耕作放棄地を再活用し
高齢者雇用を生み出す有機農業

みらい畑
社長
石川美里

みらい畑

みらい畑とは

  • 耕作放棄地・離農者増加の問題を有機農業で解決
  • 宮崎県児湯郡新富町で2017年9月から生産をスタート
  • 日本全国の耕作放棄地を対象に、事業拡大を目指す

SOCIAL BUSINESS

ソーシャルビジネス紹介

どんな社会問題を解決するか

耕作放棄地・離農者の増加

現在、日本の農業就業人口は181万人といわれており、1985年時と比べて、約65%減少しています。年齢別にみると、65歳以上が64%を占める一方、39歳以下は7%にも満たない状況です。農業人口の高齢化・次世代の担い手不足に伴い、耕作放棄地も全国で増え続けています。それにより、周辺農地への害虫や鳥獣被害も問題となっています。

また、農業就業人口が減ることによって、国内食生産量も低下の一途をたどっています。 供給熱量ベース での食料自給率は、昭和 40 年に比べて約33 %減少してしまいました。このような現象は日本全国に拡大しており、大きな社会問題となっています。

どうやってアプローチするのか

高齢者が栽培する低価格オーガニック野菜

このような現状に対し、私たちは、耕作放棄地を農業用地として有効活用するモデルを考案、2017年秋より生産を開始しました。

この事業では、離農者の次の担い手として期待されていた若者ではなく、定年退職後の高齢者を生産者として雇用します。これまで、農業の新しい担い手として若者が就農することが期待されていましたが、地方に移住して就農を希望する若者は、なかなか集まらないというのが現状でした。一方で、定年退職後の高齢者は、伸びる平均寿命と減少する年金支給のなか、生活に経済的な不安を抱え、働き口を探す人が増加しています。このような現状を鑑み、若者に代わる農業のプレイヤーとして、定年退職後の高齢者を雇用することにしました。農作業は、高齢者の負担にならないよう、補助器具等を開発・導入していきます。

また、消費者のみなさまに、「食の大切さも伝えていきたい」という想いから、私たちはオーガニック野菜を低価格で販売していきます。

この事業が目指す未来

すべての人が豊かに、健やかに、幸せに

今後は、日本全国の耕作放棄地を再活用しながら、このモデルを全国に拡大させていきます。この事業を通じて、経済的に不安を抱える高齢者の雇用をつくり、日本の農業人口の増加、地域の活性化に貢献したいと考えています。同時に、高齢者の身体への負担が少ない有機農業の方法を開発・実施し、当事業だけでなく、さまざまな場所で有効活用されるようになれば良いなと思っています。

私たちは、農業を通じて、「高齢者と若者」・「新規就農と既存農業」・「地方と都市」を結び付け、日本の社会と未来に役立つモデルを全国に展開していきます。