バングラデシュでの雇用を創り、世界中の「働くを楽しく」を応援するビジネスレザーファクトリーは、事業拡大を機にマーケティングメンバーを募集しています。
今回はビジレザの副社長であり、マーケティングディレクターとしても活躍中の金子健一(以下、きんちゃん)に、仕事内容を詳しくお聞きしました。
今回話を聞いたのは・・・

photo ビジネスレザーファクトリー副社長兼マーケティングディレクター金子健一
1986年、大分県出身。2017年に広告代理店からビジネスレザーファクトリー株式会社に入社、店舗開発を担当後、同社副社長に就任。
主に新店舗の開発や、既存店の統括を任され、運営や販促企画まで一貫して行っている。

photo 聞き手 スタートアップスタジオ ふみこ
ボーダレス・ジャパンの裏方として様々な事業と関わる。子育て経験を通じて、「みんなちがって、みんないい」共生社会の大切さを実感している。

販促企画を通じて
働く人を称賛する


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ふみこ きんちゃんは、広告代理店からビジネスレザーファクトリー(以下、ビジレザ)に転職してきたんですよね。入社以来、様々な業務を任されてきたと思いますが、現在の仕事内容を教えてもらえますか?
きんちゃん 今僕が行っているマーケティングディレクターの仕事には店舗開発、店舗設計、催事運営や商品開発等も含まれています。
そこに、一般的なマーケティングディレクターが請け負う店舗やECサイトの販促企画、webサイト運営などが加わります。
それぞれの役割の統括をしているので、商品開発については担当者と毎週ミーティングして進め、店舗開発の営業や、設計、プランに関しても担当者と共に進めています。
ふみこ かなり多岐にわたりますね!
きんちゃん そうですね!使っている頭が1時間ごとに違う感じです。ちなみに、販促担当のメンバーが退職してしまったので、今は販促の企画についても担当業務として行っています。


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ふみこ ビジレザの公式ブランドムービーもきんちゃんが制作に関わったということですが、その裏側など聞いてもいいですか?
きんちゃん カメラマンの中島さん原口さん(ビジレザ代表)とミーティングする中で、
ビジレザの大きなテーマである「共創」に「共奏」も絡めたらどうかと提案しました。
バングラの工場で鳴っている音と日本で鳴っている音が繋がって一つの音楽を奏でている、というのはどうでしょう?と。
ふみこ あのムービー本当に素敵ですよね!何度も見たくなります。
きんちゃん バングラには、中島さん率いる撮影チームが数人きてくれました。
YouTuberの作曲家の方には、現地の音をとにかくたくさん録音してもらいました。中島さんはボーダレスアカデミーの一期生でもあるんですよ。
ふみこ アカデミー卒業生からYouTuberの方まで!様々なつながりの中で作られていたんですね。

→ビジネスレザーファクトリーブランドムービーを見る


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ふみこ 最近の販促企画にはどんなものがありますか?
きんちゃん ビジレザのコンセプトである“世界中の「働くを楽しく」”を改めて見つめ直して、去年の11月に初めて、勤労感謝の日イベントを開催しました。
スタッフが「感謝」の花言葉をもつガーベラを胸に挿し、お買物されたお客様にもガーベラ(もしくはデカフェのドリップコーヒー)をプレゼントしました。
ふみこ 祝日の中では影の薄い勤労感謝の日に目をつけるのが面白いです。
きんちゃん コロナ禍の去年は特に、誰かから称賛されることが少なかったですよね。
大変な世の中だけど、医療従事者やインフラ関連のお仕事をされている方をはじめ、仕事や家事をする皆さん一人一人を「働く人」として称賛する日にしたかったんです。
ふみこ 反響はいかがでしたか?


