
今期、ボーダレスにひっそりと立ち上がった新制度がある。
その名も「バディ」!
そんなバディ制度の第一号として、私、作内大輔が任命された。
私はボーダレス・ジャパンへ9年前に入社し、シェアハウス、ハーブティ、革製品などのいくつかの事業部に所属した後に、ちょっとだけど事業社長も経験した完全な古株。
2か月前、そんな私に田口から「さくちゃんバディやって」と急に任命された。最初は「は?バディ?ボディ?」という感じだったが、2か月も経ちようやく全容が見えてきたため、制度化されたこの「バディ制度」について、私自身が少しづつ語っていこうと思う。
1.新制度バディとは何か
バディとは、その名の通り「相棒」のこと。
相棒??ドラマかよ!と思われるかもしれないが、バディというのはボーダレスで起業する若き社長と共に事業を創っていくパートナーのことだ。
ただ、バディの仕事は事業サポートとか、フォローとかいう甘ったれた言葉ではなくリーダーと毎日のように膝を突き合わせ、同じ目線で喧々諤々と経営について語り合う、正に「相棒」だ。社長側が「この事業で大切なのはこれなので~」と言ったとしても、バディである私が「ちがーう!!こうだろーが!!」という事もあるし、「作内さんの言ってる事って、単なる理想っすよねぇ!」となることもある。
つまり、ガチ。
社長の完全なガチパートナーがバディだ。
そして、ある程度経営が体を成すようになると、「いままでありがとう。探さないでください」という置き手紙をして、またどこかの新規事業へと旅立っていくという、さすらいの人物的な側面もあるのだ。
2.なぜ、バディ制度が必要だったのか?
ボーダレスには現在10を超える事業が存在するが、これらの事業を経営する社長たちは誰もが経験と実力を持ったTHE経営者というわけではない。むしろ、ほぼ全員が経営初心者である。ボーダレスリンクの加藤彩菜のように入社1年目で起業したケースや、JOGGOの高橋亮彦のように入社3年目で突然社長を任せられる者もいるぐらいボーダレスではいつ誰が社長になるかわからない。「え?名刺交換もできないお前が社長?なの?」みたいなことが普通に起きる。
またまた、ブログだからってオーバーに言ってるんでしょ?といつも言われるが、これが驚くぐらい本当の話で、完全に能力よりやる気を優先させて事業を任せている。やる気さえあれば、能力なんてやがて付いてくるんだよ!というのがボーダレスの考え方。
もちろん、やる気に加えてビジネスプランの策定は超真剣にやっており、このビジネスプランの承認が下りない限りは決して新規事業を立ち上げる事はできない。
そんな若いスタッフが社長になったときに問題になるのが、
経営に関するノウハウ不足。
経営といえば聞こえは良いが、ほとんどが20代のうちに社長になるため全ての経験が足りていない。事業運営に関する商品企画から生産、販売、集客、オペレーションに至るまで本当に全て。だからこそ事業運営の経験とノウハウを少し知っている存在がとても重要になる。いつも側にいることで、彼らの気付かない視点に気づけたり、手が回らない仕事や苦手な仕事を担うことができる。時にはメンタル面での相談にだってのったりする。
3.バディの役割
意外なことに、起業をしたばかりの社長は経営のことを考えられない。考えられないというより、考える時間が無いという現状がある。
スタートしたばかりの事業では、経理や資料作成、WEB構築などのおびただしい量の準備業務に追われてしまう。これらは事業運営上とても必要な事なのだが、ふと気付くと事業開始から数カ月が経過してしまっている事も少なくない。だから、バディの役割はそんな仕事から社長を解放し、商品開発やマーケティング、オペレーション構築など社長をできるだけ経営だけに意識を集中させることがメインタスクとなる。
まとめると、バディの仕事はこうだ。
<バディの主な仕事まとめ>
・社長が気づかない視点での企画・アイデア出し
・社長が伝えたいメッセージの見える化(パンフレットやWEB構築)
・社長の仕事を楽にするオペレーション構築(商品出荷や在庫管理など)
・プロとして社長が迷わない道筋を明示すること
最初、若いビキナー社長たちはとても頼りない。経営もできない。
それでも、彼らは経営者としてどんどん成長してくる。まるで産まれたばかりの赤ちゃんのように吸収する成長スピードには毎回驚かされる。
そこには、「社会問題を必ず解決してやるんだ」という誰にも負けない情熱と、「このビジネスを成功させるんだ」という高いモチベーションが人一倍備わっているからだと思う。そんな一面を見ていると、この若き社長を成功させてやりたいと心から思えてくる。だから、自分自身ももっと成長しないといけない。
バディも負けてはいられないのだ。
そんなこんなでバディ制度はじまりです。
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