
日頃ニュースを見ないような人にまで情報が届く―
そんな新しいジャーナリズムを作り上げる、新たな仲間を募集します。
こんにちは!RICEメディアのトムです!
この度、1分間で社会を知る動画メディア「RICEメディア」にて、僕とともに動画に出演、コンテンツ制作を担うメンバーを募集することにしました。
RICEメディアは、「日本で最も面白く社会を知れるメディア」をコンセプトに、YouTube shortsやInstagramリールなどの、ショート動画を中心に配信しているメディアです。
立ち上げこそ、2021年12月とまだ1年半ほどの歴史しかありませんが、これまで総フォロワー数が42万人、総再生回数が2.4億回と、有難いことに急成長を遂げているメディアとしてご紹介頂くことも増えました。
SNSの普及により、情報が飽和する時代において、社会課題を知るコンテンツを多くの人に届ける。僕たちはこれを「社会課題の未認知の打破」と呼んでいますが、そんなことをパーパスに掲げ、立ち上がったメディアです。
と、いきなり真面目な内容から始まってしまいましたが、そんなメディアが目指しているもの、そしてその後は、ぜひ新しい仲間になってください・紹介してくださいというお願いをするためにこの記事を書くことにしました。
RICEメディアの立ち上げることになった経緯も踏まえて、少しお話をさせていただけると嬉しいです。
「最近俺、ニュース追えてないな…」実体験から気づき
いきなりですが、僕は人よりも社会課題というものに関心が強い人間だという自負があります。
自己紹介で「関心がある社会課題は」という項目を作るくらいには、関心が高い人間だという自覚があるのですが、そんな僕でもニュースを全く見れなくなった時期がありました。
それは社会人になって1年、2年が経ったころ、思っていたよりも「生きていくということは大変だ」と感じるようになった時でした。
忙しい、余裕がない、一日仕事をして、疲れて家に帰っては、料理、片付け、疲れて寝落ちすることもしばしば…
気が付けば社会課題に関心があった自分もほとんどニュースを見なくなっていました。そんな時に僕のTwitterにあの有名人の動画が回ってきたのです。
史上最悪の改正!人を人として扱わない「入管法の改正」について
そう、その方こそせやろがいおじさんでした。
当時入管法改正にあたって、その内容を問題視する声がTwitter中心に上がっていたころでした。
僕自身も「何かが起こっている」「入管法が改正されるらしい」というのは目に入ってきていたものの、何が問題なのか、なぜ声を上げる人がいるのかまでは分からず、かといってニュースを読み漁る元気もなく、気にしないように入管法というトピックに蓋をしていたように思います。
そんな中、回ってきたせやろがいおじさんの動画。この動画をきっかけに、やっぱりしっかり知らなければ!という気持ちとなり、ニュースなどを調べ始めたのですが、
その時に気付いたこと。それは誰しもの心に「無関心は育まれる」ということでした。
関心というものは、一度芽生えればずっとあるものではない。考える時間が無くなったり、そのものと距離が開けば、徐々に関心は薄れていくもの。そんなことを実体験とともに感じた時に、果たして社会課題や政治に関心が持てないのは、本当にその人のせいなんだろうか?という疑問を持つようになりました。
世界中の「砂浜の砂」の40倍ある情報量
ところでみなさん、現代のインターネットで情報を取得する時代、一体世の中にどれくらいの情報があるか知っていますか?
その数、実に40ZB(ゼタバイト)。これがどれくらい多いかというと、世界中の砂浜の砂の数が1ZBといわれているそうで、実にその40倍という数値です。
総務省|平成26年版 情報通信白書|ICTの進化が促すビッグデータの生成・流通・蓄積
一方で人の時間は24時間というのは変わりません。
朝起きて、仕事に行き、帰宅後家事をし、寝る。その中で情報収集に割く時間はたかが知れています。
その限られた時間の中で、どういった情報を得ようとするのか?
難しいことを考えなくても楽しめて、リフレッシュにもなるエンタメ、グルメなどのコンテンツと、考えないと理解が難しかったり、時には心が重くなる話題もある社会課題を知るコンテンツが並んだ時、前者を選ぶことはごく自然なことではないでしょうか?
