
今年9月~10月にかけて日本を直撃した台風。日本各地で多くの被害が出てしまいました。
ボーダレスグループでは、以前からあった「業務時間内のボランティア活動」をさらにブラッシュアップし、主に東京拠点にて、10月中旬より本格的に活動しています。私たちなりにトライしてみるなかで、様々な企業さまにもトライしていただきたい!という思いから、
・社内的な手続き
・実施するうえで考えるポイント
・10月末の活動について
をまとめました。
発端は「有事の際はBLJが動くぜの会」
今年9月、東京オフィスで各社の有志メンバーによって勝手に(笑)発足した「有事の際はBLJが動くぜの会」。10月の台風19号が上陸していた期間、各社メンバーの安否確認から動き出しました。
また、ニュースで報道される被災地の様子を見てボランティアの実施を決め、10月15日(火)に初回のミーティングを実施。これまで細かな取り決めは特にありませんでしたが、次からもスムーズに動けるようにと制度のルールや提出書類を準備。22日には、ボランティア活動を始める準備が整いました。
グループでの制度運用フローは3ステップ
この業務時間内のボランティア活動は、メンバーの有志によるもの。上長に申請&許可がおりれば、出勤日のまる1日・年に12回、緊急度の高いボランティア活動を行うことができます。また、活動にかかった交通費とボランティア保険料が、メンバーが所属する会社の負担となります。
①まずボランティアに行きたいと思ったメンバーが申請し、②上長承認後、③バックアップスタジオの人事労務チームがボランティア保険加入手続きを行います。
申請に必要なのは
・ボランティア先
・ボランティア活動日
・参加する団体
・活動内容(予定)
・生年月日
・保険加入有無(保険は4月1日~翌3月31日有効)
・住所、電話番号
の7点です。また、ノウハウ・情報共有のため、メンバーには事後報告書も提出してもらい、集約しています。
(左:ボランティア参加申請書、右:ボランティア報告書)
「有事の際はBLJが動くぜの会」は、ボランティア活動の情報収集と、メンバーへの声かけ・周知を行っています。
▼台風15号、19号、10月25日からの大雨の被災地では、まだまだボランティアを募集しています!
全国の募集状況を確認する
▼服装や準備物の参考に
かながわ災害ボランティアバスチーム
10月31日に八王子市で初回の活動を実施!
社協のボランティアセンターは、被災地のニーズを聞いてから設立されるため、受け入れ開始までに1-2週間ほどかかります。今回の災害で私たちが最初にボランティア活動を実施したのは、10月31日(木)でした。
この日はボーダレスハウス、ジョッゴ、ボーダレスキャリア、バックアップスタジオから1名ずつ、計4名が高尾(八王子市)の社協の活動に参加。私たち以外の参加者も含めると全部で30名ほどで、浸水した民家の軒下に入り込んだ泥のかき出しなどを行いました。
被災した日から2週間ほど経っていましたが、汚泥が残っていたり、近隣の家も荷物整理に追われていたりする状態。テレビや新聞で報道されていない場所であっても、まだ元の生活ができない現状がありました。
活動に参加したメンバーは、お邪魔した民家の方から「会社の制度で遠くから来てもらえるということが、気にかけてくれていると感じられてありがたい」「遠くの人がくると、まだ関心を持って寄り添ってもらえていると感じられる」というメッセージをいただいたようです。
「テレビでみて、災害ボランティアは難しいと思っていました。体力もないし、できることがあるのかな?と。でも、行ってみたら自分でも土嚢を作る作業はできたし、行って良かったです。実際に現地を見てみることで、自分自身も災害に備えようと自分ごとにすることができました」(ボーダレスハウス/神代悠夜)
寄付とは違った意義があるボランティア活動
被災地で実際に手を動かす人となることは、寄付とはまた違った意義があると感じています。一方で、いざ自分がやってみるとなると様々なハードルがあるのも事実。かえって被災地の人々の迷惑になるのも、避けたいことです。
しっかりと情報収集をしたうえで行動に移すことができれば、特に災害が起こって間もない時期の、1人でも多くの人がほしい状況に応える1つの形として「業務時間内のボランティア」は有効なのではないでしょうか。
ボーダレスグループでは、11月も継続してボランティア活動を行う予定です。導入の参考のために一緒に参加したい!という企業の方がいらっしゃれば、日程などをお伝えしますので、ぜひお問い合わせください!