生まれ、名古屋生まれ名古屋育ち、親戚は全員名古屋在住の生粋の名古屋っ子です。 12歳と7歳の娘がいます。10年前、長女を出産した私は、我が子の幸せを願うあまり「〇〇(娘)のママ」という人格で24時間365日生活していました。 食事を準備するときも、着る服を選ぶときも、お仕事を選ぶときも、家族といるときも、職場にいるときも、お友達といるときも。 どこにいても、誰といてもです。
ママの私という役割の私で生きていると、毎日の生活の判断基準が【自分意志】ではなくなります。そして、【世間の期待する母親とはこうあるべき】や【子どもにとっての愛情のカタチはこうだ】といった期待に添う選択と行動を毎日繰り返すようになっていきました。 子どもと一緒に過ごす時間の長さと愛情は正比例すると信じていたから専業主婦であることを選んで生活していました。 自らの意志をもたない暮らしを7年続け、生きているのに、自分というものが死んでしまったかのような毎日を送っていたら産後うつと診断されました。
そこから、ある考えを知ったことで、大きく変わりました。それは、"ママの私"と"大人の私"の時計の針を同時進行してもイイ!ということです。 出産後は、子どもが社会人になるまで子育てに専念するか、1~3年で社会復帰して必死に両立をするか、この2択だと思っていたので衝撃的でした。
「この先一生、ママの私で人生終わっていくのかな…?」というモヤモヤがあった私は、 “大人の私”としての意志をもつ暮らしに徐々にシフトしていきました。
7年間もの間、大人としての私の意志を失っていることに気づけなかったのは、母親であっても"個の私"を生きるという選択肢、ロールモデルを知らなかったことが最大の原因でした。
専業主婦の母に育てられた私が、"ママの私"として行きていくことがスタンダードだと思っていたのと同じように、子育てスタイルのスタンダード=自分の身近にいるママのスタイルに染まってしまうのです。家族の幸せのために、我が子の幸せのために、そう一生懸命であればあるほど、自分を大切にして主体的な選択をしながら生きることに許可を出せなくなってしまう人が多くいます。母親が主体性のない子育てをしながら過ごす毎日は、近くにいるその限られた情報・価値観を【正】と思い込み、世間のこうあるべきに合わせる生き方を子どもに引き継いでしまします。
母親が"大人の私"を意識し夢を持ちながら生活することが、結果的に子どもの主体性を引き出す1番の材料になると実感しています。 母親であっても主体的に生きる楽しさを知ると、心の底から子どもの主体性を尊重できるようになっていきます。 AIが人知を超え、予測不能な未来を生きていく子どもたちは、夢を持ち、主体的に生きる人間力が求められています。その力を子どもたちに渡すためには、まず、母親である私たちが主体的に生きるを経験する必要があるのです。 そして、主体的に生きる子どもを社会へ送りすことができるようになれば、国をあげて行なっている教育改革やキャリア支援が、より生きたものになると確信しています。