要するに、この問題は「人の無関心」の問題ではなく、「情報が届いていない」情報伝達の問題なのではないか?せやろがいおじさんの一件から、僕はそう捉えるようになりました。
そのため、僕はRICEメディアを語るときに、「無関心」という言葉を一切使いません。掲げるのは「社会課題の未認知の打破」。なぜ「未認知」という言葉を用いるのか、ご理解いただけたかと思います。
マーケットインから動画を作る新しいジャーナリズム
では情報飽和な現代社会で、社会課題を「届ける」ためにはどうすればいいのか?僕はその手法を今「クリエイティブジャーナリズム」という言葉で説明するようになりました。
これは従来のジャーナリズムを否定するものでは一切なく、ジャーナリズムの要素と、キャッチコピー・デザイン・マーケティングなど、クリエイティブ領域に必要な要素を掛け合わせた発信の手法を指します。
今世の中で起こっている問題を伝えることは、非常に社会的意義のある、今後も不可欠な発信ですが、消費者の立場にたったとき、その問題は「どうでもいいもの(あえて強い言葉を使います)」である可能性が高いです。
その状態だと、前述のようにエンタメコンテンツを選択されてしまう。
エンタメコンテンツと肩を並べても、「知りたい」と思ってもらうためには、消費者が「興味を持つ要素」と「社会課題」を掛け合わせていく必要があります。
例えばこの動画
RICEメディアで最も再生されている(1,200万回)動画ですが、冒頭の入りを見ていただくと「社会課題を伝える動画」と全く感じないと思います。
「世界3億人が飲んでいる特別な水を買ってみたらなんと泥水が届きました。」
そんなコピーから入ることによって、
「3億人が飲んでる水?一体どんな商品だ?」
「泥水が届いた?一体どういうことだ?」
といった、「気になる」感情を引き出すことができています。
このように時にはキャッチコピーで、時には映像のインパクトで、時にはショート動画の流行に乗って、視聴者の「気になる!」を引き出し、見始めてみると終わった時には社会課題を知ることができている、それが僕たちの発信手法です。
(もちろんその他にも、情報を届ける工夫はちりばめられていますが...)この手法でRICEメディアはチャンネル開設1年半で、2.5億回の再生回数を獲得することができました。
これまでにない第3のメディアを作り上げたい
チャンネルが成長するにつれ、有難いことに応援してくださる視聴者の方も増えていきました。
先日マルイさんに共催いただき、オフラインイベントをはじめて開催したのですが、1,000名近くの方に足を運んでいただき、その多くが10-20代の若者でした(中には小学生もいた)。
「RICEメディアで意識が変わりました」と、今やっている活動を報告してくれる大学生
「環境問題を解決する学部に行こうと思います」と動画に出会って進路を変えた高校生
「明日から対馬にいってきます!」と動画の取材先に足を運ぶという高校生
社会課題はどうでもよくはないけど、これまで「知りたい」と思えるキッカケがなかった人達に、RICEメディアの動画は確実に届きだしていて、日々色んな方々からDMを通して嬉しい報告を頂いています。
正直に言って、こんなに嬉しいことはありません。
いや、本当関心が未だない人に情報を届けるってめちゃくちゃ難しいんですよ!!!!
伝えたい、知ってほしい、でも届くのはもう関心がある人達...そんな悩みを抱えている人たちは本当にたくさんいます。
もともと報道が大好きで、ジャーナリスト志望だった僕ですが、どんどんテレビも、新聞も見られなくなって、僕の大好きなジャーナリストの記事も写真も、なかなか周囲には興味を持ってもらえなくて...社会課題が「スポーツ」とか「グルメ」みたいに、1つのカテゴリー、興味がある人が見るものみたいになっていくようで...
これからメディアは、ジャーナリズムはどうなっていくんだろう?と、本当おこがましいながら、気を揉んで揉んで仕方なかったのですが、RICEメディアで少し希望を感じるようになりました。
これまでニュースに興味が持てなくて、「知りたい」と思えなかった人たちにまで、情報を届けることができる新しいメディア。それを作り上げる挑戦の切符を手にしたように思います。
そのためにも、ここから僕たちは勝負に出たいと思っています。
これまで僕たちの会社は3人体制。みんなで一生懸命やってきましたが、現状動画に出るのは僕1人。どうしても一端のYouTuberの域を超えることはできません。
もっと多くのコンテンツを出して、もっと多くの人に情報を届けるためには、人を増やして、体制を作って、メディアとして勝負できるチームにしていかなければいけません。
まだあいにく、一気にスケールできる資金はありませんが、まずその一歩として新しいメンバーを採用する決意をしました。
求む!RICEメディアのショート動画クリエイター
ということで、前置きが長くなりましたが、今回RICEメディアの新たな顔、ショート動画クリエイターを募集します。
これからも僕(トム)も動画には出演しますが、僕の本来の仕事は経営であり、事業開発。この会社を大きくしていくことに時間を割いていかないといけません。
しかし実態としては、動画の制作・出演を担い、なかなかオペレーション業務から抜けられない状況。
今後メディアとして事業のスケールを図っていくためにも、RICEメディアのコンテンツを作り、出演もになって頂けるメンバーを採用したいと思います。
RICEメディアの中核を担う人となるので、妥協はできません。そのためこちらも真剣に、全力で採用に挑むことになりますが、この記事を読んで「これは俺のことだ!私のことだ!!」と心がワクワクでいっぱいになった方、ぜひ採用エントリーしていただきたいと思います。
新しいメンバーに会えることを、心の底から楽しみにしています。
まだまだ泥船ですが、共にジャイアントキリングを起こしてやりましょう。
ご応募、お待ちしています。
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