座右の銘

貴方のようになりたいと願わず  貴方のようになればいいだけだ。

なぜこの仕事をするか

ポスポスを通じて、物を大切にゴミを減らしていく。未来の子供たちに今私たちが出来ることを精一杯やり尽くしたい。

わたしの履歴書

1980年福岡市で生まれました。

家庭環境が複雑でした。

いつも寂しかったのを覚えています。

「あんな大人になんかなりたくない!」と大人へ反発しながら生きてきた青年期でした。

泣いてばかりの生活から逃げ出したく、高校を卒業後すぐに、私は家出をしました。

ゴミ袋一袋分の荷物を引きずって…。

「ひとりで生きていくんだ」と。

たどり着いた場所は、中洲の街でした。

これが私の第二の人生の始まりです。

お金を稼ぐということの大変さや、一人で生きていく強さを学び、

何より、自分の存在がお客様のお役に立てているという喜びから

もっと大きな舞台で活躍したいという目標ができました。

22歳で私は東京に行きました。

人生はじめての飛行機、はじめての東京に胸を躍らせ

空港からタクシーに乗り込み

そのまま六本木へ。

初めは全てがカルチャーショックでした。

女の子はみんな浜崎あゆみだし、お客様が支払う金額は中洲と桁が違う。

お財布がみんなハンドバックかポーチなんですもの。

分厚くてびっくりしました。

逆に薄っぺらいお財布からは、プラチナやブラック、ピンク色のカードまで。

目が飛び出るほどの金額をサラッとカードで支払う余裕な男性を見た時は、結婚したいと思いましたね…。

それからもう毎日がますます楽しくなりました。

逆にどんどん夜の世界へと、溺れていきました。

悪い男に騙され、悪い遊びを覚え、自分を失っていました。

とうとうダメ人間の出来上がりです。

そんなろくでもない私を救ってくれたのが

今年で10歳になる娘です。

わけあって一人で産むことになったのですが不安は全くなく

「これは「運命」なんだ。この子は意味があって生まれてくる。」

早く我が子に会いたい一心で、私は出産しました。

この手で泣いてる我が子を抱いた瞬間

「この子は私がいないと生きていけない。」とはじめての感情に涙が止まりませんでした。

その日から、娘の為に生きていきたい、と思うようになりました。

ここから私の第三の人生の始まりです。

一人で子供を育てるのは簡単ではなく、今まで水商売しかしたことのない私は何のスキルもなければパソコンも触ったことがなく

働き口が本当になくて大変でした。

娘が小学校にあがってからは、朝と午後でバイトを掛け持ちして働いていました。

体力も気力も限界の時に、家の近所でポスポスが開店準備をしているのを目にし

求人ポスターを見つけてすぐに電話をして面接をして頂きました。

その時にお会いしたのが代表の吉田さんです。

ボーダレスジャパンの会社のことや、ポスポスの志や意味を教えて頂き

私はすぐにここで働きたい!と思いました。

「吉田さんの夢を私の夢にしたい!」

未来の子供たちへ私たちが残せるもの。

リユースをファーストチョイスにしてゴミを減らす。

みんなが大切にしてきたものを、また別の大切にしてくれる人へ繋げていく愛溢れるお仕事。

こんな夢のようなお仕事ができるなんて、なんて幸せなんだろうと。

そして

こんな学歴もスキルもない私を、吉田さんはすぐにポスポスのメンバーとして迎えてくれました。

そこは今まで見たこともなかった空間でした。

みんな、それぞれが助け合い尊重しあいながら、仲間の絆で強く結ばれていて

私もここへ仲間として入れてもらえたことが本当に嬉しかったです。

最初は娘の為、生活の為に働いていましたが

すぐにその気持ちは変わり「みんなの役に立ちたい。」と思うようになりました。

私のポスポスで働く原動力は、お客様が喜んでくださる笑顔です。

みんなを笑顔にしたくて、困っている人はいないだろうか、今何を望んでいるんだろうか、

常に頭の中は、お客様や一緒に働く仲間のことでいっぱいです。

そして、みんなのことを考えている時が一番幸せです。

大切にしてきたお品物をお買取りに持ってきてくれるお客様がいて

査定して金額をつけてくれる仲間がいて

次に大切にしてくれるお客様にお届けするために、綺麗にケアしてくれる仲間がいて

ケアしてピカピカになった商品を店頭にならべてくれる仲間がいて

たくさんのお店の中からポスポスを選んできてくださるお客様がいて

親友のように寄り添いながら接客をしてくれる仲間がいて

大切にされてきたものが、また別の大切にしてくれるお客様に繋がっていきます。

誰か一人でもかけたら成り立たない、みんながいてくれるからお客様を笑顔にできる、そんな職場であり、感謝を忘れないファミリーワークなポスポスが私は大好きです。

私を変えてくれた娘のために

幸せな毎日を与えてくれるみんなのために

今自分ができることを精一杯やり尽くしたいです。

※入社時の内容のため所属が異なる場合があります。