マヤの伝統産業を高めることで

女性の尊厳を守る


ilo itoo株式会社
代表取締役社長
大久保 綾

 

ilo itoo

ilo itooとは

  • ジェンダー差別、また民族差別に苦しむマヤ系民族女性の問題を解決。
  • マヤ伝統工芸の付加価値を高めてブランディング。
  • 「作り手と使い手の幸せをつなぐものづくり」を。
 

SOCIAL IMPACT

 
現地に伝わる伝統織物やその他工芸品を使った商品を企画・製造・販売することで、現地に直営工房を設置しマヤ民族女性の雇用数を増やすこと、また各村々に伝わる工芸技術の取り扱いを増やすことをソーシャルインパクトとしています。
また、各種工芸技術に長けている女性を積極的に採用することで女性リーダーの創出、その地に伝わる技術に携わる生産者を増やします。
(2019年3月ごろ更新予定)

SOCIAL BUSINESS

どんな社会問題を解決するか

ジェンダー差別、また民族差別に苦しむマヤ系民族女性

グアテマラの人口の約半数を占めるマヤ先住民族。古代マヤ文明の時代からその国の伝統・文化・産業を支えてきたマヤ民族の末裔でもあります。16世紀スペイン植民地時代から続く民族迫害や長く続いた内戦の影響で民族差別に苦しみながらも、誇り高きマヤ民族はその伝統文化を頑なに守ってきました。
とりわけマヤ文化において根強く残る男尊女卑により、マヤ民族女性は教育の機会を得られず、読み書きができないことで社会に出られず経済的な力を男性のみに頼らざるをえない状況が続いていました。控えめでいて根気強いマヤ民族女性は家事や育児の合間にできる得意な手織物や手工芸を生かして賃金を稼いでいました。
ジェンダー差別、また民族差別に苦しむマヤ系民族女性

どうやってアプローチするか

マヤ伝統工芸の付加価値を高めてブランディング

23の部族から形成されるマヤ民族。その村々に伝わる特徴的な伝統工芸を用いて世界に通用する高付加価値のある商品を企画・生産。
商品に使用する生地は、彼女たちが日常的に今もなお着用する伝統衣装の古布。母から子へと受け継がれ家庭で大事に着古された手織りの木綿布はしなやかでいてとても丈夫。彼女らにとっては着古した衣装でも、世界的なマーケットとしては伝統価値、希少価値の高い手織物。そこに着目し、現代のライフスタイルにあったデザインに起こし、アップサイクルすることでさらに付加価値を高めブランディング。
生地の仕入れ、裁断、縫製、品質管理まで現地直営工房にてマヤ民族女性らが行い、日本へ輸出します。
日本にはない独特な配色と素材、珍しいデザインは、日本の百貨店やセレクトショップにおいても一目おけるブランドに成長。

マヤ伝統工芸の付加価値を高めてブランディング

この事業が目指す未来

作り手と使い手の幸せをつなぐものづくり

マヤ民族女性の潜在能力が最大限に生かされることで、自らが国の伝統産業を支えているという自負や、作ったもので人を幸せ手にできるという自尊心を高めていけるブランドを目指します。実際に、工房に勤める女性たちは、得た収入により子供への教育費を賄ったり、また貯めたお金で自らの工房兼店舗を構えた女性もいます。また年に一度のグアテマラツアーの開催により日本のお客さんと出会い交流することで、さらにilo itooを支える作り手としての誇りや自信が芽生えたようです。
大量生産の一過性のファストファッションが出回る世の中だからこそ、手仕事の温かみを感じられ作り手の顔が想像できる商品づくりを目指しています。作り手も使い手も社会も幸せになるサイクルを作り出し、グアテマラと私たちをつなぐ架け橋となりたいです。

作り手と使い手の幸せをつなぐものづくり

この事業を創った
事業家

ilo itoo株式会社
代表取締役社長

大久保 綾

1982年、福岡県出身。服飾を勉強していた学生時代に出会った一冊の本をきっかけにグアテマラを旅しました。そこではマヤの伝統手織物やその色彩センスに魅了されると同時に、貧困の現実を目の当たりにしました。大学卒業後グラフィックデザイナーとして働きましたが、グアテラのことが忘れられず、仕事を辞めて再び単身グアテマラへ。スペイン語と織物を習う1か月の滞在。その後青年海外協力隊として派遣され2年滞在。そこで彼女たちの持つ手仕事を活かし、デザインやアイディアを提供することで伝統産業を高め女性に雇用を作ろうと決意。帰国後2012年個人事業主としてilo itooを始めました。
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ilo itooの
メンバー

大橋 希
事業開発
なぜこの仕事をするか?
貧困という自分ではどうしようも変えられない状態を抜け出すための機会をつくるため。
奥川 季花
事業開発
なぜこの仕事をするか?
土砂災害による水害被害をなくしたい。そのために地元和歌山に帰り水害の原因の一つである「林業」に関りたいと思っています。

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