BORDERLESS CINEMAはボーダレス・ジャパンが主催するオンラインイベント
社会問題に関するドキュメンタリー映画を上映後、映画のテーマを深掘りするトークショーを開催し、学びを深めていきます。
今回は特別編と題して、パタゴニア日本支社様にご協力をいただき無料にて開催いたします。
上映作品は、長崎県川棚川の下流にある小さな支流、石木川にダムを作る「石木ダム」計画揺れる小さな集落に暮らす人びとの描いたドキュメンタリー映画『ほたるの川のまもりびと』です。
この映画の舞台になっている長崎県東彼杵郡川棚町の川原地区では、石木ダムの建設計画を巡って住民と行政による対峙が約半世紀に渡って続いています。日本国内ではもちろん、長崎県内でもあまり知られていない、ダム計画をめぐって半世紀もの間戦い続ける住民の皆さんの日常とその反対運動への想いに触れることができるドキュメンタリーとなっています。
上映後トークショーには、この「石木ダム問題」に長らく携わってこられているいしき川守り隊代表の松本美智恵さんと、企業として立ち上がり活動を続けてこられているパタゴニア日本支社の元支社長の辻井隆行さんをお迎えします。
このようなテーマを取り上げながら、「石木ダム問題」について知り、深く皆さんと考える場を用意しております。
ー 知ることからはじめよう
ぜひ上映会に参加いただき、まずは一緒にこの問題について知ることからはじめてみませんか?
■日時:2022年7月4日(月) 19:00~21:30
■プログラム:
19:00-20:30 オンライン上映会
「ほたるの川のまもりびと」上映
20:30-21:20 トークショー
21:20-21:30 クロージング
■会場:zoomを用いてのオンライン開催
■料金:無料
■上映作品 :『ほたるの川のまもりびと』
■映画の内容:
朝、子どもたちが学校に行く、父と娘がキャッチボールをしている、季節ごとの農作業、おばあちゃんたちがおしゃべりをしている。
それは一見、ごく普通の日本の田舎の暮らし。昔ながらの里山の風景が残る、長崎県川棚町こうばる地区にダム建設の話が持ち上がったのが半世紀ほど前。50年もの長い間、こうばる地区の住民たちは、ダム計画に翻弄されてきました。
現在残っている家族は、13世帯。長い間、苦楽を共にしてきた住民の結束は固く、54人がまるで一つの家族のようです。ダム建設のための工事車両を入れさせまいと、毎朝、おばちゃんたちは必ずバリケード前に集い、座り込みます。こんなにも住民が抵抗しているのに進められようとしている石木ダム。
この作品には「ふるさと=くらし」を守る、ぶれない住民ひとりひとりの思いがつまっています。
■映画公式サイト
監督・製作総指揮:山田英治
プロデューサー:山田英治 辻井隆行 江口耕三
製作:NPO法人 Better than today
配給:ぶんぶんフィルムズ
2018年 / 日本 / 86分
元パタゴニア日本支社長
#いしきをかえよう プロジェクト発起人
辻井 隆行 (つじい たかゆき)
1968年生。早稲田大学大学院社会学科学研究科(地球社会論)修士課程修了。99年、パートタイムスタッフとしてパタゴニア東京・渋谷ストアに勤務。マーケティング部門、卸売り部門などを経て、2009年から2019年まで日本支社長。退職後の現在は、自然と親しむ時間を大切にしながら、企業やNPOのビジョン・戦略策定を手伝いつつ、自律分散型社会の実現に向けた小さなプロジェクトに関わる。また、# いしきをかえよう の発起人の一人として市民による民主主義や未来のあり方を問い直す活動を続ける。
- ボーダレス・ジャパン/ボーダレスアカデミー メンター
- Jリーグ非常勤理事(社外)
石木川まもり隊 代表
松本 美智恵(まつもと みちえ)
福岡県が生まれ、横浜や埼玉での生活を経て、2008年夫の故郷である長崎県佐世保市へ移住。そこで石木ダム問題に出会い、環境破壊や人権侵害を孕んだ石木ダムが本当に必要なのか疑問を感じ、「石木川まもり隊」を立ち上げた。行政や専門家から入手した情報を市民県民にも伝えたいと、2009年にwebサイト開設しネット上で情報発信を開始。その後、集まった仲間と共に勉強会や写真展、上映会、署名集め、議会への請願、訴訟など活動を幅を広げてきた。私たち市民の力で政策を変えることはとても難しいけれど、多くの人と繋がって声を広げていきたいと想いで、現在まで石木ダム問題に長く携わり続けている。
株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役社長
ビジネスレザーファクトリー 代表取締役社長
For Good・BORDERLESS FACTORY 創業
田口 一成(たぐち かずなり)
1980年生まれ、福岡県出身。早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。卒業後、㈱ミスミ(現・ミスミグループ本社)を経て、25歳で独立し、ボーダレス・ジャパンを創業。現在、世界15カ国で45のソーシャルビジネスを展開し、従業員は1,500名、グループ年商は55億円を超える(2021年4月現在)。日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」に選出された。著書に『9割の社会問題はビジネスで解決できる』(PHP研究所)がある。
[その他]
・やむを得ない通信障害の理由で上映途中に配信動画が一部乱れるような可能性があります。恐れ入りますが何卒ご了承ください。
・当イベントにご参加いただくには「Zoom」アプリのダウンロードが必要です。PCまたはスマートフォンよりダウンロードした上でご参加ください。
ダウンロード:https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
・トークショーの様子を撮影・録画したものを、ボーダレスグループおよびボーダレスシネマのWebサイト・広報物等で使用させていただく可能性があります。予めご了承ください。
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◆ボーダレス・ジャパンとは◆
「ソーシャル・ビジネスで世界を変える」ことを目指し、社会起業家が集うプラットフォームカンパニーとして2007年3月設立。貧困・環境問題など社会問題の壁を超える46の事業を展開。偏見のない世界を作る多国籍コミュニティハウス「ボーダレスハウス」、オーガニックハーブで貧困農家の収入をアップする「AMOMA natural care」、バングラデシュに雇用を作るビジネス革製品「ビジネスレザーファクトリー」など多くの社会的事業を創出している。活動拠点を東京・大阪・福岡・韓国・中国・バングラデシュ・台湾・ミャンマー・ケニア・グアテマラ・インドへと拡大し、2021年度の売上高は65億円を超える。2019年には「大切にしたい会社大賞・審査員特別賞」、「グッドデザイン賞」を受賞。
https://www.borderless-japan.com/
◆ハチドリ電力とは◆
CO2ゼロの自然由来100%の電気を届ける新電力事業。
月々の電気代の1%が社会をよくするために活動する人や団体への支援に、もう1%が再生可能エネルギー発電所の増設につながるという新しい仕組みを展開している。
https://hachidori-denryoku.jp/
◆ボーダレスサポーターとは◆
社会問題をビジネスで解決する社会起業家をみんなで応援する仕組みです。
ボーダレスでは、起業家の挑戦をささえるボーダレスサポーターを募集しています。
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