こんにちは!タベモノガタリ 代表の竹下です。
ボーダレスには2019年2月に参画し、昨年12月まで規格外野菜のフードロス問題に取り組むべく「八百屋のタケシタ」という地域密着型の八百屋を運営していました。

しかしいろんな葛藤を経てその事業をクローズし、3月より新しい事業をスタートしました。

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「八百屋のタケシタ」を辞めた経緯はこちらの記事をご覧ください。
https://www.borderless-japan.com/academy/entrepreneur/59133/
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ようやく公式サイトも出来上がりましたので、本ブログにてご報告させてください。

その名も、「やさいハンター」!
わかりやすい、既存の言葉で説明すると「有機野菜の収穫・農業体験」です。
しかしやさいハンターは一味も二味も違います。

到着すると参加者に渡されるのはミッションカード。
「500g以上の玉ねぎを探せ!」「このやさいの正体を解明せよ!』など参加者は様々なミッションをクリアしながら畑を探索します。

収穫体験に参加しているというよりも、ゲームに参加した結果野菜も収穫しちゃう、みたいなノリを目指しています(笑)

八百屋を経て、なぜこの事業にたどり着いたのか。
そして目指したいのはどんな社会かを2つの切り口から綴らせていただきます。

|10年後の農業を支える消費者を育てたい

竹下屋をやっているときに感じた限界、それは野菜に興味がある人しか意識的に野菜を選ばないということ。
野菜は安ければ正義!というマジョリティを動かすことはできない。竹下屋はすでに野菜に興味がある人しか対象にできませんでした。

この事業は農業なんかに興味なくても、野菜にこだわりはなく普段スーパーで買っていても、
「週末行くとこないなどうしよっかな」
という悩みに応えることができ、今まで農業と一切関わらなかった人たちを巻き込むことができます。
(すでにやってる中でお客さんは農業体験は初めての人がほとんどです)

その人たちが農に触れ、農家に出会い、
少しでも野菜の選び方が変わってくれたらな
という思いがあります。

|都市近郊型の有機農業のビジネスモデルの確立

都市部に近い神戸は土地が狭く、機械を入れて効率化するのが難しいです。
また、その中でも有機農家の人たちはさらに手間がかかり、生産コストが上がります。
そんな比較的非効率な農業で、兵庫の他エリアの農産物に価格で勝てるわけがありません。
利益合わないのに値段を落として販売せざるを得ないのが現状です。

そこで、①都市部が近い②有機農業であるという特徴を活かし、他の地域の農家よりも強みを発揮したビジネスモデルが作れないのか、というのが2つ目の実現したいことです。

都市部が近いから、野菜だけでなく消費者を呼んだ農業販売の体験ができる。
有機だから、土の中にミミズがいたり虫がいたり、子どもにとっては面白さになる。
そして多品目栽培している人がほとんどなので、1回行くといろんな野菜を収穫できる。

私にとっても新しい挑戦で、自分自身のスキルアップが求められ、毎日なんとか追いつきながら事業を進めている日々です。
1回目より2回目を、2回目より3回目を、よりよくしていくために奮闘しています。

八百屋を始めようとボーダレスに参画した3年前からは想像もできない今ですが、また初心に返って挑戦します。今度こそ、「絶対やめないで!」と言っていただける、ソーシャルインパクトを生みだせる本物の事業を作りたいと思います。

タベモノガタリ株式会社
代表 竹下 友里絵