
こんにちは!
ワオフル株式会社の代表辻田です。
あだ名文化のボーダレスではじーつーと呼ばれています。
普段は、不登校の子どもが「やりたい」と出会うオンライン家庭教師、夢中教室WOW!という事業を運営しています。
学校が合わないと出会う機会が著しく減ってしまう、生きるって面白いと思えるような「体験」と「いい大人」との出会える授業を行なっています。
プログラムの内容などについてはこちらをご覧ください。
そういうわけで、5教科の勉強を教えるわけではなく、どうすれば子どもたちが自分に合った形で人生にワクワクできるかということを四六時中考えています。
なので今回の社長ブログでは、どうすれば人は自分のやりたいこと、人生で成し遂げたいことと出会えるんだろう、というテーマで書いてみようと思います。
自分のやりたいことはどこにある?
「好きなことで生きていく」、という言葉を最近よく聞くようになりました。
その反面、「そんな好きなことややりたいことなんてない」ともがいている人は、子どもも大人も多くいるように感じます。
どうすればやりたいことと出会えるのか?
ここである中学一年生の話を紹介したいと思います。
夢中教室の生徒で、彼からたくさんのことを僕が教えてもらっています。
その子はヨーロッパの街並みに興味がありました。
最近はウィーンの建築物をグーグルアースとかを使って色々学んでいます。
やがてヨーロッパの街並みを調べていくうちに、そこに住む人たちのことを知るようになり、何でそこの人たちは日本人よりも自由な雰囲気で生きているだろう?という疑問にぶつかりました。
そこから将来海外に住むのもありかもしれないと考えるようになり、英語の勉強をしたり、海外在住の日本人の動画をYoutubeで調べるようになったそうです。
このように、何か一つのことを深めていくと、これまで知らなかったこと・見えていなかったことに気づくことがあります。
そうすると、そこで気づいたことをもとに、さらに別の世界が広がっていくことがあるのです。
僕はこのことからも、どうすればやりたいことに出会えるのか、というヒントが隠されていると思っています。
やりたいことと出会うために大切な二つのこと
何が言いたいかというと、
・何でもいいから好奇心がむくことを深掘りしてみること
・そこで気づいたこと・違和感に感じたことを明らかにしようとすること
が大切なのかな、ということです。
言い換えると、自分の知らない世界を垂直的に深め、そこからまた平行的に広げていくことと言えるかもしれません。
そのために、本を読み、色んな人と出会い、目で確かめに足を運び、自分自身のリアルな体験として落とし込んでいく。
実際に行動をおこしてみて、机上の勉強ではない生きた学びとして体験すると、世界が広がっていくのではないでしょうか。
そして世界が広がった時に、そこで新しく見えたことに「気づく」力を磨いていくことも大切です。
このように興味関心あることを深めてはまた別のものに変わって、ということをたくさん繰り返していくと、人生で成し遂げたいと思えることと出会う確率は高まるのではないかと思っています。
だからこそ、好奇心はよりよく生きるための源泉だと僕は考えています。
結局、やりたいことって何なのか?
これがやりたいことだ、と気づくためにはどうすれば良いのでしょうか?
僕が大切にしているのは、
「そのことは寝食を忘れて熱狂できることか?」
と自分に問いかけることです。
これはボーダレスの先輩から新卒のころ伝えてもらったことでもあって、今でも大切にしていることです。
やりたいことは、必ずしもいつも楽しい訳ではない。
何なら、その理想を実現するために、痛みを伴う自己改革を繰り返す必要もあったりします。
それでも、熱狂できるようなことであるからこそ、たくさんの壁を乗り越えて達成できたりするものだと思っています。
だから、この問いを自分に問いかけ、最後は感覚的なところを大切にすることも大切ではないかなと思うのです。
最後に。もし好きなことがなかったら
やりたいことは、必ずしも好きなことから出発する必要はないと思っています。
もしかしたら、誰かのために何かしたい、こんな苦しんでる人の何か力になりたい、そんな動機から生まれてくるかもしれません。
そうやって、僕は去年社会起業家のスタートを切りました。
きっと動機は何でもよくて、自分が熱狂できる『目的』と出会えることが大切です。
ボーダレスでは、この『目的』が、社会の人々の想いを背負う形となるときに、『志』と呼んでいます。
そんな人生を懸けたい『目的』と出会うために、知らない世界を知ろうとする『好奇心』と『気づく力』を、大事に大事に育てていけたらいいのではないでしょうか。
だから、もし「興味関心」=「好き」でなければならないと思っていて、かつ、やりたいことが見つかっていなかったら、もしかすると身近な人たちの声なき声に耳を傾けてみると何か気づくかもしれません。
実はびっくりするくらい近いとことに知らない世界が広がっていたりするから。