就職、進学、独立―。数ある進路の中から社会起業家への道を選んだ人が、毎年ボーダレス・ジャパンに集う。2018年4月に新卒で入社予定のメンバーに、この道を選んだ理由を聞いた。

1人目は、埼玉県出身の山岸 亮太さん。子どもが直面する数々の社会問題を解決すべく、自らソーシャルビジネスを立ち上げることを志す彼は、どんな学生生活を送り、これから何をしていきたいと考えているのだろうか。
(聞き手 / ボーダレス・ジャパン 新卒採用担当:石川)

学生団体、NPO、サークル―ひとの何倍も走りまわって辿り着いた「インドネシア」。


(タップダンスサークルのパフォーマーとして被災地や介護施設でも活動)

―昨年12月に内定が決まってから4ヶ月近く経ちましたね。山岸さんは、そもそも何を解決したいと考えているんですか?

山岸:子どもの貧困をなくしたいです。その結果、「やりたいことができる子ども」を増やしたい。特に、親がいない子どもは経済的に困窮していることが多くて、寄付や支援に頼らざるを得ない状態なので、この問題を解決したいです。まずは自分が最も深く関わってきたインドネシアの子どもたちを、と考えているんですが、それ以外の国、もちろん日本の子どもが直面する貧困も、支援じゃないやり方で変えていきたいです。

―場所に関わらず、「子ども」が大きなキーワードなんですね。いま挙げたような社会問題と関わってきた経緯や、大学に入ってやってきたことを教えてください。

山岸:大学入学後は、タップダンスサークルで副代表を務めながらパフォーマーとして被災地や介護施設などで活動したり、学生団体で貧困支援の活動をしたり、他にも国際協力NGOでボランティアツアーのコーディネーター、筋ジストロフィー患者の在宅介護のアルバイト、日本の子ども向け学習教室の先生など、とにかく色んなことをやってきました。

その中でも、「社会問題」を意識して海外に行ったのは、大学1年生の時でした。もともとアジアに興味があったので、渡航先としてメジャーなヨーロッパとかじゃなくてアジアを選んだんですよね。

1人で何も知らずに行くより、国際支援の団体を通して行った方がある意味安心だなと思ったので、最初は学生団体の活動で大学1年の夏にカンボジアへ行きました。貧困家庭の住居を建設するボランティアで、ホームレスのような人や、家として機能していないような劣悪な環境に住む人のために家を建てました。

アジアの貧困を支援する大きな団体で、現地の子どもとも関われるやりがいのある活動だったんですが、1度行った場所には2度行くことはできない、という決まりがあったんですよね。これに納得いかなくて。1度縁があったところは継続的に力になりたいと思ったので、団体は2年生でやめて、大学3年からは1人でインドネシアの同じ場所へ5回、渡航しました。観光開発や貧困支援という形で、その村の人々の力になろうと思ったんです。

自分の周りで社会問題をなんとかしようと思って頑張っている人は結構いるんですが、何か1つの課題に絞って頑張っている人が多いです。でも、自分は色んなことに挑戦していて、1つには絞れなかった。やってきたことを振り返りながら、いまの志に繋げてきたタイプですね。

社会問題解決の活動は大学生まで、が当たり前?!


(大学2年生では、トルコでの考古学研究プロジェクトにも参加した)

―学生の頃に社会問題解決と関わる人は多いですが、卒業後も何かしらの形で関わり続ける人って、あまり多くないですよね。どうして卒業後も社会問題と関わろうと思ったんですか?

山岸:自分の場合は、いままで目にしてきた社会問題と関わるのをやめるっていう選択肢は考えたことがなかったんです。どうやったら続けていけるのか?さらに問題を解決していけるのか?という視点でいつも考えていました。

NGOに就職することも考えましたが、運営側を経験したからこそ、良い点がよく分かる一方で限界も見えて。社会問題に対して早く・より大きな影響を与えようと思っても、お金などの制約があったんですよね。ここで続けていたら、自分がやりたいことはできないと思いました。だから違う場所で、やりたいことをやろうと思ったんです。

「やりたいことが早くできそう」だから、選んだ場所


(何度も足を運んだインドネシアで、大好きな子どもたちに囲まれた1枚)

―ボーダレス・ジャパンはどうやって知ったんですか?

山岸:たしか、3年生の5月ごろに「貧困 ビジネス」っていうキーワードでネット検索をしていて見つけました。正直、サイトを見た時は「何をしているのかよく分からない」と思ったんですけど(笑)、2016年新卒メンバーのプロフィールをみたら自分と似たようなことを考えている人がいたので、思い切って問い合わせしました。

詳しく話を聞いてみたら、「次の週にでも受けようかな」と思うくらい、やりたいことができそうで。支援じゃなくてビジネスで社会問題解決をするなら、ここで挑戦しようと思うようになりました。

―面接では、「やりたいことができる子どもを増やす」ために「"自走型"孤児院の設立・経営」をしたいと語っていましたね。

山岸:はい、寄付や支援で集めた資金で「子どもを保護する施設」を経営するのではなく、子どもたちが技術を身に着け、施設として「売れるものを作り、販売して利益をあげる」ところまで行うことで、なんとかビジネスとして回していきたいと考えていました。

無理だと言われるかも…と思いながら面接で社長と話したんですが、むしろそれをどう実現するかを一緒に考えていくような感じで。高校・大学進学というゴールの置き方や、孤児院で作る商品の具体的な話など、話せば話すほど自分のアイデアがブラッシュアップされていきました

―これからは、どんなことをしたいですか?

山岸:まずこの1年で重要なのは、卒業ですね(笑)。

そして日本の子どもの学習教室でのアルバイトと並行して、養護施設でも週2回、ボランティアとして関わり始める予定です。この1年はとにかく現場で子どもと接して、彼らに必要なものは何なのか、そしてそれをどう実現していくかを更に深堀りしていきます。

入社後は最速でつくりたい事業を実現できるよう、身に着けるべき力ややるべきことを具体化して進んでいきたいと思います。

―ありがとうございました。来年4月、楽しみに待っています!

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