ボーダレス・ジャパン副社長の鈴木です。

最近ようやく世間でも認知され始めた「ソーシャルビジネス」という言葉。
「結局のところ、どういうもの?」
「普通のビジネスとどう違うの?」
と、思っている方も少なくないかもしれません。

また、「自分がやりたいことは社会問題の解決なのだろうか?」
「起業したいけど資金やノウハウがない」とお悩みの方もいるかもしれません。

今回はボーダレスが考えるソーシャルビジネスと
社会起業家の育成について書いてみたいと思います。

社会問題はなぜ生まれる?

僕たちが今生活している資本主義社会では、
利益を出すために「効率」を求めます。

効率を追求するビジネスは、必ず大規模化の道を選び、
売上と利益を伸ばすことで会社を大きくしていきます。

大きくなることで、バリューチェーンが専門分化し、
部署が細分化されて、働く人々は徐々に孤立していきます。

こうした資本主義社会を実現するために定められた教育システムが
高度経済成長期ではない現代でもいまだに採用され、
生産性を高めるために画一化した人間をつくることを是としています。
嫌な言い方をすればロボットです。

私たちは衣食住を確保しましたが、
一方で「不幸せ」な状態も生み出しました。

儲からない人、状況、ビジネスにおいては"非効率"と呼ばれ
社会から孤立し置いてけぼりになります。

その取り残された人々や状況を社会問題と呼びます。
貧困問題、環境問題、差別偏見、児童労働など、
数えればきりがないほど社会に存在しています。

今までの資本主義社会では取り残してしまった
人々や状況を含めて新しい社会を再構築する。

それを実現するためのビジネスモデルを
次で説明するソーシャルビジネスと呼びます。

ソーシャルビジネスとはなにか

一般的にビジネスとは、"価値"を生み出すための仕組みです。

どんなビジネスでも世の中のニーズ(不満/不便/不快)を解決するために存在しています。
そういった意味で、世の中全てのビジネスが社会貢献しているといえるでしょう。

しかし、資本主義社会において儲からない効率の悪い社会問題は
マーケットから放置され誰も手を付けません。

ソーシャルビジネスが一般のビジネスと違うところはいたってシンプル。
「社会の不条理や不合理によって、生活に大きな支障をきたすような"社会問題"を解決するため」に、困っている当事者や状況を、ビジネスに"巻き込む"かどうかです。

これまでのビジネスが、非効率だとして対応できなかった社会問題。
貧困、飢餓、差別偏見、環境破壊、過疎化、あげればキリがありません。
ビジネスの世界とは異なるものとして、行政やNPO、NGO、国際機関に任せてきた領域です。

その社会問題を解決するビジネス。
言い換えれば、これまでのビジネスがつくりあげてきた今の社会を変えるために、
"非効率をも含めて社会を再構築する"。

それがソーシャルビジネスの本質です。
社会問題につながらないことで儲ける事業は一切やりません。

社会起業家を育てるエコシステム

社会起業家が増えれば、解決される社会問題の数も当然増えますよね。
私たちが真似される企業になれば、もっと増えていきます。

社会解決のためにビジネスで起業した人が失敗する、
それは社会全体にとっての痛手、損失です。

事業を成功させる、失敗しないようにサポートする。
うまくいかなくても「自己責任」と孤立させない。
そういう社会を追求したのが、ボーダレス・ジャパンの今の仕組みです。

ノウハウ、お金、仲間、資本をみんなで出し合って共有し、共に創る。
こうした相互扶助のエコシステムによって社会起業家を排出しています。

エコシステムが世の中に浸透し社会起業家が増えれば
自走型の社会を目指すことができます。

地球を壊す生活をこれからも続けたいですか?
”次の世代にどれほどいい社会を残せるか”というのが
今、僕たちが生きる意味です。

経営者が、社会に対する哲学をもって、
「いい社会とは何か?」を常に考える。
そういう社会をつくっていきたいと思います。

共にいい社会をつくっていける仲間を
ボーダレスでは常に門戸を開けて歓迎しています。

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