ボーダレスグループには、社会問題の解決を目指して起業した社会起業家だけではなく、彼らとともに事業をつくるスペシャリストも集まっています。ここに来た理由は「社会貢献に携わりたい」「新しいことに挑戦したい」「自分のビジネス力を試したい」など様々。

この「シゴトファイル」では、そんなスペシャリストたちに、働き方や仕事のスタンスをインタビューしています。

第3弾となる今回は、ビジネスレザーファクトリーの店舗開発と採用を担当する、チホこと加藤千穂のインタビューです。そもそも、なぜボーダレスに?入社までのストーリーを聞いてみました。

 

海外が好き、接客が大好き!だった新卒のころ。

―チホさんの前職はウェディングプランナーでしたよね。ウェディングプランナーといえば、人生一度の幸せの晴れ舞台を支える人気のお仕事。責任も大きそうですが、楽しそうなイメージです。

「そうなんですよ。今考えても、ウェディングプランナーって奇跡の仕事だと思うんです。
お客様の最高の舞台を作るために時間をかけて準備して、毎回感動をいただいていましたが、
それ以上に、新郎新婦様から感謝されることも多くて。そんなお仕事って他にないと思います。

今まで担当した挙式のご夫妻は忘れられませんし、いまだに連絡をとっている方もいるほど。

そしてプランナーとして3年半勤務したのち、
かねてよりあった、海外に対する憧れ“語学”を使った仕事がしたい!という思いが強くなり留学を決意しました。」

 

 

 

僕は幸せだ。だって夜空を見ながら歩くことができるんだ。

―留学先はオーストラリアやカナダのような途上国。チホさんがソーシャルビジネスに興味をもつきっかけって何かあったんでしょうか。

「カナダの都市トロントへ短期留学していたときのこと。南米のある国から来た友人と食事をしていて、ふとこぼした言葉があって。

それは『今、僕は幸せだよ。だって夜空を見ながらひとりで歩くことができるんだから』というもの。その時、わたしはピンとこなかったんですけど、別れたあともなんだか頭からその言葉が離れなくて。

自宅に戻りその国を調べてみると、“物資の入手困難、内戦が頻発、家の前で人がさらわれる、盗みは多発、移動は車でないと危険”という事実が次から次に出てきました。当時、日本人が渡航禁止とされる国の1つだったんです。その時、幸せだ、と笑った友人の顔を思いだし、そういうことか、と…。ぐっとこみ上げてきたものがありました。『世の中、不平等だ!』って。彼はたまたまその国に生まれただけなのに、どうしてなんだろう、って。」

その日の夜、以前から知っていた会社“ボーダレス・ジャパン”を気づけば検索していました。

 

それからというもの、ベッドの中でWebサイトに載っていたブログを毎晩読みました。最初から最後まで全部(笑)

当時のわたしは、この後の人生をどうするかは留学すれば簡単に見つかるはずと思っていたけれど見つけることができずにいたんです。でも、この夜の出来事が大きなきっかけとなり『ソーシャルビジネス/ボーダレス・ジャパン』を留学後の道として意識するようになったんですよね。

 

未経験で出会った、大きなやり甲斐

―帰国後、東南アジアにも出向き、貧しい地域の状況を目の当たりにしたチホさんは、ソーシャルビジネスでこの人たちを貧困から救いたい』と意志をいっそう強くします。そうしてボーダレスに入社。実際に働きはじめてどう感じましたか?

「新卒からブライダル業界、留学先でも接客ばかりしてきたわたしにとって、まったく違う道のボーダレス。みんな“すごい人たち”に見えて『わたしの特別なスキルって何?わたしには一体何ができるんだろう?』と壁を感じてしまいました。ボス(注) との面談で、自分のこれまでのことや、得意なこと・好きなことなど、ありのままを話し、『ビジネスレザーファクトリーの店舗開発をしてみたらどうか。』と。そのまま配属がきまりました。」

(注)ボス:代表田口

 

―ビジネスレザーファクトリーは、『バングラディッシュの革工場で貧しい人々の雇用をつくる』事業。

そのままチホさんは店舗開発の仕事を任せられます。店舗開発ってどんなことをするんですか?

