世界第二位の人口、GDP成長率7.3%と急成長を遂げるインド。一方で、貧富の格差は益々広がり、約3億人が1日1.9ドル以下で生活しています。貧しい人々は、地方から仕事を求めて都市部に出てきますが、教育を受けていないためどこにも雇用されず、多くの人は個人のメイドや、ゴミを拾ってリサイクル業者に出すことで生計を立てています。その中でも、社会的地位の低い女性は厳しい状況に置かれています。低賃金、無休で働かざるを得ず、母親は教育の重要さを認識しているものの、子どもを学校に通い続けさせることができず、その子どももまた母親と同じように貧困から抜け出せずにいます。
母親としての強みである家事スキルに付加価値を付けて、プロフェッショナルなお掃除サービスを主にインド人富裕層に提供しています。自社でマナー・掃除スキルの研修を行い、プロとして働きます。自社で雇用する際、子どもを通学させることを条件としています。
教育を受けておらず、スキルがないためどこにも雇用されないスラムの女性が、プロのとしての掃除スキルを身に着けて安定した収入を得て、貧困から抜け出せる社会を目指します。母親の収入をあげて子供が学校に通い続けることで、理不尽な環境下に生まれても貧困から抜け出せる社会を目指します。また、スラムの女性たちが自立し、誇りをもって働ける仕事を創っています。
VISION