コロナ禍で延期となっていた第3回JAPANソーシャルビジネスサミットが、2年ぶりに特別編となって帰ってきます。
イベントを企画したボーダレスアカデミー副代表の丸山 祐香さんに今回の見どころを聞きました。

2年ぶりの開催
一歩を踏み出すきっかけに

――コロナウイルスの影響で第3回JAPANソーシャルビジネスサミット(以下、JSBS)が延期となって以来、2年ぶりの開催ですね。今回はどのような想いが込められているのでしょうか?

過去2回のJSBSでは、”これからのビジネスのあり方”について、参加者の皆さんと共に考えてきました。効率を追求した結果生まれた社会問題も、ビジネスが変わることで解決することができる。今、ビジネスが変わる時だと。

あれから2年、ビジネス界でも「持続可能性・SDGs・ESG」など、よりよい社会を実現するための言葉が広く使われるようになり、社会課題に関心を持つ人は増えたと思います。


第2回JSBSのオープニングムービー

一方で、「実際に社会はよくなったか」という視点で周りを見渡してみるとどうでしょうか。助けを必要としながらも取り残されている人々や地域は変わらず存在し、コロナウイルスの影響から、より顕著になった問題も数多くあります。

また、「自分の仕事は社会をよくしているんだろうか」「社会のために行動したいけど、何から始めればいいか分からない」という声も変わらず数多く聞かれます。

――助けを必要としている人がいる一方で、動きたくても動けない人がいると。

はい。でも動けないわけではなく、「一歩踏み出すときのコツや参考例が社会に少ないために動きにくい」という状況だと思うんです。

そのため今回のJSBSでは、既に動いている実践家から踏み出すポイントを聞いたり、まさに今踏み出しそうとしている挑戦者たちが、動き出す決意をした理由を聞くことのできる場を多く設けました。みなさんの想いを行動に移すきっかけにしていただければと思っています。

未来の起業家たちの想いを
一人でも多くの方に届けたい

――ソーシャルビジネスに挑戦する8名によるファイナルピッチは毎回メインコンテンツになっていますね。今回はどんな方が発表されるのでしょうか?

8名のファイナリストに共通していることは、なんとしても解決したい社会問題があること。そしてボーダレスアカデミーでで3ヶ月間かけてビジネスプラン作り、実現のために絶えず走り続けていることです。

解決したい社会問題は全員異なり、気候危機や産後ママの孤立、ケニアの貧困問題、不登校問題など多種多様です。

当日は、そんな彼らの熱い想いとビジネスプランを8分間のピッチで語っていただきます。動き出した8名からきっと勇気をもらえるはずです。楽しみにしていてください。


<8名のピッチテーマ>
地方創生×親子
積極的不登校×コミュニティ
障がいをもつ子ども×コミュニティ
地球温暖化×大豆ミート
ケニアの貧困×アパレル
産後ママ×家事育児サポート
シニアの活躍×外国人技能実習生
シングルマザー×就労支援

――8名の中から最優秀賞1名、優秀賞2名が選ばれますね。審査員の方はどんな観点でご覧になるのでしょうか?

審査員の方には「事業性」や「社会性」などの観点で審査をしていただき、8名それぞれのピッチ後には、3名の審査員からコメントが入ります。

これから事業の立ち上げを考えられている方は、そのコメントを聞くだけでも、事業プランニングの参考にしていただけることがあると思います。

――当日はファイナルピッチ以外にも、トークセッションもありますよね。どんなお話が聞けるのでしょうか。

プログラムは、実践者たちによる4つのセッションと、これからソーシャルビジネスに挑戦する8名によるファイナルピッチで構成されています。

セッション1では、自分の中にある情熱をとらえて、一歩前に踏み出す方法を、ボーダレスアカデミーで400名以上の受講生に伴走してきた3名の講師の方々に伝授していただきます。

「自分は人生をかけて何がしたいんだろう?」という問いを探している方にぜひ参加してほしいセッションです。

セッション2では、これまで数多くの起業家に事業伴走や投資をしてきたプロフェッショナル3名に登壇いただき、事業伴走をする時に必ずみる指標・メソッドを大公開していただきます。

「うまくいく事業は何が違うのか?」
これから事業を立ち上げようとする方は必見のコンテンツです。

セッション3では、起業ではないカタチでトップランナーとして社会課題解決・ソーシャルビジネスに関わり続けている2名の実践者が登壇します。

ボーダレス・ジャパン代表の田口一成がモデレーターを務め、「どうやって今の生き方にたどり着いたのか」「そのためにどんなことを大切にしてきたか?」など、生き方や組織に縛られないあり方、自分の志の実現方法を伺っていきます。

――当日参加できない方でも後日視聴はできますか?

はい。チケットをご購入いただくと、全プログラムをご覧いただけるアーカイブ視聴リンクをお送りするのでご安心ください。

また、10/31(日)まで「2,000円OFF」となる早割チケットを販売していますので、ご参加を検討されている方は早めのお申込みがおすすめです。

皆さまのご参加をお待ちしています!


最後までお読みいただきありがとうございました。

今回のインタビューは、ボーダレス・ジャパンが月に2回発信しているボーダレスマガジンのコンテンツです。
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