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きんちゃん コロナ禍で色々な影響があるので一概には言えませんが、去年の同じ時期よりも多くのお客様が来店してくれました。
モノに留まらず価値を提供することでお客様の生活がよりよくなることを実現したい
ブランドと店舗スタッフのこうしたおもてなしの想いが伝わり足を運んでくださったのかなと思います。
一方WEBサイトでは、ほめられサロンとコラボしてビジレザ仕様のページを公開しました。
ふみこ 商品開発はどのように進めていますか?
きんちゃん コロナの影響もあり「働く」スタイルが大きく変わってきたので、そこに順応していく商品の開発をたくさん考えています。
ふみこ ビジネスアイテムという枠を飛び越えるということでしょうか。
きんちゃん そうですね、職場だけではなくリモートワークに適したアイテムの開発はもちろん考えています。
あとは、例えば女性はバッグを二つ持ったりしますよね。
そこを科学して「なぜ二つ持つのか?」という謎や、「ギフトに最適な商品って何だろう?」など、いろんな角度からみんなで議論しています。

仕事に関わる人の成長も
自分事に思える人がいい


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ふみこ お話を聞いているとまだまだやることがたくさんありそうですが、現在はマーケティングメンバーを募集しているんですよね。
きんちゃん はい、ビジレザの成長のために、全体的にもっとスピード感を上げたいと思っています。
統括という立場上、メンバーとのコミュニケーションを中心に時間をとっているため、僕が販促に関して手を動かす時間が十分にとれていないこともありますが。
今までで一番、仲間を求めています!
ふみこ 新たなメンバーには販促を中心にお任せする予定ですか?
きんちゃん そうですね。今回募集しているマーケティングメンバーには、販促や企画のディレクションをお任せしたいです。
「こういうことがしたい」「これで進めます」といった提案型で進めてくれる専任のメンバーに来てもらえれば嬉しいです。


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ふみこ 店舗メンバーとはどう関わっていますか?
きんちゃん 正解は店舗にあるなと、常々思っています。
ECも含めてですが、お客様の声や反応が、私たちの進むべき道筋を示してくださいます。
今の生活様式におけるお客様の過ごし方や求めるものなどを店舗から共有してもらい、その声を反映した企画を考えることは非常に大切なことだと考えています。
ふみこ なるほど。
きんちゃん ショッピングセンターや空港やホテル、店舗の立地や環境によっても課題は様々です。
店舗のメンバーの相談に乗って一緒に何ができるかを考え、寄り添いながら実行に移していってほしいですね。店舗とのコミュニケーションが一番大切な仕事かもしれません。
ふみこ 勤務地は福岡ですが、全国の店舗に足を運ぶ機会も多そうですね。
きんちゃん 去年入った催事のメンバーも、催事を2店舗同時にやっていたりして飛び回っていますよ!今日戻ってきたと思ったら「備品積んだら明後日また行きます!」って感じで。


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ふみこ 2020年春の緊急事態宣言中は全店舗が臨時休業になりましたよね。その期間は店舗メンバーとどのようなやりとりがありましたか?
きんちゃん 店舗の休業中も、全員リモートワークで仕事を続けていました。
サービス向上のために何ができるか考えたり、アウトプットをし合ったり、オールチームでやっていました。
そんな中で、ブランドを存続していくため、ECサイトの売上増には特に注力しました。そのひとつとして、オンライン接客を始めたんです。
ふみこ 新しい試みにチャレンジする良い機会になったんですね。
きんちゃん 店舗メンバーとこんな風に長い時間を連携して一緒に仕事ができるなんて考えていませんでした。
立ち止まったからこそ、相互理解だったりお互いの仕事に対するリスペクトが深まったと思います。
今まで通りとにかく前に進む状態だったら、気付けなかった部分かもしれません。


