人がものごとの捉え方や考え方を変えることを「態度変容」と呼ぶ。では、どのようなことをきっかけとして人は「態度変容」を起こすのか?心理学によれば、それを起こすのはコミュニケーションだけらしい。つまり人は人と触れコミュニケーションすることにより、自分を変えることができる。それ以外に方法はない。これはある本の一説なのだが、とても共感できる考え方である。

私がボーダレス・ジャパンでやりたいこと、それは「相手の気持ちになって考えることができる」「相手の喜びを自分の喜びと思える」そんな人間を育てることだ。

私は、2012年3月にボーダレス・ジャパンに入社した。初めに配属された事業はボーダレスハウス、ここでの仕事は本当に楽しかった。生まれた国も、文化も、考え方も違う者同士がシェアハウスで共同生活をおくる。パーティーなど遊ぶ時はみんな全力で遊び、時には喧嘩もし、時には朝まで熱く互いの夢を語り合う。入居者にとって人生の学びとなるような「きっかけ」を提供しているという実感があったし、自分もいろいろなことを入居者から学ばせてもらった。

またその中で組織のリーダーを任せられ、部下を育成するという仕事もやった。部下を持つことは前職でも経験していたし、出来るという自信もそれなりにあった。しかし、結果はそう上手くはいかなかった。部下にいくら語りかけてもこちらの想いがなかなか伝わらない、それどころか私との関係性を理由に辞めていくスタッフまでいた。
なぜだ?なぜ上手くいかないんだ?そんなことばかり考えていた。

当時の私が犯していた失敗、それは人を変えるには「きっかけ」が大切だと考えていたことだ。その人に気づきを与えたり、行きたい方向にいけるようにサポートしたり方向修正をすることが最も重要だと。
しかし、人を変えるということはそんな生易しいことじゃない。「きっかけ」だけで変わる人間なんてほんの一握り、そういう人間は自分の力だけでも十分成長していける。ではそうではない人を変える、成長させるにはどうすれば良いのか?

今はそれに対して「これだ!」という私なりの答えがある。
それは、「本当の自分の子供」と思って接すること、常に寄り添って良いところは褒め、ダメなところはその場で徹底的に指導する。相手が根負けするまでひたすら言い続ける、やり続ける。これが一番早く人は変わる、一番成長できる方法だと私は考える。

では組織が大きくなり部下も増えたらどうするのか?この方法は限界があるのではないか?
私はそうは思わない。本当の親なら子供が1人だろうが10人だろうが関係ないはず、自分の子供であれば全員に愛情を注ぐのは当たり前だし、叱る時は全力で叱るはずだ。どんなに組織が大きくなり、スタッフの人数が増えようとも「全員が自分の本当の子供」と思って接すれば絶対に伝わる、絶対に育てられる。私はそう信じている。

だからこそ、今高橋亮彦と二人でやっている新規事業BORDERLESS FACTORYを早く大きくし、たくさんのメンバーを抱え、そのメンバーを育てられる人間にならなくてはいけない。私と関わった全ての人が成長と喜びを感じられる、そんな環境を作る為に私はこのボーダレス・ジャパンにいるのだから。

革製品のOEM事業ボーダレスファクトリーのメンバー 高橋亮彦

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