ボーダレスグループはサーキュラーエコノミーに取り組みます!

7月某日、ボーダレス全社でサーキュラーエコノミー勉強会が開かれました。アムステルダム在住でサーキュラーエコノミー研究家の安居昭博(やすいあきひろ)さんを講師でお招きし、zoomでのオンライン開催となりました。
勉強会の様子をみなさんにお伝えできればと思います!

サーキュラーエコノミーってなに?

サーキュラーエコノミーとは、「サーキュラー = 循環」する経済のことです。現在の日本では「エシカル」「サステナブル」という言葉が一般的に使われるようになってきましたが(もう少しさかのぼると「エコ」という言葉も)、環境や地球に配慮したそれらの考え方を“経済”という観点で見たときの我々の在り方、と捉えることが出来ます。

今まで経済成長の主軸であった「大量生産・大量消費」の活動をこのまま続けていれば、地球の資源の枯渇、環境破壊による気候変動、いずれは人間の健康や生死までも脅かすかもしれない。日本でも、そのように意識が変わってきていると思います。

ではどうすればいいのか?
サーキュラーエコノミーを学ぶことで、具体的にどう行動すればいいのかが見えてきました。

オランダのアムステルダム市では、サーキュラーエコノミー推進の部署が存在するなど官民が連携してサーキュラーエコノミーに取り組んでいます。安居さんはアムステルダムで学んだこの考え方を日本にも広めるべく、企業や自治体のアドバイザーとして指導されるなど広く活動されています。

▼安居さんのブログはこちら
http://www.blog.akihiroyasui.com/

欧州の事例

2020年3月に欧州委員会は「欧州新サーキュラーエコノミー・アクションプラン」を発表しました。
その計画の内容に沿って安居さんが具体的な事例を紹介してくださいました。
簡単にですが、いくつか挙げていきます。

「修理する権利」

今までは電化製品が故障した場合に、専門業者またはメーカーに直接修理依頼をしなければいけませんでした。しかも修理代金は高額です。それなら買った方が早いと、古いものを捨て新しいものを買う習慣がついてしまいました。

修理する権利は、ユーザーが修理や部品の交換を自由にできる権利を尊重し、メーカー側もそのような設計で製品を作ることを求めるものです。

▶FAIRPHONE(フェアフォン)
https://www.fairphone.com/en/

女性でも子供でも、誰もがバッテーリーやその他の部品を交換できる設計のスマートフォンです。安居さんも実物を見せてくれましたが、特別な工具もいらずすぐに分解できます。カメラだけちょっと良いものに交換したいな~なんて思ったら、すぐに自分で交換できるそうです。

コロナ禍での医療崩壊については、故障した人工呼吸器の修理が病院側で出来ていれば、修理の時間を待つ必要はなく、死亡する人が減ったのではないかと考えられています。

「透明性ある商品情報にアクセスする権利」

例えば日本ではお馴染みの象牙のハンコ。このハンコがどこでどうやって素材を回収し作られているかなど、想像もせず購入していた過去があります。ここに問題がある、不自然な形なのではないかと、一度立ち止まって考える必要があります。

店で食べ物を買う時に、どこでどんな人がどう働いて、だれが加工し運び自分の手元に届いているのかを知ることができる権利が「透明性ある商品情報にアクセスする権利」です。

▶FAIRFOOD(フェアフード)
https://fairfood.nl/

商品のQRコードを読み込むと、ブロックチェーンで保護された正確な情報を見ることが出来ます。生産→梱包→輸送→保管→販売に関わる企業や個人はもちろん、生産者の給与水準や休暇までオープンにされています。

その他の事例

▶Philips
初期費用無料でLED照明をリース、使用した光量に応じて課金する。

▶MUD Jeans
月額でジーンズをリース、使用済みを回収し繊維に戻し新しいジーンズを作る。

▶Nothing new
その名の通り「新しい材料を一切使用していない」スニーカー。

安居さんが実際に見聞きしたり愛用していたりするプロダクトをたくさんご紹介いただきました!
全員「なるほど~」と感心しながらお話を聞いていました。

長くなりましたので、今回はここまで!
後編はグループワークの様子や、各事業にフィットしたアイディアについてご紹介します。