
こんばんは、採用チームの石川です。
先日珍しく六本木に行ってきた(デートではない)ので、今日はその話を。
六本木に数ある企業の中でも"話題にならない日はない"と言っても良いほどポピュラーな企業といえば、メルカリ。
特に人事関連のことは採用でも組織づくりでも真似したいことだらけと思っていたところ、HRがテーマの「Drink Meetup」をやるということで、盗んでやるぜ!と意気込んで六本木ヒルズのオフィスに行ってきました。
採用や評価制度、OKRに生産性と短時間で色んなトピックの話が出てきたので、特にボーダレスのことを振り返るきっかけになった話題を2つ。
人をワクワクさせることが、とにかく上手い
メルカリが人事・採用制度を始めると、なにかと話題になる。例えば「merci box」や「BOLD Internship」。
話題を呼ぶ強力なトリガーになっているのが「ネーミング」。
口にしやすく覚えやすく、ちょっと面白そうと気になるようで、一言でなんとなくイメージも伝わるようで。だからこそ、社員を巻き込んで拡散を呼び、社外にも広まっていく。
さらに、こういう制度は全てバリューに基づいて設計されているから、「メルカリはこういう会社」と色んな人の口から同じような言葉で言われるようになる。メルカリが掲げるバリュー「Go Bold」「All for One」「Be professional」のイメージが、会社の外にも広がっていく。
この流れをつくるには、「伝わる言葉を生み出す(名付ける)」「やり続ける」のシンプルな2つが重要なんだろうけど、これを徹底的にできているところは少ないんだろうな。
ボーダレスグループにも色んな制度や仕組みがある。
たとえばパパ育児特休や業務時間内ボランティアのように、ぜひ他の会社に導入をお勧めしたくなるレベルでいいなと思うものだけれど、それが会社の中に外に広げられているかというと、そうでもないのが正直なところ。
その原因の1つに「ネーミング」があると思った。どんな言葉で、何を使って届けたら、そこから広がっていくのか。それを考える「企画」の部分をもっと磨いていきたい。
未経験の仕事で活躍する人とは?
(近々、ボーダレスの採用が少し、変わります)
また、途中で登壇した人事メンバーの2人は人事未経験だったことから「未経験でも活躍する人材」の話題に。メンバーからみたこのお2人の共通点は「責任感が強い」「思い通りにいかない時に"負けず嫌い"が出る、つまり達成意欲が強い」ことだそう。
さらに、未経験でも活躍しそうな人を見抜くためのに「メルカリ以外にどんな会社を受けているか(なぜその会社?どういう価値観で選んでいる?)」や「最近注目している界隈の会社は?」など、その人の価値観やモチベーションに迫る質問を入れているとのこと。
最後にマネージャーの石黒さんは、人事担当として選考を受ける人については「ファーストインプレッション」を大切にしていると言っていた。人事担当は経営者の代弁者だし、ファーストインプレッションがネガティブな人に対しては、相手が自分のことを話しづらくなるからというのがその理由。
どれもすごく納得できるし、自分もそれを見ているなと気付いた。
ちなみに、ボーダレスには未経験の仕事で活躍している人がたくさんいる。ビジネスレザーファクトリーのちほちゃんはウェディングプランナーから店舗設計だし、AMOMAの寺師さんはPRからWebマーケ、商品開発に。
つまり、活躍する・しないに過去の経験や経歴は(少なくともボーダレスにおいては)重要ではない。
だったら採用に〇〇〇〇っていらなくない?ということで、その人に「仕事を合わせる」採用に、変えていく予定です。今月中旬にはリリース予定なので、お楽しみに!
(mercari Tシャツ、ありがとうございました!)
定期的にこういう形で色んな企業の事例を知っては課題が増える一方だけど、課題が見えるとなお燃えるのがボーダレスマン。(多分)
グループ各社を支えるバックアップオフィスとして、もっと力をつけなければと決意した夜でした。
■HR領域に関するブログ
・ペルソナってなんだ―採用サイトをつくる前に。
・バックアップオフィスから「Wow(ワオ)」を広げる新しい仕掛け
・ボーダレス・ジャパンがママに選ばれる4つの理由