サステナブルとリジェネラティブの違い

サステナブルが「持続可能な~」という意味であることは、日本でだいぶ浸透していますが、リジェネラティブという言葉を初めて聞く人も多いのではないでしょうか。
安居さんが分かりやすい例えで説明してくれました。

例えば雑草も生えない不毛な土地があったとして、
サステナブルというのはその土地が持続可能な状態で、そのまま維持していくこと。
しかしそれだけでは100年後の未来を見たときに、不安が残ります。

一方でリジェネラティブというのは、そこに元々生息する植物を植え、野生動物が戻れる環境を作り、豊かな自然環境を取り戻すこと。
つまり人間の活動(ビジネス)をすればするほど、地球環境にプラスの影響を与えること、がリジェネラティブの定義です。


リジェネラティブの考え方がよく分かる作品として
「ビッグ・リトル・ファーム」という映画をご紹介いただきました。
とにかく映像が美しいです、難しい話やお説教のようなシーンもありませんので是非みなさんも観てみてください。
URL:http://synca.jp/biglittle/

リジェネラティブ・ビジネス ~グループワーク~

安居さんのお話を聞いて、各社でどんな取り組みができるのか、グループごとに話し合って発表をしました。
その内容に対し、安居さんが新たなアイディアを追加してアドバイスをくださるなど、ボーダレスグループにとって有意義な時間となりました。いくつかご紹介します。

ビジネスレザーファクトリー
ブランドカードを削減し、QRコードに全ての情報を掲載する。

欧州最大のダッチデザインウィークでは、名刺やブランドカードを置かずQRコードだけを用意するのが主流になっていたそうです。

安居さんの友人が自分の体にQRコードのタトゥー(名刺代わり)を埋め込もうかな、と言っていたというエピソードを聞いて、ドッと笑いが起こりました。

AMOMA
サプライチェーンの透明化、ハーブについての情報をより詳しく提供する。

アムステルダムで人気のチョコレートを例にとり、アドバイスをいただきました。

TONY'S CHOCOLONELY
児童労働が関わらないチョコレートの生産をしている

こちらの商品は美味しくてポップなデザインが受けて売り上げが伸びていますが、お客さんはサプライチェーンの情報を知らないで買っているそうです。パッケージを開けてから知る、デザインの意味についてお客さんに尋ねられたときに説明する、という「関心のない人たちにいかに買ってもらうか」に重点をおいた方がうまくいくのではないか、というお話でした。

ボーダレスハウス
家具をリースにする、退去の際に処分になる家具を必要なところにおすそ分けする。

それに対して、リース家具の需要を取りまとめて、そこにマーケットが存在するということを顕在化し企業にアピールしていくのが大切、というアドバイスをいただきました。
スイスではIKEAが家具のリースをしているので、webページなどからアイディアを参考にしてみては?ということでした。

▶バックアップオフィス
トレーサビリティの基準をつくり情報集約、フォーマットを作り全社と連携して行っていく。

ボーダレス・ジャパン全体のトレーサビリティ追跡率100%の公表などが出来たらカッコいいですね!さらに、まだ日本の企業ではやっているところがないであろう、エネルギーのトレースの公表などを行ったら面白いですね!と、その場が盛り上がりました。

サーキュラーエコノミー勉強会を終えて

最後にボスは「こうして皆の顔が見れてよかった!定期的に集いたい願望が出てくる」と笑顔で締めの言葉を発しました。確かに、対面イベントの中止、テレワークの本格導入などで大人数で顔を合わせるという機会が減りました。今回のような勉強会をもっと増やしていけたらと思っています。

安居さんのお話を通じて、ボーダレス・グループとして実現できることがより明確になりました。ボーダレス全社でサーキュラーエコノミーに取り組み、他の企業のモデルケースとなるべく邁進していきます!