
12月18日(日)、ボーダレス・ジャパンの社会起業家たち9名が、ソーシャルビジネスの実情について語るSEED BUSINESS FORUMを開催いたしました。
事業社長が一堂に集う公開イベントは弊社初の試みでしたが、定員の2倍以上の方々にご応募いただき、大変盛況のうちにイベントを終えることができました。
フォーラムは、①各事業社長によるプレゼン、②創業者2人のトークセッション、③新創業プログラムSEED説明会の三部構成で行いました。
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事業社長によるプレゼンの部では、それぞれがボーダレス・ジャパンでソーシャルビジネスに取り組むようになるまでの経緯や、各事業のビジネススキームについてお話しました。
ソーシャルビジネスを行う中での成功話だけではなく、事業社長として経験した苦労話や、これまでに失敗した事業まで、包み隠さず語りました。
創業者トークセッションの部では、社長・田口と副社長・鈴木が、ボーダレス・ジャパンの創業経緯、一般のビジネスとソーシャルビジネスの違い、ソーシャルビジネスに必要なものなどについて熱く語りました。また、質疑応答の時間には、「ソーシャルビジネスが一般のビジネスと同じ土俵で戦う方法」「事業で必ずしも全員を救えない状況での気持ちの整理の仕方」等の質問をいただき、ソーシャルビジネスだけに取り組むボーダレス・ジャパンならではの議論となりました。
フォーラム後のアンケート結果では、「今後、自らソーシャルビジネスに取り組みたい」と回答した人の割合は全体の7割と、非常に高い割合でした。
具体的に取り組みたい日本の社会問題としては、「日本のホームレス問題」、「障がい者差別」、「食料廃棄問題」、「子どもの貧困格差」、「精神疾患に起因する若年層のひきこもり・自殺問題」などが挙げられました。
また、世界の社会問題としては、「ラオス南部のコーヒー生産地における貧困」、「アフリカの元子ども兵士の社会復帰支援」「カンボジアの性奴隷問題」「東南アジアの児童労働」、「環境汚染問題」など、その分野は多岐にわたっていました。
ご参加いただいた方々には、
「ソーシャルビジネスは稼げないイメージだったけれど、ボーダレスの事業規模を知って自分の中の常識が覆されました」
「リスクをあえて引き受けて闘っている事業社長たちの話を聞き、自分も挑戦しようという勇気をもらいました」
「ソーシャルビジネスは生ぬるいイメージがありましたが、一般のビジネスと同じように、もしくはそれ以上に本気で取り組んでいることが伝わってきました」
と感想をいただきました。
今回のイベントが参加者にとって、本気で社会問題を解決するためのソーシャルビジネスへの理解を深め、解決したい社会問題へのアクションを起こすきっかけとなればと思います。
「ソーシャルビジネスには興味があるけれど、まだ明確なビジネスプランを描けていない」という方には、ソーシャルビジネスを学ぶ機会を定期的に提供する、副社長・鈴木によるビジネスプランの創り方に関する講義、社長・田口によるビジネスプランのブラッシュアップを受けられる【SEED ACADEMY】に参加できます。
早速、1月14日に第1回【SEED ACADEMY】が開講となります。第一回目は、「ソーシャルビジネス概論とソーシャルコンセプトの考え方」 というテーマで、副社長・鈴木がお話しいたします。
日時:1月14日(土) 9:00~
場所:市ヶ谷オフィス / 天神オフィス(オンライン中継予定)
参加条件:SEED MEMBERへの事前登録
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