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児童労働ゼロの世界を目指して事業を展開するサンデーモーニングファクトリー(以下、サンモニ)。
着実にインパクトを残すサンモニが、さらなる高みを目指して求める『仲間』について聞きしました。
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半年ほど前からライターとしてボーダレス・ジャパンと業務連携している大阪出身の関西人。 今回のインタビューでは中村さんが失敗談も包み隠さず話してくれ、とても楽しいひと時でした。 |
事業立ち上げのきっかけは
バングラデシュで見た衝撃の光景
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ケイスケ |
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いや〜、若くない新顔インタビュアーですが、はじめまして! |
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中村さん |
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よろしくお願いします!(笑)
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ケイスケ |
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さっそくですが、サンモニの事業内容を教えてください。
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中村さん |
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サンモニはバングラデシュの児童労働をなくすためにベビー服の製造・販売を行っています。 バングラデシュでは日雇いの仕事が原因で収入が安定しない親御さんの代わりに、子ども達が働いているんです。
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ケイスケ |
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そんな現状を実際にご覧になったんですね。 |
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中村さん |
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ボーダレスに入社してすぐ、縁あってバングラデシュに行ったんです。
ある工場内で5~6歳の子どもたちが大人たちに混じってココナッツを割っているのを目の当たりにしました。
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ケイスケ |
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児童労働の現場だったんですね。子ども達はどんな様子でしたか?
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中村さん |
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もう目はうつろなんです。かなり衝撃的でした...。
もう「夢は何ですか?」なんて聞けない状態なんですよね。
この環境はまずいなと思ったのがきっかけです。
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すべての子どもたちが
夢を描ける世界を目指して
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ケイスケ |
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そんな子どもをなくすために、親御さんにしっかり給料を払える仕組みをつくるということですね。
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中村さん |
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はい。その給料をちゃんと払える自社工場を現地に建てています。 |
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ケイスケ |
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サンモニはどんな社会を目指していますか? |
中村さん |
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生まれた環境に関係なく、子ども達が夢に向かって生きていける世界です。バングラデシュだけでなく、世界中の子ども達にとってですね。
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ケイスケ |
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ボーダレスグループは全社共通で、社会にどれだけのインパクトを与えられたかを示す、「ソーシャルインパクト」を指標にしていますよね。サンモニのソーシャルインパクトはこれまでいかがですか?
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中村さん |
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サンモニは「直接雇用している工場の社員の数」の数をソーシャルインパクトとしています。ブログでも書きましたが、ここ2年でやっと60人の雇用を生みだせたんですよ。 |
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ケイスケ |
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ゼロからのスタートで60人にインパクトを与えられているのはすごいですね! |
中村さん |
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まだまだたった60人ですが。この2年でやっとスタートに立てたって感じです。 |
ケイスケ |
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インパクトを生み出せていると実感した瞬間はどんなときですか? |
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中村さん |
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私たちの工場って、緊急時に会社からお金が借りられるなど、メンバーをサポートする様々な体制があるんですよ。サポートを受けたメンバーが、
「おかげで、10歳の息子が働きに出ることなく暮らすことができています。本当にありがとうございます。」と言葉をくれた時は、みんなで本当によかったって喜び合いましたね。 |
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ケイスケ |
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まさにサンモニが目指しているところですもんね。 |
中村さん |
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そうなんです!私たちの工場があって本当によかったって。これからも一人一人の人生にこうやって関わっていけたらと思っています。 |
〇〇こそが、サンモニらしさ!
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ケイスケ |
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サンモニの今後のビジョンを教えてください。
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中村さん |
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今ある工場での雇用を拡大しつつ、さらにいろんな地域にサンモニの工場を広げたいです。まだまだ児童労働が行われている大変な地域もたくさんあるので。 |
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ケイスケ |
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一つ始めると他の違う状況も見えてきますよね。 |
中村さん |
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今は「Haluulala」というブランドのみですが、今後はいろんな地域でいろんなブランドを作りながら雇用を増やしていきたいですね。
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ケイスケ |
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ところで、「サンモニらしさ」って何でしょうか? |
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中村さん |
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これはもう、『すげードM!!』ってところ(笑)。 僕がリーダーっていうのもあると思うんですけど、みんなストイックなんですよ。「うわ〜、苦しい!気持ちいい!」みたいな連中が多いです。
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ケイスケ |
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「すげー」って強調するところがいいですね(笑)。 |
中村さん |
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僕はどちらかと言うと荒波にもまれる航海を選びたいタイプなんですよ。いつまでもヒーヒー言いながら小舟を漕いでいたい。もちろん、事業のために船は頑丈で大きな船にしていきますけど(笑)。
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ケイスケ |
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おもしろいリーダーがサンモニにはいますね(笑)。 |
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中村さん |
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それについてくる仲間はたまったもんじゃないかもしれないですけど(笑)。 でもサンモニのみんなは、「また無茶言ってるよ...。しゃーない、やったるか!」っていう感じで頑張ってくれています。
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求めているのは、 『小舟を漕ぎ続けられる自走型の仲間』
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ケイスケ |
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さて、紆余曲折を経て軌道に乗ってきたサンモニですが、思い描いている次のステップは? |
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中村さん |
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次の2〜3年で、バングラデシュでの雇用の数を増やしたいと思っています。そのために、販売先を日本国内だけでなく海外にも広げていく予定です。
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ケイスケ |
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となると、パワフルで”ドM”な仲間もさらに加える必要がありますね!
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中村さん |
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そうなんですよ!(笑)まずはアジアから広めていきたいと思っています。なので海外の展示会に出展したり、ガンガン販売先を開拓してくれる人を求めています!
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ケイスケ |
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もう今から頼もしそうな方が来てくれる気しかしないですね! |
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中村さん |
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そうですね。あと重要視しているのは「気持ちがノッている」状態。気が乗らないことは僕自身しないし、みんなにも気が乗らない仕事は引き受けてほしくないです。
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ケイスケ |
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あ〜、それいいですね!
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中村さん |
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あと「求める者にはそれ以上、求めない者にはそれなりに」というポリシーが僕にはあって。
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中村さん |
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「求める」人にはどんどん大きな仕事を任せていきたいです。そうじゃないと仕事も面白くないですしね。「求めない」人には”それなり”の仕事しか任せられないので。
前述のようにサンモニはまだまだ”駆け出し”の創業期です。なので、これから一緒に創り上げていくことを楽しめる仲間とやっていきたいですね!
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ケイスケ |
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近々サンモニの採用イベントがあると伺いました。
『自走型』で『ドM』な『求める』方々がたくさん来るでしょうね!
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中村さん |
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はい、今からめちゃくちゃ楽しみにしています。オンラインでも参加可能なので、少しでも気になる方は、9月26日ぜひご参加ください!
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