座右の銘

為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり

なぜこの仕事をするか

自分の意思でなく、自分を取り巻く環境によって 自らの道が決定されてしまう社会を変えるためです。

わたしの履歴書

1993年1月、京都生まれ、京都育ち。
2個下の妹は乳卵肉魚ほぼアトピー、さらには喘息持ちというサラブレッドに生まれたものの、私は幸か不幸か風邪も引かない丈夫さで、とにかく外に出ては擦り傷を作って帰って、また外に出てを繰り返す長女でした。

両親は共働きで、6年間児童館で預けられましたが、
キャンプや川遊びなど沢山自然の中での遊びを学び、すくすく成長。

小学校の総合の授業で、「社会貢献」の世界を初めて知りました。
赤十字の人たちを見て「すごいなー」と思ったものの、数学・理科が壊滅だったため医者は無理と即断念。
算数から逃げるように、高校・大学は英文科へ進学。

大学在学中は、せっかくなら京都にいるなら日本人として自分の国の文化の1つは語れるようになりたいと祇園のお茶屋で4年間アルバイトをし、お金を貯めては国内外問わず旅行へ。
知らない土地で、知らない文化を五感で感じるのがすごく好きでした。

将来の道として「国際貢献・社会貢献」を意識したのは大学2年生。
掛け持ちしようか悩んで行った派遣のバイトの面接で隣に座った人に、たまたま教えてもらったピースボートの世界一周の船旅。
「え!めっちゃ楽しそう!私も行きたい!」というだけで即応募。

船旅で知った世界のこと。テレビや教科書では知っていたけど、実際現地の人から聞く紛争、貧困のこと。
特に他人事ではなかったのが、「紛争地域で性奴隷として働かされた女性たち」。
実は私も高校時代に女性として無体を働かれたことがあり、心をぐさぐさ刺されている程に聞いていて辛かった。
「貧困が紛争を生み、紛争が性暴力を生む」一因となる事を聞き、これを解決する為に私は生きようと決意。

ピースボートがNGO団体だったのもあり、「NGOで働く」という事が目標に。
しかし、NGOはインターン経験や中途経験が必要で、「何でもいいからひとまず3年就職を」と言われ、悩んでいた就活中、またも無体を働かれる。

「またかい!しんどい!ちょっといま人のために生きれる余裕ない!とにかく私は強くなるで!」と急遽進路変更。 手っ取り早く心も体も強くなり、出来れば英語を使いたい→自衛官しかない!と思い、陸上自衛隊内部で英語で学んで通訳になろうと決め、無事内定。研修(というか訓練)に明け暮れた半年。
当時も今も腕立て伏せは1回も出来ませんが、銃も打ったし匍匐前進もちゃんと5種類学びました。
さあ卒業!と思った矢先、まさかの1単位不認定で卒業出来ず。

事前に研修にいく事を伝えていた先生がイギリス人で、私の英語が拙く、上手く伝わっていなかったようでした。
「うそやん!まあでもいいか。メンタルももう回復してきたし、自衛官で強ならんでもいいか。ほな好きな仕事しよー!」と即辞退。
卒業を半年延ばし、再就活。

せっかく3年働くのだから「やりたいこと」ではなく「好きなこと」をしようと、打って変わって接客業の道へ。
飲食・美容・ブライダル事業を手掛ける会社に新卒入社。
ブライダル志望で式場のある広島へ引っ越したものの、気づけば2年でカフェの店長昇格。
「なんでこうなった?」と思うも、始めてみれば飲食楽しい!店長も楽しい!
お客様のこと、スタッフのこと、会社のことを考える毎日。

入社4年目、上司に提案して頂いた、会社でのこれからの道。
今の会社は好き、仕事も好き、もちろん人も好き。
「でも何でそもそも私いまここにいるんや?」「自分の労働力と、自分が生み出すお金は誰のために在りたいんや?」と原点回帰。

しかし、入社前と考えが大きく変わった事が1つ。
「お金を稼ぐ大変さと大切さ」を知れたこと。
前職はアルバイトさん、部下社員、自分の給与は全て店長裁量で、基本は定期面談で成果を踏まえて、人事や上司に打診していました。

NGOは職員の方の給与は主に助成金や委託費と呼ばれるもので支払われており、プロジェクトの成功・失敗に関わらず給与を受け取る仕組みです。
「目の前のお客様が支払って下さったお金で、私は生きているし、スタッフの給与も上げる事ができる」
「やりたい事は勿論あるけど、自分たちのやった事への対価とかスタッフの給与は、自分たちで生み出すべきでないのか」

それは店長をやらせてもらったからこそ抱けた事で、一度前職に入社したのは遠回りでなかったし、私にとって大切な4年間でした。
※NGO、民間はただただ役割の違いだと思うので、どちらが良い悪いとは全く思って無いです!

長くなりましたが、以上の経験から私は「NGOではなく、ビジネスで貧困を解決したい」という結論に至りました。

その時に、学生時代から知っていたボーダレスしか無いと強く思い、催事担当として「ビジネスレザーファクトリー」に入社しました。

貧困を解決し、ゆくゆくは性犯罪を無くす事が人生の目標です。
今の私ではこの大きすぎる夢に対して無力に等しいですが、人の夢を笑わず、またそれぞれ1人1人に夢を持ち一緒に切磋琢磨できる今の環境が本当に嬉しいです。
世界中の人が自分自身を愛し、認め、自分の可能性を自分で見出せる社会にするため、日々邁進します!

※入社時の内容のため所属が異なる場合があります。