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ふみこ マーケターとバングラとの関わりは結構ありますか?
きんちゃん 月に一度、交流会を実施しています。
あとは、例えばバングラの工場で「バッグを作るチームに仕事が少なくて困っている」と相談されたら、バッグを売るために何ができるだろう?と考えたりすることはあります。
ふみこ どんな人がビジレザのマーケターに向いていると思いますか?
きんちゃん 常に変化しているので、変化に素早く対応できて、新しいことに取り組んだり考えることにワクワクする人ですね。あとはチームでひとつのものを創り上げるのが好きな人。
ふみこ 社会問題に対する知識や想いが、どの程度あればいいのか不安な人も多いと思いますが。
きんちゃん 僕自身が社会問題に強い関心があってビジレザに来たわけではないんです。
それよりも大事なのは、利他的であるかどうかだと思います。
自分の成長やスキルアップばかりに目が行く人よりも、色々なことを乗り越える中で「自分も成長しているし他のメンバーやバングラの人たちも成長している」と思える人がいいですね。

「働く人」に寄り添う
ブランドを創りたい!


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ふみこ 最後に、マーケター目線からビジレザの展望を教えていただけますか?
きんちゃん 事業全体で言えば、もっとソーシャルインパクトを増やしていくために他の国にも同じモデルの工場を作る、ということも考えています。
それと、原口さんもブログで綴っていますが「ビレッジ構想」ですね。
バングラの工場メンバーの「働く」こと以外の「暮らす」「生きる」も実現できる理想の社会を創り、ロールモデルとして国全体に広げていきたいです。
ふみこ ゴールを想像したら、バングラの人たちの笑顔が見えてきました。
きんちゃん マーケターとしては、今後50年100年と続くブランドにしていかなければいけないと思っています。
ソーシャルビジネスである以上、永続的にみんなの生活を保障しなければいけないからです。
僕は前職ではスーツを着て働いていましたが、仕事に必要なものを買うことにモチベーションが上がったことがありません。
なんで仕事で使うものを自分のお金で買わなければいけないんだろう、と。


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きんちゃん 僕らの仕事はそこに背景があります。デザイン、カラー展開、刻印サービスなど、もっともっと魅力を知ってもらえるはずなのに、まだ十分に知られていません。
他のブランドと比べてリーズナブルだけど自分の色を出せて、それを持って商談をしたり、お世話になった方への感謝を示したりできる、それがビジレザです。
ふみこ まだまだ知ってもらえる余地があると。
きんちゃん お客様に対しては、消費者というより生活者と捉えたいです。
一人一人の生活者に対して僕らは「働く」こと「働く人」に価値を与え続けていきます。
もっとビジレザを知ってもらうことで、その喜びにも気付いていただけると思います。
ふみこ 一度お店に足を運べばファンになると思います。
きんちゃん 「仕事」と検索すると「辞めたい」「辛い」なんて出てくる世の中ですが、そういった働く人の心のよりどころになれる、いつも寄り添えるブランドになっていきたいです。
そのためには、商品をたくさん売るだけの企画ではなく、皆さんの気持ちが動く企画を考えていかなければいけません。


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ふみこ 今後、シューズブランドも立ち上げるとか?
きんちゃん そうですね、2023年までには立ち上げたいです。
現在ビジレザで販売しているシューズは、日本人の足に合わせてオリジナルで木型を作っています。10,999円とリーズナブルですが、とても足に馴染みますよ。
12月に沖縄で実施した“オフィスラウンジ”店では、色違い型違いで買って行かれる方もいました。ご要望をうけて、女性用のシューズにも着手したいですね。
ふみこ 普段パンプスを履かない私でも冠婚葬祭用には必ず一足必要なので、どんなシューズが登場するか楽しみにしています。今回お話を聞いて、今後もワクワクする仕事がたくさん待っていることが分かりました。
きんちゃん はい。今後のビジレザを一緒に創り上げていける仲間を心からお待ちしています!
もしこの仕事が気になる、直接質問したいという方がいらっしゃいましたら、1月27日(水)にマーケティング職のオンライン採用説明会を開催しますので、是非ご参加ください。当日参加できない方もビジレザのメルマガSNSをフォローしていただくと、最新情報や他のメンバーインタビューをお届けできます。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

今回のインタビューは、ボーダレス・ジャパンが月に2回発信しているボーダレスマガジンのコンテンツです。
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