「わたしの役割は、オープンしてお店が動き出すまでをトータルで作る仕事です。出店地が決まった後、現地の視察をし、コンセプトを伝え、設計士さんやデザイナーさんと一緒にお店づくりが始まります。

そうして出てくるプランに、店舗什器をひとつずつ当てはめていくんです。

“その素材や色味はビジネスレザーファクトリーの世界観に合っているか?”

 店舗にすべてを表現していくんです。その間同時に求人を出し、面接、研修日程を組んでいきます。

店舗のハード(設備)もソフト(人材)もコーディネートできる仕事です。」

 

 

―店舗開発と人事という、普通の会社では決して一緒に任されることはない2つの職種に、今まで感じたことのない大きなやり甲斐を感じた、と話すチホさん。それってどういう場面で感じられたんでしょう。

「最初はもちろん未経験だったので不安でしたが、実際に試行錯誤しながらやってみると、“お店をイチから作る”ってこんなにおもしろいんだ!と気づいたんです。ひとつひとつ想いを込め準備し、ようやく出来たお店にバングラディシュから届いた商品を揃え、お客様をお迎えする。そこで終わりじゃなくて、必ずわたしがやっていること、それは『数日間は販売員として店頭に必ず立つ』こと。

お客様のお買い物中の表情を見て、話を聴き『買い物はしやすいのか』『販売のスタッフはどのような接客をし、強みは何なのか』見極めていきます。

そうして、全てが意図した以上の形でお客様に届いていると実感できたとき、本当に大きな達成感を感じます。」

 

大変さより、おもしろさ

 

―前職や今まで経験してきたことより、仕事の幅は広く、やることは深くなった今の仕事。向き合い方にも変化があったといいます。

 

「前職のウェディングプランナーのときは、“目の前のお客様”だけを深く考えていたけれど、ビジネスレザーファクトリーでは、商品のはじまりである“生産者”から“お客様の手”に渡るまでをトータルで見ることが仕事なんです。全体を見た上でやらなきゃいけないことの多さに、大変!と感じることももちろんあります。でもそれ以上に、この仕事ならではのおもしろさが大きい!

前職のときから変わっていないことがひとつあって、それはお客様はじめ、関わってくださる人からの声が聞こえやすいところで働きたい、顔が見える位置で働きたい、という気持ち。自分の仕事が誰かのためになっている、それを直に感じれると、わたしは実力以上の力が出せるんです。」

 

 

―採用と合わせて、入社後の人事的役割もしているチホさん。今後どんなことにチャレンジしていくのでしょうか?

「ビジネスレザーファクトリーという舞台で働くメンバーそれぞれのストーリーを大切に、皆が気持ちよく働ける環境づくり・仕組みづくりに、より力を入れたいです。

例えば、メンバーの仕事にかける想いを掘り下げられる機会を作ったり、採用イベントに巻き込んで、一緒に働く仲間を自分たちで探したり、夢や目標を語り合える場を設けたり、お客様も巻き込んだイベントを開催したり…。みんなが誇りやプライドをもって、“仕事モードON‼”になれる仕掛けをこれからも作っていきたいですね。

そんな“演出家”になりたいんです。思い返せばウエディングプランナー時代にしていたのも、新郎新婦様が家族になり、大切な人に感謝を伝えるための演出なんですよ。全てがこうして繋がっているんだな、と身をもって感じています。」

 

『わたしの特別なスキルって何?わたしには一体何ができるんだろう?』入社してすぐ不安だったというチホさん。でも、沁みついていた“お客様の立場にたって考える”というホスピタリティの気持ちや、心を通わせた多くの人との出会い。それこそが、“特別な”チホさんの魅力。

一見関係ないと自分で思っている経験であっても、失敗してしまったことであっても、いずれそれはきっと活きてきて、自分らしい道を拓いていける。チホさんの笑顔をみていて、これからの新しい出会いがますます楽しみになってきました。

チホさん、ありがとうございました!

 

インタビュー連載―シゴトファイル―

Vol.1 金子健一(ビジネスレザーファクトリー)の場合。

「ソーシャルビジネスなんて意識高い」と思っていた広告マンが、ボーダレスで働く理由

 

Vol.2 呉原祐香(ビジネスレザーファクトリー)の場合。

未経験の仕事に挑戦してみつけた、自分のスペシャリティ

 

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