(CORVa千葉店での一枚)

『リーダーとしての器』『人としての器』はたまた『マーケターとしての器(度量)』
ポジションや能力、人間的特性など
『○○としての器』の○○にはいろんな言葉を入れることができます。

皆さんはパッとどんな言葉を思い浮かべますか?

最近、『器』という言葉を自分に当てはめては、
「自分の器の大きさはそこに足るのだろうか?」と問うようになりました。

そのきっかけをくれたのが『近くで見てきた先輩の姿』と
『新卒1年目の時からずっと言われ続けてきた言葉』です。

ー「事業は、リーダーの器以上には大きくならない」ー

これは新卒1年目の時からずっと社長・田口に教えてもらってきた言葉です。

新卒2年目の韓国AMOMA統括、3年目の新規事業計画と、
これまでも大きな機会を与えてもらってきました。
その都度その都度、ふと思い返すようにこの言葉を脳内に浮かべては、自らに言い聞かせてきました。
しかし今思えば、それはおそらく理解した程度であって、身にしみて痛感してきたわけではなかったのかもしれません。

だからこそこの数ヶ月CORVa事業部で店舗統括を任され動いてきた中で、
より深くこの言葉の意味を突きつけられ、その言葉の前で己の器の小ささに立ちつくす自分を見ました。

ー近くで感じた先輩・中村のリーダーとしての姿ー

リーダーとは決断をし、組織を導いていく人です。
毎日が決断の連続の中で、その精度を上げていかなければいけない。
それがリーダーとしての役目であり、やりがいでもあると思います。

幸運にも私はCORVaで店舗統括を任されその役割を担うことになりました。
ブランドが立ち上がったばかりの最中に5店舗という急拡大。
毎日が新しいことの連続で、チャレンジングな日々でした。

そんな日々の中で、求められているものが自分の能力をオーバーしていました。
決断しなくてはいけない毎日の中で、決断をすることができず、事業が・チームが動いていかない。
いっぱいいっぱいになっている自分がいました。
嫌なことに、人間は余裕がなくなると周りに目を向けることができなくなるものです。自分だけが頑張っているようなつもりになって、他者への感謝も薄れ、無くなっていく、今思えばそんな恥ずかしい状況でした。

「事業は、リーダーのスピード・器以上には速くも大きくもならない」
焦りが募るばかりの中で、無意識にこの言葉が頭をよぎりました。
中村の姿にハッとしたのは、ちょうどそんな時でした。

余裕のない私の目の前に、笑顔で皆に語りかけ導いていく中村の姿がありました。
自分なんかと比べ物にならないくらい大きなもの(=責任・使命)を抱え、闘っているはずの中村が私とは真逆の表情でチームの中心に立っている。
「なぜそんな表情でいれるのだろうか?」「自分はまだまだだな」と、
中村の器の大きさ、そして己の器の小ささに気づかせてもらえた瞬間でした。

もちろん厳しさもあります、真剣ですから。
ですが中村にはそれにも増して、一緒に働いてくれるみんなへの感謝と信頼がありました。
気づけばいつも中村の周りには笑顔があふれているような気がしました。
ついていきたいと思わせる「リーダーとしての器」がそこにありました。

ー自らの器の大きさー

自らの器に注がれる水(役割)

私には、人生をかけて取り組み成し遂げたいことがあります。
『ソーシャル・ビジネス』
生まれ持ったもの、生まれた場所、育った環境、出会った人、育んだ価値観。
いろいろなものを抱えて人は生きています。
そんな世界に見過ごすことができない貧困や差別など多くの問題があります。
自分なんかがとおこがましいと思うものの、
それでも一つでも多く、一人でも多く、私はその問題を解決したい。

だからこそ、こんな小さな器ではダメだと、
こんな器では水はすぐに溢れかえってしまうと、
己の「器」(実力も人間的な度量も)を広げていく必要性を強く感じています。

ー自己改革の速度と器の広がりー

「この3ヶ月どこの誰よりも自己改革した、といえる人間になる」
先日、中村がこんな言葉を口にしました。
この言葉を聞いてからというもの、
自分の頭の片隅にも、この言葉があります。

器とは『他者がどうこう』というものではなく、自分の内にあるものです。
それを広げ成長させていくには、自分の現状と向き合い、対話し受け入れ、一歩一歩踏み出していくこと必要です。
自己改革とは、まさにその過程だと思います。

時に自らを否定し、苦しみを伴う自己改革は、目を背けることもできます。
しかし事を成す人は、そこから逃げず乗り越えていく強さがあります。
成し遂げたいという強い思いが苦しみすら乗り越えさせるのだと思います。

今、自分にもまさにこの強さとそしてまた速さも問われているように感じます。

-先輩としての器-

先日、ビジネスレザーファクトリーで『ボスの日』というイベントとがありました(社長・田口のブログでも紹介)。
サプライズをする側だった私に思いもよらず後輩(ともぞーメリー)からサプライズプレゼントをもらいました。
後輩から『先輩の日』でもらった文字入れポーチ
(口癖というより、私が好きな映画「紅の豚」の名言が入っていました(笑))

粋な計らいが嬉しかったからこそ、
彼らに先輩らしいことをしてあげられておらず・道標になれていないことを痛感しました。
実力も人間的な度量も含めて『先輩としての器』もまだまだ小さい。

頼りにされたり、人の役に立つことは原動力となります。
彼らの期待にも応えたい、そのためにももっと早く器をでかくしなくてはと、思いを新たにしています。

最後に。
ボーダレス・ジャパンでは、新たに「SEED」プログラムがスタートしました。
ビジネスで社会問題を解決したい、そんな仲間を募集しています。
ぜひ興味のある方はご連絡ください!