座右の銘
「今ここにいる、ということ」
なぜこの仕事をするか
"この人じゃないとできない「デザイン」 この人にお願いしたいと思えるデザインスキル 無駄なものを排出しないデザイナーになる"
わたしの履歴書

1982年3月、神奈川県に生まれました。
幼い頃は、週末のボーイスカウトの活動が楽しみで、ウィークデーの記憶があまりありません。あれだけ必死に覚えたロープの結び方も、今ではダンボールや雑誌を紐で縛るくらいしか活用度はありませんが、普通に生活していては経験できないようなことを沢山やれていたのだと思います。
高校生になり浮ついた気持ちから手を出したギターは、マニアックなまでの趣味となっています。今でこそ自宅ライブ&自宅作曲ですが、15年程バンド活動をしていました。
バンド活動の中で、「人に頼むより、自分でフライヤーを作りたい」といった気持ちが、もとよりD.I.Y精神が豊富な私は自己流でフライヤーやポップを作るようになりました。
そのうち色々な人のフライヤーやCDジャケット、ウェブサイトを作るようになり、気づけば仕事になり、デザイナーというポジションにいます。
前社では、主にメンズレザーシューズ・レディースのカラーオーダーパンプスを販売する自社サイト・ECサイト、販促ツールなどのデザインと写真撮影を担当していました。
もともと興味のなかった靴業界でしたが、国内のシューケアアイテムを販売する会社で講習を受け「シューケアマスター」の認定を受けるほど革靴には詳しくなりました。
ビール片手にのんびりシューケアするのが、週末ののんびりタイムです。
バンド活動が長かったせいか、インテリア材の営業や飲食・販売など年齢のわりには経験している職業が多いかもしれません。そんな経験が「他にはない経験値としての旨味・視点」みたいなものをデザインに反映できればと思っています。
これまで「何かを売る」や「何かを告知する」ツールとして紙媒体やウェブなどのデザインをしてきた中で、消費することだけが悪とも思えませんが、常々「何の為に?」と疑問符が生まれることも多くありました。ボーダレス・ジャパンでは、それが常に「何かの為になっている」といった実感が強くあります。これは今までになかった感覚です。
今はBORDERLESS FACTORYというOEMの事業部でデザインを担当し、日々レザー製品と向き合う毎日です。もともとWebではなく紙媒体がメインなので、リアルに触って感じられるものが近くにあると落ち着きます。
紙が好きなのも、紙や印刷の手法によって、インクの匂いや紙の手触りなど五感を刺激する分野だから。Webでは感じることが、難しい。
誰もが当たり前すぎて等閑にしがちな感覚を、活版や木版、特殊紙印刷は思い出させてくれます。
デザインの分野にもユニバーサルデザイン「文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに使えるデザイン」という概念がありますが、「差異を問わない」という部分で、「感じる」といったことはとても重要な部分かと思います。
UDを軸に「誰もが感じれる、あたりまえのデザイン」を広げたいと考えています。