座右の銘

If you are more fortune than others, build a longer table not a taller fence.

なぜこの仕事をするか

生まれた環境によって、子供達の将来の可能性が制限されることのない環境を創りたいです。
そのために、まずは世界中の子供達が教育を受け続けることができるように両親、特に母親に安定した雇用環境を提供します。

わたしの履歴書

呉原郁香

大阪市出身です。


一卵性双生児の双子の姉として生まれました。
顔も身長も話し方もそっくりな片割れがいます。
そして幸運なことにもボーダレスで一緒に働いています。よく双子だというとテレパシーはあるのか?と聞かれますが、全くありません(笑)。

妹の他にも2人の弟がいます。長女なので、姉御的なで世話焼きな性格です。
生まれたときから、双子の妹といつも一緒だったので幼い頃は、毎日殴りあいの喧嘩をするような活発な女の子でした。また幼い頃から何事につけても双子の妹と比べられてきたので人一倍、負けず嫌いなところがあります。どこに行くときもいつも妹がいてくれたので、新しい環境に身をおくときの恐れなどは全く感じたことはありませんでした。

小学生のときにユニセフのドキュメンタリー番組で過酷な環境で生き抜く子供たちの姿を見て、どうして生まれた国や地域で富と貧困の差が生まれるのだろう。と胸の締まる思いになったのがきっかけで将来は、国際協力に携わる仕事に就くと決心しました。

そのような中で国際協力に携わるのであれば、必ず英語が必要だと考え、高校で1年間アメリカに留学することを決心します。高校2年の夏、アメリカミネソタ州の現地高校に進学し、世界中から来る留学生と多く交流し今までに知らない世界がよりあるのだと知り、より世界へ目が向いていきました。

帰国後は、関西学院大学総合政策学部に進学し国連の掲げるミレニアム開発目標を軸とする政策について、国連機関でご活躍されていた教授や講師の元、開発について学びました。

学生時代は、西アフリカの観光業について研究していたこともあり、3ヶ月ガーナの観光業を活性化させるプロジェクトを行っている現地NGOでインターンに参加。
NGOでは活動資金が必要なため、私は民間企業に対して資金調達を行いましたが自分たちのビジネスに精一杯で、現地のNGOに資金提供してくれるスポンサーはごく稀です。この経験で民間企業、様々な財団に頼る資金回りでは大きなインパクトは生み出せないと強く感じました。ガーナでは世界中からインターン生が集まっており、世界各国の紛争や汚職問題、貧困問題について毎晩白熱した議論を行いました。そのような中で自分の知らない社会問題が世界中にはよりたくさんあるのだと知り、自分の目で確認したいと考えました。

そして4年生の春、1年間大学を休学して世界各地でボランティア活動に参加し社会問題を認識することを目的とし、世界一周に出発。
アジアや中南米とバックパックで周り、ゴミ問題や汚染問題、雇用問題、動物の問題など様々な問題に直面しました。旅の途中、中米のグアテマラで現地の雇用の創出、安定を目的とした事業を行うSpanisimoの創業者に出会いました。ビジネスを通じて雇用問題を解決するというSpanisimoの経営を見てこれだ!と思い、1日目からさっそく働かせてくださいと懇願しインターンとして働かせていただくことになりました。世界各国の社会問題を確認するよりも、目の前にある社会問題を解決しているビジネスのあり方について興味を持ち8ヶ月間Spanisimoで働きました。

その後、帰国し自分も1から社会問題を解決する事業を生み出したいと就職活動に励みましたがそのような企業はあるはずもなく、どうしようかと迷っていたところボーダレス・ジャパンと出会い、ここしかないと思い入社を決めました。
内定をいただいた後は、ウクライナの国連開発計画(United Nations Development Programme)のプロジェクトにYouth Volunteering Specialistとして青少年のHIV/AIDSの予防教育や市民活動の活性化を目的としたプロジェクトに半年間働きました。

ウクライナでプロジェクトに従事中に、大きなデモが発生したことにより政治についてより関心が深まり、各メディアでは放送されないような情報やドキュメンタリー映画を見る機会が多くありました。国際協力をするにあたって、政治や国際関係が複雑に関わりあっているのだと再認識。

入社後は、ビジネスレザーファクトリーの事業部長を兼任し2年間で300人の雇用を達成。その後、結婚出産を経てグアテマラへ戻り、マイクロファイナンスの発展版「マイクロフランチャイズ」モデルを確立する。
2年後、帰国しマイクロファイナンスの重要性を認識。現在、新しい資金調達の事業モデルを検討中です。

NGO/NPO、国連機関と少しずつ経験してきましたがその中でもやはりソーシャルビジネスを通しての社会問題解決が一番持続可能な方法だと考えています。そこで、ボーダレス・ジャパンを利用し、多くの社会問題解決のため日々奮闘中です。ボーダレス・ジャパンが多くの人々に知れ渡り、より多くの人が社会起業家として社会問題に取り組めば、世界中の皆が生まれた国や環境によって可能性を制限されることがなくなると信じています。

※入社時の内容のため所属が異なる場合があります。