座右の銘
いつも心に太陽を
なぜこの仕事をするか
自分が一緒に働いている方々、そして自分が売っている革製品たちに自信と誇りがあるからです。
わたしの履歴書
わたしの人生は大きく4期に分割できます。
まず1期から。
私は両親や姉、親戚からとてつもない量の愛を注いでもらいました。今もなおです。特に小さい頃はひたすら姉を追いかけていました。姉がピーマンが好きだと言えば私も好きになり、姉がにんじんが嫌いと言えば私も嫌いになりました。
そして姉も姉で自称シスコンを名乗るほど私を溺愛してくれました。しかし成長するとともにマイペースすぎる姉を反面教師にすることも少なくなかったため、今では姉とは性格も趣味嗜好も好みもすべてにおいて正反対の道を歩んでいます。
そして私の人生は中学高校時代の2期に突入します。
中学高校は吹奏楽部に入部し、ここでコンサートミストレス・学生指揮者という、部長や副部長の管轄ではない技術力向上を担う役職をいただきました。責任をもって自分の仕事をまっとうすることや人間関係構築能力など社会で生きていくうえで必要なものの大半はこの吹奏楽部時代に培われたと思います。
それと同時に女子が多い部活にありがちな先輩からのスカートが短い、挨拶の声が小さい等の洗礼もしっかり受けました(笑)今では良い思い出です。
そして大学時代の3期です。
部活に没頭することを口実に受験勉強から逃げ続けた結果、見事に第一志望の大学には落ちました。思えば、私の人生での一番の挫折はこの大学受験だったような気がします。
ただ、私は大学4年間、一度もこの大学に入らなければよかったと思ったことはありません。専門的に勉強したかった文学と図書館司書に関する知識を貪欲に追いかけることができ、出会うべき人に出会うことができ、間違いなく充実した日々を送りました。
私の人生における挫折は4年の時を経て、挫折ではなくなりました。
そしてこの大学時代、私はボーダレス・ジャパンで(いや、この世で)一番憧れている加藤千穂さんに出会います。
当時、塾の講師としてアルバイトをしていた私は、大学3年生になるタイミングで新しいことを始めようと、求人サイトを調べあさりました。そして運命のビジネスレザーファクトリーというブランドを知ります。そして千穂さんに面接をしていただいた時から私の価値観は変わり始めました。電車の中や街で見る働く方々はどうしても疲れている印象が強かったため、漠然と社会人になるという未来に諦めのようなものを感じていた部分があります。
しかし千穂さんの「働く」姿を見て、「働く」という事がこんなに人を生き生きとさせるんだと驚きました。
この出会いから今もなお、私はビジネスレザーファクトリーに惚れ込んでいます。
大学を卒業し、いまビジネスレザーファクトリーで働くこの時間がわたしの人生の4期にあたります。
このブランドがこれからさらに大きくなっていくであろう未来に、私も携わる事ができたらどんなに幸せだろうと夢見ています。言ってしまえば、お客様を大切にするということは何より大事なことであり、当然です。
ただ、私はそれだけでは足りないと考えます。一緒に働くスタッフがお互いにお互いを大切にすること、「働く」ということがスタッフを生き生きさせること、そしてバングラデシュで愛を込めて作られた商品が、お客様の手に渡るその瞬間まで私たちに愛され続け、そしてお客様の手に渡った瞬間から、また愛され始める、そんな流れを守ること。
私はこれらを守って繋いでいく人間になれるように、いつ5期に突入するかわからない4期時代を突っ走って参ります!