
ボーダレス・ジャパンの新卒採用が大きくリニューアルする。"自分が解決したい社会問題"に取り組むための新規事業を最短4カ月で立ち上げられる「ジブン事業」とは?採用担当の鈴木健太郎さんにお話を聞きました。
新しい新卒採用「ジブン×事業」とは?
――ボーダレス・ジャパンの新卒採用が大きく変わるそうですね。「ジブン事業」というコンセプトだとか。詳しく教えてください。
これまでの新卒採用では、1年間で社会起業に必要な経験ができる「社会起業家育成プログラムRISE」(以下、RISE)を行ってきました。社会問題を最速で解決するために起業家を目指すことを前提としたプログラムで、2020年度は4名が起業。2021年度も9名が入社し、今まさに起業に向けて修行中です。
今回はそのRISEを大きくリニューアルし、「ジブン事業」という新卒採用プログラムを始めます。
自分が関心を寄せる社会問題をビジネスで解決するということは変わりません。
最大の違いは、「起業」を前提にするのではなく、「新規事業」として立ち上げる点です。
事業が黒字化して自信がついたら、法人化して代表取締役社長として運営することも可能です。自分がやりたい形で、解決したい社会問題に取り組むことができるようになります。
事業プランについて話し合う新卒起業家(RISE1期メンバー)
――社会問題を解決する方法として、「起業」だけではなく「事業としてはじめる」という選択肢が増えるのですね。どういった背景があるのでしょうか?
これまで多くの学生のみなさんと向き合ってきて分かったことは、私たちが思っていた以上に「起業」のインパクトが大きいということです。なかには想いを持ってはいても、起業することに対してハードルの高さを感じてしまい、別の道を選ばれる方もいます。
そこで、起業というハードルを取り払い、ボーダレス・ジャパンが持つ仕組みを最大限に生かした、採用プログラムに組みなおしたのがジブン事業です。
――せっかく想いを持っているのに、別の道を選んでしまうのはもったいないですね。ジブン事業の特徴はどんなところにあるんでしょうか。
特徴は3つあります。
一つは、解決したい社会問題に100%取り組めることです。
最近は社会問題に取り組む企業も多く、そうした企業に就職することで社会問題解決に携わることもできます。しかしその場合はすでに取り組む問題やアプローチ方法が決まっていて、その中で役割をもらって取り組むことがほとんどだと思います。
一方、ジブン事業では「あなたが解決したい社会問題を解決するための事業」をゼロから立ち上げることができます。立ち上げた事業の最終意思決定者はもちろん事業リーダーである、あなたです。
二つめは、最短4カ月で事業をスタートできることです。
RISEでは入社後3カ月間代表田口のもとでビジネス修行を行った後、3人1組になって1つの事業を立ち上げていました。
ジブン事業は3人1組では無くなります。最低3カ月の修行を終えた後は、事業アイデアが形になった人から社内でプレゼンをし、承認されれば最短4カ月目でジブン事業をスタートすることができます。
マーケティングの専門家と起業家のミーティングの様子
三つめは、ビジネス経験ゼロでも安心して挑戦できるサポート体制が充実していることです。
ボーダレスに入社する新卒メンバーは、実はビジネス経験ゼロの人がほとんどです。そこで、入社後3カ月間は代表の田口が所属する新規事業部に所属し、3カ月間毎日田口とともに働き、直接事業立ち上げに必要なゼロイチのスキル・経験を積んでいきます。
また、希望者は社会起業家養成所「ボーダレスアカデミー」に参加することが可能です。日中はビジネスの現場で学びながら、終業後は本気で社会起業しようと学びに来ているアカデミー生と共に自分の事業プランをブラッシュアップすることができます。
そして事業を立ち上げた後は、スタートアップスタジオという事業立ち上げのスペシャリスト集団がマーケティングや商品開発などの側面から事業黒字化までしっかりサポートしていきます。
その社会問題、あなたの手で解決しよう
――社会問題を解決したいという想いを持った人には、とても利点の多い環境と仕組みがあると感じました。ジブン事業は想いがあれば誰でも事業を立ち上げられるのでしょうか?
はい、想いがあればどなたでも挑戦できます。この点はこれまでの採用と変わりません。
目の前に待ったなしの解決したい社会問題があり、その問題の解決ために卒業後すぐにでも取り組みたい方のための環境が、今回のジブン事業です。
ボーダレスグループの起業家たち
――なるほど。その他に、ボーダレス・ジャパンでジブン事業を行うことの魅力を教えてください。
一番は、「いい社会をつくる」という一つの目的のもと大きなインパクトを生み出そうとする起業家が集まり、それぞれが自立しながらも助け合う関係があることですね。
レオ・レオ二の物語、スイミーのようなイメージです。
起業家が壁にぶつかれば別の起業家たちが相談に乗り、ノウハウやアイデア、資金も共有し、より大きなインパクトを生み出す。この起業家を支える仕組みがボーダレスの柱です。
もう1つ他社と大きく異なるのは、「ソーシャルインパクト」を経営判断の軸にしている点です。これは社会問題の解決にどれだけ繋がっているかを測るボーダレス独自の指標です。事業を立ち上げる際に必ず設定し、毎月の経営会議でも必ず確認しています。
たとえばミャンマーの小規模農家の貧困問題解決を目的とするAMOMAの場合、「契約農家数」「借金がなくなった農家の数」をソーシャルインパクトとしています。
もちろん事業自体が継続できなければインパクトも出せませないため売上や利益も重視しますが、より多く利益を出すことを目的とするのではなく、より大きなソーシャルインパクトを生み出すためにどうすればいいか?を軸に判断をしています。
――社会問題の解決を目的にビジネスを行っているからこその仕組みと環境ですね。ジブン事業にはどうすれば参加できるのでしょうか?
現在は大学3,4年生(22,23卒)を対象にエントリーを受け付けています。
より詳しく知りたい方は、2月24日、3月1日に説明会を実施するので、ぜひそちらにご参加ください!
ちなみに2022年度は、ジブン事業を立ち上げることを目指し9名が入社予定です。それぞれが解決したい問題は、LGBTQ、女性の性被害、難民問題、途上国の貧困問題、フードロスなど様々です。熱い想いを持ったメンバーが揃っているので、ぜひこちらの内定者ブログを見てみてくださいね!
「社会問題を解決したい」「もっといい社会にしたい」
その想いをジブン事業でカタチにして、理想の社会を共に実現しましょう!
みなさんのエントリーをお待ちしています!
ボーダレスの起業家のオススメ書籍をご紹介!
誰もが知る「キシリトール」を、誰も知らなかった状態から、どのように普及させていったのかを紹介する本です。広告でもマーケティングでもない、PRという概念の必要性を強く感じさせられます。まだ世の中に普及していない商品サービスを広げたい人は必読の本です。また藤田さんのキシリトールを広げる情熱にも心動かされ、刺激にもなる一冊です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回のインタビューは、ボーダレス・ジャパンが月に2回発信しているボーダレスマガジンのコンテンツです。
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