今日、6月12日(土)は児童労働反対世界デーということで、ブログを書こうとおもったら、思わず今の素直な気持ちを吐き出してしまいました。

バングラデシュの児童労働をなくすために今の会社(Sunday Morning Factory 株式会社) を創業し、そのために今も取り組んでいる自分が、まさか、児童労働に賛成のようなことを言ってしまうと。。。

でも、そんなことを思ってしまう現実が現場にはあるのも事実です。

「児童労働」という言葉だけ聞くと、ほとんどの人が反対だと思いますが、

社会保障が整っていない国で、
明日を生きるのに必死な子どもたちに、本当に働くなと言えるだろうか。
父親を亡くし、弟妹のために一生懸命働いている子どもたちに、それでも働くなと言えるだろうか。

児童労働というと、
危険な工事現場や大農園で、子どもたちが不当な賃金で強制労働させられているイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。

不当な賃金や危険な仕事はもちろんいけないことですが、そもそも子どもたちが働くには理由があります。
私の知っている限り、農園のオーナーが子どもを誘拐し、働かせているわけではなく(一部そういうケースもありますが)子どもたちから仕事を求めてやってきているのがほとんどです。

親がいない。親がいても働けない。
親が働いていても生活が苦しい。

このような様々な事情があり、子どもたちは生きるために働いています。

日本など経済先進国では、完璧ではないにしても、生活保護など色々な社会保障がありますが、バングラデシュではそのような国の保障がありません。代わりに、NGOなどの民間の団体が一生懸命セーフティーネットを作ってくれています。が、やはり十分ではありません。

では、子どもたちが働くのは仕方ないのか?

大前提として、私は児童労働には反対です。
まず、親がいるなら親に働いてほしいですし、社会保障が整うのが一番良いと思います。

ただ、政治が不安定で、貧困率も高い国では、整備していくのにとても時間がかかってしまいます。

それまでの過渡期はどうするのか。
今目の前で働いている子どもたちはどうするのか。

子どもたちが隠れて危険な仕事や、劣悪な環境で働くことになってしまうなら、せめて安全な場所で、教育を受けながら働ける環境を作りたい。
看護学校のように、働きながら学べる環境ならいいのではないか。
そして、今の、この世代で貧困の連鎖を終わりにしたい。
そんなことを思ってしまいます。

ただ、仮にそうなっても、
私が子どもたち全員分の学校を創ることはできません。

結局は、目の前の自分にできることを一つずつ行っていくしかない。

自分の今の実力に絶望しながら、

「働かないでいいんだよ」

この言葉をこれから先、何回も、何十回も飲み込みながら、

投げ出したら、そこで終わりだから、

今自分にできる目の前のことをやるしかない。

毎日全力でやるしかない。

今日もまた一日頑張ります。