先週また一人、僕の大切な娘がミャンマーに旅立って行ってしまいました。。。

今年の4月に入社してたった8ヵ月新入社員のあやな、貧困村で暮らす人たちの生活を助けたいとたった一人ミャンマーへ向かいました。

新入社員あやな

入社前から「1日でも早く途上国の貧しい人たちを助けるソーシャルビジネスを立ち上げる」と明確なプランを描いていた彼女は、入社してすぐに僕が直接統括する事業チームに配属。今年4月の入社以来、僕が直接指導をしてきました。

コミュニケーションが上手ではなく、ロジカルシンキングがビックリするほど弱く(笑)、入社したての頃は仕事の会話が成り立たず、毎日僕に叱られ、何度も目に涙を浮かべていました。

それでも毎朝誰よりも早く出社し歯を食いしばって努力し続けた彼女、夏の終わり頃には少しづつ実力がついてきました。それと同時に「日本で勉強している場合ではない。」「早く途上国の貧しい人の側に行きたい。」という気持ちをあやなは抑えられなくなっていきました。

そんな彼女の葛藤に苦しむ彼女に、僕は「途上国での新規事業開発」の許可を出してしまいました。入社からたったの6か月後です。当然、事業をゼロから立ち上げる実力にはほど遠く、時期尚早とは知りながらも、彼女の持つ人一倍の情熱と信念を信じて。

激励会

そんなあやなを先週、福岡オフィスのみんなで送りだしました!

応援ソングby岩城

同じBusiness Leather Factoryチームで働いた岩城先輩からの応援ソングに始まり、

応援ソングby倫太郎

Corvaチームの倫太郎は、秘蔵のオリジナルソングを熱唱してくれました。

応援ソング3

ボーダレス・ファミリー』家族のような素敵な仲間たちです。

あやなががBORDERLESS LINKと名付けたこのプロジェクトは、以前スリランカのNGOと一緒にジョイントベンチャーを立ち上げて取り組んだことのあるソーシャルビジネスの手法で、

“僻地に住む人たちをつなぐ物流インフラをつくり、都市部と比べて著しく高いリビングコストを下げ、そして彼らに収入をもたらす” とても大きなソーシャルインパクトを秘めています

ミャンマー配達事業BORDERLESS DELIVERY

このプロジェクトは、『加藤彩菜のミャンマー奮闘記』で彼女がレポートしていきますので、是非ご覧ください!

本当は「社会起業家に必要な色々なことをもっと教えた上で送り出してあげたかった」という気持ちを拭い去れずにいて、心配で仕方がないというのが正直な気持ちです。

そして、自分の子供のように厳しく・大切に育ててきたので、娘がいなくなったような気持ちで寂しい。とは言え、夢に向かって一歩進みだした娘。もう一人でそわそわしてもしょうがないので、これからは親としてできる限りの応援していきたいと思います。

もうミャンマーに骨を埋める覚悟でいるという彼女、とにかく無事で元気にいてくれることを願っています。

ボーダレスはこんな奴らばかりで心配が尽きませんが、ひとまわり成長した彼女に会う日を楽しみに、そして一人でも多くの社会起業家を世に送り出せるようにまた明日から親父業を頑張りたいと思います!