社会問題をビジネスで解決する!これがボーダレス・ジャパンのビジネススタイルです。

ソーシャルビジネスだからこそできる、継続的かつダイナミックなアプローチをしています!そして社会問題を解決するビジネスだからこそ常に大切にしていること。

それは”ダレのためのビジネスか。”ということです。

ミャンマーのリンレイ村でも、たくさんの村人と話をして彼らの抱えている問題に耳を傾けています。そしてAMOMAで扱っているハーブの栽培を通して安定的に収入を得られるようにし、農民の経済的自立を支援するために奮闘中です!

しかしいくら私たちがビジネスで支援したい!といっても村人の意欲がないと意味がありません。

農業で食べていけないどころか、借金が山のようにある農民が自分の生活をどうにかしたい!と思って本気で一緒に頑張ってくれなければいけません。

 

やる気のある農家さんをリンレイ村で見つけました!!

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彼の名前はウサイさん!現在51歳で奥さんと息子さんの3人で生活しています。

1.5エーカーのタナペの畑があるにも関わらず、たくさんの借金を抱えています。借金の原因はウサイさんの両親が病気になったときにかかった医療費、子供たちの教育費などなど。たまりにたまった借金はなんと現在100万円を超えています!!!タナペだけではこの借金を返すことができません。もう土地を売るしかないのです。

そんなとき私たちAMOMAがハーブ栽培を始めるというのを聞いて、村のスタッフの家まで話を聞きにきました。スタッフが事業内容を説明すると、「ぜひハーブを育ててみたい!タナペに頼るしかない生活をどうにかしたい!こんなことをやってくれる人を待っていた!」と意気込みました。

そしてしばらくしたある日、偶然村の道でウサイさんに会いました。彼はバイクを持っていないので、家から20分以上かかる畑まで歩いていく途中でした。少し話をしてみると、なんとすぐにでもハーブが育てられるように、今から村で自生しているハーブの苗を探してきて自分の畑で育てているそう!

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(ウサイさんが育てているスペアミント)

私は、ウサイさんのやる気に感動しました。

私たちを信じて、自分の生活をかけてハーブを育てようとしてくれている。それだけで本当に嬉しい気持ちになりました。こうやって私たちがやろうとしていることに賛成してくれ、一緒に頑張ろうとしてくれる人のために私は働きたい。ウサイさんに出会い身が引き締まりました。

そして改めて思いました。私たちはウサイさんみたいに貧しいけれどどうにか生活をよくしようと頑張っている人のためにビジネスがしたい。

”ダレのためのビジネスか。”その答えがここにありました。
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ウサイさんだけでなく、この笑顔の素敵な夫婦もハーブ栽培に意欲抜群です!!

こうやってやる気のある農家さんをもっともっと見つけて、彼らを巻き込んでハーブ栽培をこれからどんどん広げていきます!!