ポストアンドポスト 代表 吉田 照喜
「使わなくなったものは捨てるのではなく、リユースへ」。
家庭習慣をつくる子育てママと一緒に、この価値観を子どもたちにも伝えていきたい。
リユースを消費の当たり前にすることでゴミを減らし、サスティナブルな環境を子どもへつないでいきます。
HISTORY
これまでの歩み
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22才
㈱ミスミに、新卒入社
㈱ミスミに入社。商品開発、海外進出サポート業務を担当。ビジネススキル全般を徹底的に学ぶ
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25才
㈱ボーダレス・ジャパンに参画
ボーダレスハウス、AMOMAの新規事業開発を担当。事業が社会に役立つ楽しさを実感する
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32才
AMOMAの事業統括に就任
AMOAM代表に就任し、事業推進をおこなう。リーダーとして、初めてのマネジメントに四苦八苦
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34才
㈱ポストアンドポストを起業
01
なぜ会社を立ち上げたのか?
2015年1月、息子の出産に立ち会ったことが大きな転機となり、「こどもの未来にできること」をテーマとして事業開発をはじめました。様々な社会問題を検討した結果、「ゴミ問題」に出会います。
日本は世界の焼却炉の6割が存在する焼却炉大国で、ゴミの排出量が多い国の一つです。ゴミ問題は、多方面に悪影響を及ぼす大きな問題。例えば、ゴミ焼却関連費用の総額は年間およそ2兆円と言われており、国の歳出の大きな負担にもなっています。 地球環境への影響も計り知れません。現代の生活の利便性と引き換えに、未来の子どもたちに負担を残しています。
ゴミ問題の原因は、「不要なもの=ゴミ」という消費者の価値観。不用品を当たり前のようにゴミ箱に捨てる習慣を変えたいと考えました。特に、家庭習慣を育む子育て中のママが「いらないものは、誰かに使ってもらおうね!」という言葉を発することが、消費変革には大切です。
そうした中でベビー用品のリユースに可能性を見出し、自身の経験から「品揃えも豊富で選ぶのが楽しくなるようなお店を作りたい」とPOST&POST をスタートしました。
02
今の仕事の喜びは?
「もう新品でなく、リユースで十分!これまでは新品のお店に通っていたけれど、ポスポスができて、まずはリユースで探すようになった。そして使わないおもちゃがあったら、ポスポスに売りにいこうって息子と話しているんですよ」 常連のお客様が話してくれた言葉が、今でも一番心に残っています。これこそが僕が作りたかった瞬間でした。
リユースが生活に浸透して、ママだけでなく、子供にも溶け込んでいく。「モノを大切に使う気持ち」が、親から子供に、グラデーションのように浸透して、世代を超えてリユースが当たり前になる。そのような瞬間を目の当たりにするのが一番の喜びです。
週末になると県外からのお客様も来店され、「私が暮らす街にもポスポスを出店してほしい」という声をよくいただきます。さらに全国の商業施設からも、出店依頼が多く寄せられています。こうした背景には「大規模に、品揃え豊富に展開している子供用品専門リユースショップ」が、日本にほとんどない現状があります。
ポスポスが目指す社会にみなさまが共感し、リユースが当たり前になっていく状況を実感できることも大きな喜びです。
03
次のチャレンジは?
福岡の子育て世帯には、一定の知名度があるポスポス。しかし、子育てグッズの家庭内でのリユース利用率は、まだまだ高くないと感じています。
もっとリユースを習慣化するには、「こども用品」だけでなく「子育て家族」で使う生活用品のリユース化が必要です。店舗のコンセプトも、「ベビー・キッズ用品リユースショップ」から「子育て家族のリユースショップ」に広げる方向性を目指したいと考えています。
またもう一つは、店舗の全国展開を目指し、リユース習慣を全国に広げること。現在福岡では、年間20万点のアイテムを再流通させています。他の地域にポスポスが出店することで、地域循環する子育てグッズが圧倒的に増えることは間違いありません。
この”子育てプラットフォーム”を広げていくことで、ゴミを減らし豊かな環境を子どもたちに残していきます。
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