今年も3月1日を迎えて、新卒採用の採用活動が解禁になりました。20卒は、「解禁」という言葉がツイッターを占拠する最後の代になるかもしれません。

私自身2015年6月に入社以来、新卒採用にはずっと関わっていて、2017卒〜19卒まで3世代の採用に携わってきたことになります。

その世代の中でも密に関わってきた、起業家コースのメンバーとして入ってきたのは18人。17,18卒で事業を立ち上げたのは2人で、これから準備に入るメンバーが1人。それから、19卒の4人は、まず事業計画づくりから始める予定です。
(※新卒採用で入ったわけじゃないけど、この春卒業するたけちゃんはすでに起業済み)

今回の解禁のタイミングで改めてボーダレスの新卒採用(ここでは起業家コースのこと)を振り返ったときに、変えるべきところが見えて選考フローを少し変えたので、その背景を書きました。

大前提「やりたいことのために会社を使う」

一般的な採用活動だったら「経営戦略としてこのくらい成長したいから、そのためにこのくらいの人員が必要で、こういう採用活動をする」と決めるのだと思います。

でも、この起業家コースの採用は「人数合わせ」のためではありません。。この人の問題をなんとかしたい!とか、こういう社会にしたい!と強く思う人が、それを事業で形にするためにボーダレスのプラットフォームを使ってもらうのが目的。
(だから、採用という言葉すらミスマッチだと思う)

そうなると入社はゴールではなくて、自分のやりたいことの実現を目指してビジネスの力をつけて、プランを書いて事業をつくって、「こうしたい」と思う社会に近づけていくことがゴールです。

知りたいのは「何をしたいのか」

(起業家コースのエントリーに必要なのは、名前・卒業年・メールアドレス・やりたいこと・そのためにやったことの5つだけ)

その大前提があるから、いわゆる履歴書に書かれるような内容や、SPIみたいなものは必要なくて、専攻もエントリー→面接2回というとてもシンプルなものでした。

そして、エントリーでも面接でもとことん聞くのは

心から実現したい社会は、どんなものなのか。
それを本物にするために、何をしてきたのか。

の2点セット。なぜそう思うの?そうしたの?を繰り返し繰り返し、聞いています。

よく勘違いされますが、起業や長期インターンの経験は必要なければ、カッチリしたビジネスプランも求めていません。両方ある人は、ボーダレスをわざわざ使わなくても多分、自分で起業できていると思います。

ここで起業するのは、こんな社会にしたい・この問題をなんとかしたい強い気持ちはあるし、そこに向けて頑張ってきた、でもあと一歩、どうやってビジネスにしたらいいか分からないーそんな人だと想定しています。

だからすぐ起業できるだけのビジネス力は必要ないけれど、やっぱり起業は簡単じゃない。本当に思い描くことを実現するまでの茨の道を抜けていくには、心から「実現したい」という気持ちが必要です。それがないと途中で折れるし、本人がしんどい思いをすることになるので、「何をしたいか」がとても大切だと思っています。

お互いを"ちゃんと知る"機会を

そんな思いで3世代の採用をしてきましたが、この前の3月1日(ほぼ、20卒以降に該当)から選考のステップを1つ追加しました。それが、短期インターンです。

その人の起業家マインドを知るにはこれまでのステップでも無理ではなかったのですが、その一方でこれは、受けてくれる人からすればちょっと不親切な側面がありました。

それは、選考の過程で会うのが、創業者と採用担当の私だけになってしまうということ。イベントに参加するパターンは別として、グループの中で起業したメンバーや、起業家と一緒に事業をつくっているメンバーと会う機会がなかったんです。

「自分のやりたいことを実現できる機会として捉えてほしい」と言うからには、ちゃんと、みんなにも中身を見てもらわなければ。本当にここで実現に向かうのが良いのか、見てもらわなければ。ということで、面接2回のあとに、福岡(多の津オフィス)での短期インターンを入れてみました。

福岡に来て1週間ほどすごすので、時間的な負担は増えてしまうと思います。でも、選考はこちらが一方的に見極める場ではなくて、お互いにとって「これがベストなのか」を考える機会であるべき。実際にオフィスの中で「メンバーと働く」ことを通してより深く考えてもらうために、こう変えようと決めました。

実態を見てもらう機会はまだまだつくれる

とはいえ、選考の中だけに実態を見てもらう機会を作っても、あまり状況は変わりません。選考を受けるかどうか決める前にも、もっと知ってもらう機会は作るべきでしょう。

個人的には、イベントのような改まった機会を作らずとも、自由に来て・見てもらえる状態をいつかは作りたいと思っています。例えるなら旭山動物園のように、私たちがやっていることをそのまま見れるような、そんな機会を早く作りたいと思います。

それは今すぐは難しいとして(笑)、まずは3月21日に新卒で入ってから起業したメンバーのトークイベント。これを皮切りに、もっと双方向な機会を仕掛けていきます。
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「こんな機会があったらいいのに」「こんなこと知りたい」と思う方は、ぜひ石川までご連絡ください。
Twitter:ei_blj
E-mail:e.ishikawa(at)borderless-japan.com
※(at) = @