はじめまして。東京外国語大学4回生スペイン語専攻の佐野友紀です。

グアテマラの手織物と刺繍を用いたファッションブランドILOITOOイロイトのインターンとしてグアテマラで活動しています。

インターンでは、日本人スーパーバイザーとして、現地の女性たちと共に民族衣装の布を使った巻きスカートを作っています。

今日はそのレポートや、いま取り組んでいることについてお話したいと思います。

 

 

グアテマラにインターン、決め手となったのは

グアテマラに来る前は、語学留学のためメキシコに3ヶ月ほど滞在していたのですが、ボーダレスグアテマラのインターン募集を見つけて即エントリーしました。

インターンを決めたのには3つの理由があります

以前から関心のあった「貧困問題」にビジネスという手法でアプローチしたかったこと
スペイン語を使って働いてみたかったこと
マヤの民族衣装や織物が好きでグアテマラという国にとてつもなく惹かれていたこと
 

そうしてはじまった、半年のインターン生活。

グアテマラに来る前は、社会人経験もなく、人の上に立って組織をまとめた経験もなく、現地でどんなことができるのだろうと不安だらけでした

しかし、もう1人の現地スーパーバイザーと協力することで少しずつ仕事にも慣れ文化も価値観も大きく違うメンバーと働く中で毎日試行錯誤しています。

 

インターンの仕事内容

ILOITOOの工房での日本人スーパーバイザーのメインの業務内容は商品の品質管理

それに加え

・工房のマネジメント、
・デザインや技術的なことに関して日本のILOITOOや技術コンサルタントとのやりとり
・古着の買い付け(1日に800枚ほど…!) など、幅広く関わらせていただいております。

 

「どうしたら効率良く、質の高い商品が作れるのか?

「どうしたらメンバーのやる気を引き出せるか?

「人数がどんどん増える中でどうやってまわしていくか?」 日々考えること、学ぶことばかりです。

 

ひとつひとつ、課題に向き合う

商品の品質管理】では、縫製が綺麗にできていない場合はメンバーにやり直してもらう必要があります。

ただ、「ミシンがまっすぐに縫えていないからやり直しね」と伝えるだけでは、改善策にはなりません。

どうしてまっすぐ縫えなかったのか? そこにあるのは、

・縫製技術の問題?ミシンの問題?布の問題?
・アイロンがきちんとできていなかった?裁断が悪かった?おしゃべりをしてたから?
・電気が十分に当たってない、などの工房環境の問題?

…など、きちんと状況を確認し、要因を根本的に考え、改善していく必要があります。

(このような場合、その要因はたくさんあることが多く、一つずつ改善していきます)

 

またメンバーに伝えるときに、悪いところを伝えるだけではなく、“モチベーションをあげるためにはどのように伝えたらいいのだろう?”と考え、言葉慎重に選ぶよう心掛けています。

 

また、最近の課題としては

以前は全スタッフ一人一人が全ての工程を行っていた工房のシステムから、より生産効率を高めるために、担当ごとの生産ラインを確立している段階なので(カッティングをする人、アイロンをする人、ミシンで縫う人、ミシンの中でも中心、サイド、ベルトのように各パーツを担当する人など)

まだまだ、人によって工程のスピードに差があり、新たな工程を入れる必要性が出てきたりとスムーズにいっているとは言えない状況があります

 

そのため、私は、

常に各工程の進捗を把握し、作業スピードやメンバーの適性等を考慮した人員配置を考えたり、
翌日の作業内容、生産目標を調整したりしています。

 

私自身一工員ではなくスーパーバイザー働くにあたり、全体を把握する広い視野を持ち、即座に的確な判断ができるよう、努めています。

 

まだまだここで学びたいことがある

6月に私がやって来た時には、この工房で働く女性は5名だけでしたが、どんどん増え、今は15名に!

急速に成長するILOITOOの多忙な中ではありますが、この夏、日本へ商品を発送した際には、

『自分たちが作ったものが日本に届き、お客様の手に渡るんだなあ』と、ものづくりの楽しさを実感することができました。

 

 

インターンという身ながら、このように多くの業務に携わり、大好きなグアテマラの民族衣装の布を使ったものづくり、マヤ女性のエンパワメントに関わらせていただけること、とても嬉しくやりがいを感じています。

すでに半年のインターン期間の半分以上が過ぎてしまいましたが、

グアテマラの貧困のこと、民族格差のこと、男女格差のこと、ソーシャルビジネスでどう社会問題を解決していくのかなど、

まだまだここで学びたいことがたくさんあります。残りの期間も、全力で考え、学び、吸収していこうと思います!