
皆さんこんにちは!
4月からボーダレス・ジャパンに新卒で入社しました安藤聡希です。
先月まで、グアテマラのmaysolでインターンをしていましたが、この春遂に入社しました!
若干のラテンロスが抜けきってませんが、今回はこの場をお借りして改めて、
自己紹介とボーダレスジャパンでやりたいことを紹介させて頂きます。
ボーダレス・ジャパンでやりたいこと
僕がボーダレス・ジャパンでやりたいことは、
「ペルー先住民が誇りと尊厳を持ち、夢を持って挑戦できる社会を作ること」
です。
実は、大学に入学するまでは海外に一度も行ったことが無く、
なんなら人生の中でラテンアメリカに行くことがあるとも思っていませんでした。
日系ペルー人とか、ペルーにルーツがあるとかでは全然ないんです。
ペルーとラテンアメリカとラティーノに魅せられた唯の日本人です。
ラテンアメリカに興味を持ったきっかけ
小さい頃から「外の世界が観てみたい!」という漠然とした思いはずっとあったのですが、実は、飛行機が苦手で極力乗りたくありません。
「これじゃあ外の世界観れねえ!」と嘆いてたら、友達から「世界一周の船旅」のあのポスターで知られるPEACE BOATを教えてもらいました。
「お、これなら飛行機に乗らずにいろんな国・地域に行けるじゃん!」と飛びついたのですが、
そのおかげで、普通に旅行先を選んだら絶対行かないような中南米の国に行くことができたのが、きっかけになりました。
PEACE BOATを教えてくれたミヤチくんには今でも密かに感謝してます。
その時にエルサルバドルという中米の小さな国でホームステイをしたことが、
大きなターニングポイントになりました。
僕の中での中南米のイメージは、
噴煙が立ち込めて香ばしい臭いが漂う、肩にトゲを付けた人たちが強盗しているところだったのですが、実際は全然違いました。
ホームステイ先はジャングルの中にある、大きな木の下にある手作り感満載のツリーハウス。水道もガスも電気も無い中で生活していて、お世辞にも快適とは言えない状況でした。漁師としての生計だけでは子どもを学校に通わせることもできない状況だそうです。
ですが、そんな中でも
「もし自分にお金があれば、自分の子供だけでなく、他の子どもたちも学校に通わせてあげたい」と語ってくれました。
自分たちが生きるだけで精一杯なはずなのに、
他人の事まで気にかけられる懐の大きさと優しさに衝撃を受けたことを今でも覚えています。
その後も色々なラテンアメリカの国でたくさんのラティーノ達に助けられました。
ラテンアメリカにはもしかしたら肩にトゲを付けた人が強盗もしているのかもしれませんが、優しい心を持った陽気な人がたくさんいることがとても印象的でした。
同時に、路上で生活する子供がいたり、
家族の誰かはアメリカに出稼ぎに行かないと生活できなかったり、
いたるところに物乞いがいたり。
今まで何不自由なく生きてきた、それが当たり前だと思っていた自分の常識が崩れ去り、他人事だった「貧困」というものが現実になったのがこの時でした。
そうした理由から、ラテンアメリカと貧困問題に興味を持ちました。
ソーシャルビジネスを知り、中南米へ
偶然は重なるものだなーと本当に思います。
帰国後、ボーダレスハウスに住み始めたことをきっかけにソーシャルビジネスを知りました。
ビジネスで貧困とか社会的課題を解決するなんて当時は目からうろこでしたが、
ものすごい可能性を秘めているんじゃないかと考えました。
「ラテンアメリカで、実際に活動現場を見てみよう」
「現地の人達のことをもっと知ろう」
「スペイン語もこれを機に勉強しておこう」
そんな感じで、
官民協働海外留学プログラム「トビタテ!留学JAPAN」を通じて中南米にもう一度行くことに。
行き先も期間も留学のテーマも自由に決められるプログラムだったので、
なんとなく行ってみたいと思っていた南米ペルーでスペイン語学習、
そして、
グアテマラでスペイン語講師の貧困や労働環境改善を目的とした
オンラインスペイン語レッスンサービスを提供しているSPANISIMOでインターンをすることにしました。
ペルーに行くまであんまり現地のことを調べず、マチュピチュとナスカの地上絵くらいしか知らなかったので、カルチャーショックが止めどなかったです。
ですが、やっぱり親切で陽気なラティーノ達のおかげで、ペルーが第二の故郷になりました。
しかし、実際に生活してみると、ラテンアメリカの人種による階級社会など、よりリアルで根深い社会問題が見えてきました。
特に先住民に対する差別や偏見は今でも根強く残っており、貧困層の殆どが先住民です。
その土地に最も古くから住み、本当は誰よりも自由に生きる権利を持つはずの先住民が虐げられ、社会的な抑圧を受けているなんて絶対におかしい。
美しい文化や風習を持った彼らがもっと自由に、人生の選択肢を持って生きていける社会を造りたい。
生活を送る中で、そんな思いが強くなっていきました。
人は生まれながらにして平等ではないかもしれません。ですが、前提を整えることはできるとも思っています。
そんな現状をビジネスの力で変えたいという思いから、ボーダレス・ジャパンへの入社を決めました。
まだまだ未熟な僕には、新卒1年目から事業立上げのチャンスがたくさんあるボーダレス・ジャパンはそのための最短ルートだと思い、入社しました。
今後も時々ブログを投稿するかもしれませんが、その時はぜひ御一読ください!
最後までお付き合い頂き有難う御座いました!