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ボーダレス・ジャパン 代表 田口 一成

わたしのHOPE
みんなが幸せな 世界をつくる

自分だけ幸せな世界は幸せじゃない。人間だけ幸せな社会も幸せじゃない。
同じ地球に同じ時代に生まれた者同士、みんなが分け隔てなく笑って暮らせる世界をつくりたい。
「生まれた時より良い社会」にして、死んでいきたい。

HISTORY

これまでの歩み

  • 23

    株式会社ミスミ(現 ミスミグループ本社)入社

    3年以内の独立を伝えて新卒入社。新規事業部にて商品開発~マーケティング、海外取引などに従事し、2年後独立

  • 25

    有限会社ボーダーレス・ジャパン創業

    株式会社ボーダレス・ジャパンの前身。ビジネスを通した貧困問題の解決方法を模索し、ソーシャルビジネスにたどり着く

  • 27

    ソーシャルビジネスに特化した事業会社

    様々な社会問題を解決するソーシャルビジネス立ち上げ。社会起業家が集う「プラットフォームカンパニー」となっていく

  • 37

    社会起業家の起業・経営支援

    より多くの社会課題に取り組むため、起業支援からソーシャルベンチャーの「エコシステム」づくりへとシフトしていく

  • 42

    「ボーダレスカンパニオ」の始動

わたしの物語 わたしの物語

01

なぜ会社を立ち上げたのか?

ボーダレスカンパニオのフェロー起業家たちが世界中から集い、共に学び合い・これからのボーダレスのあるべき姿を一緒に議論する「世界会議」

「自分の人生を何に使うのか」と模索していた19歳の時。たまたまテレビに映ったドキュメンタリー映像に釘付けになりました。
栄養失調でお腹を膨らますアフリカの子どもの姿に、世の中の不条理に衝撃を受けると同時に、これこそ自分の人生をかける価値があるのではないか、と思いました。

現場を知りたいと訪れたNGOの職員に言われたのは「田口君、本当に貧困の現状を変えたいなら、自分でお金をコントロールできるようになった方がいい。寄付金や補助金に頼る僕たちの活動は、どうしても活動に制限が出てしまう。本当に社会を変えたいなら、ダイナミックかつ継続的に活動するための資金が必要なんだよ。」

それを聞いた僕は、こんなに素晴らしい活動をしているのに資金不足で困っているなら、自分がビジネスをして彼らの活動を支える側に回ろうと思いました。そして、20歳で休学しアメリカ・ワシントン大学にビジネス留学しました。

ビジネスプランを携え帰国後、学生起業をめざし資金調達に動きましたが、「社会貢献は儲かってから」と考える当時のベンチャーキャピタルとは相入れず、一度就職して自己資金を貯めることにしました。そうして2年間死に物狂いで働いた貯金でつくったのが、ボーダレス・ジャパンです。

学生の頃。ストリートチルドレンのボランティア活動でインドに。挑戦する機会のない彼らのチャンスメーカーになりたいと強く思いました

02

今の仕事の喜びは?

「世の中の貧困問題を解決したい」と立ち上がったボーダレス・ジャパンですが、今では(2023年9月時点)アフリカやアジア、中南米など13カ国に志を同じくする仲間たちがいて、48のソーシャルビジネスが行われています。

ボーダレスを一緒に立ち上げたスーさん、潰れそうな創業期に参画してきたミスミ同期のヨッシー、りーちゃん。そして、このボーダレスを共につくっている起業家たち、スタジオの仲間たち、すべてのフェローたち。「社会の問題は、私たち自身の課題なんだ」と、自分の課題として、社会の課題を責任をもって解決しようとする。そんな素敵な人たちと、仲間として共に歩めることに大きな喜びを感じています。

そして、「ソーシャルビジネス」という、その社会づくりの有効性を心の底から信じられていること。そこで見える具体的な変化に立ち会えることは、とても有難いことだと思っています。

そんな方でも周りの方から共感を得られなかったり、孤独に悩まれている方もいらっしゃるので、For Goodが心から共感してプロジェクトのサポートをしたり、実際に多くの方からの応援を集めていただいたりすることで、「この活動は意味があるんだ」と再認識してもらえるきっかけになれた時は、サービスを立ち上げて本当によかったと思います。

また、このサービスがより良くなるためにメンバー全員と同じ方向を向いて切磋琢磨できているのは幸せなことだと感じます。

ミャンマー、リンレイ村の村長と。より良い明日を共につくろうと、国や宗教・世代を超えて生まれる人間同士のパートナーシップがソーシャルビジネスの素晴らしさだと思います

03

次のチャレンジは?

SWITCH TO HOPE ~社会の課題を、みんなの希望に変えていく~ 2023年。ボーダレス創業以来はじめて、みんながここに集う目的「パーパス」を言葉にしました。
これを達成するために、これから2つのことにチャレンジしていきます。

一つ目は、ボーダレスのエコシステムを世界中に広げていくこと。
社会課題解決のために立ち上がる起業家をサポートする仕組み。お互いに支え合い・高め合い、インパクト起業家に成長していく社会起業家コミュニティ。この「仕組み」と「コミュニティ」こそが、社会起業家が次々に生まれる世界をつくるエコシステムです。この日本発のカンパニオというエコシステムを、世界中に広げていくことで、世界中で毎年100人・1000人という社会起業家が誕生し、国境を越えてお互いの社会ソリューションを交換し・ノウハウを提供し合うことで、世界がよくなるスピードを飛躍的に加速していきたいと考えています。

共によい社会をつくろう!と志を同じくする仲間がいることに、大きな喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。みんなでいい未来をつくっていこう

二つ目は、パブリックアライをカタチにしていくこと。
社会の課題をみんなの希望に変えていくことは、ボーダレスのフェローだけではできません。社会にいるたくさんの人の関わりが必要です。社会起業家の想いに共感し、自分も何かできないかと寄り添い・応援する人たち=アライ(ally)の関わり方をさまざまにデザインしていきたいと思っています。お金がある人はお金を、スキルがある人はスキルを出せる仕組み、エシカル消費者としてソーシャルビジネスを買い支える人たち、社会全体で、みんなで、いい世界をつくっていく仕組みにアップデートしていきたいと思います。

MEDIA / AWARD

メディア出演・受賞歴

PROFILE

田口 一成

1980年生まれ、福岡県出身。早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。卒業後、㈱ミスミ(現 ミスミグループ本社)を経て、25歳でボーダレス・ジャパンを創業。
社会課題を解決するソーシャルビジネスのパイオニアとして、日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」、EY「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン」に選出。2020年、カンブリア宮殿に出演。
TEDx『人生の価値は何を得るかではなく、何を残すかにある』の再生回数は100万回を超える。著書『9割の社会問題はビジネスで解決できる』はベストセラーに。

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