
「オーダーメイドウェディング」「全社員で1カ月世界旅行」「自然食ランチ」
こんな言葉を聞いた時に思い浮かぶのは、もしかして「株式会社CRAZY」ですか?
サービスも社内制度も経営陣もたびたび話題になるこの会社。私自身も前々から興味がありましたが、いまBORDERLESS LINKで奮闘しているゆうきが縁を繋げてくれて、先日、オフィス訪問が実現しました!
もうサイトからしておしゃれだし、
(株式会社CRAZYのコーポレートサイト)
見るからに幸せが溢れているサービスだし、
(同社が展開する"CRAZY WEDDING"のサービスサイト)
正直、自分には"眩しすぎるなあ"と思っていたんですが…。
(訪問直前に外観を撮影しまくるボーダレス一行と、気付いて出迎えてくださったCRAZYの高橋さん、小守さん)
大歓迎で迎えていただき、お互いの事業のこと、組織のことをフランクにお話させていただけて、ファン→大大大ファンになって帰ってきました。
「生きる」と「働く」が一体になった空間
CRAZYと言えば、独自のビジョンと価値観に基づいた「働く環境」がよく話題になります。
訪問して感じたのは、日常と仕事を切り離さず、日常の"当たり前"がオフィスに存在しているということ。例えば子どもを社内託児所に預けることができたり、昼食は全員が食堂に集まって同じ時間に取っていたり。
執務室も、「ザ・オフィス」という感じは一切なく、オシャレな友人の家のリビングにいるような感覚でした。
実は、このオフィスそのものが自分たちで作ったもの。階段にはメンバーや会社の歴史を切り取った写真が貼られているなど、至る所に、いつでも自分たちの事業のこと・仲間のことに目を向けられる仕掛けがありました。
社員総出でリノベーションしたこのオフィスには年間を通じて何百人もが見学に訪れるそうで、それも、この素敵な空間を保つ1つの鍵なのかもしれないなと思いました。
毎日ここに来るだけで、生活の質が上がったようにさえ思えるのでは。そう思ってしまうほど、CRAZYの掲げる価値観が表現された空間になっていました。
(訪問した日のお昼の食堂にて)
お昼ご飯はメンバーの皆さんに交じって、身体に良い食材を使った美味しい料理を頂きました。お皿洗いと掃除は、メンバーが交代で行っているんだとか。
今回色んな方からお話を伺って、とても印象に残った言葉が2つあります。
それが、
「自分で自分を幸せにしていける人が集まっている」
「人と向き合うことを諦めない」
というもの。
「自分を幸せにしていける人」は、"人の幸せあってこそ"と心から思っている人だった。
この会社に集まるのは「自分で自分を幸せにしていける人」。そして、会社はそれを支援する。これは、会う方皆が口にしていた言葉でした。
自分で自分を幸せにしていく―これって現状維持をするだけではなかなか難しくて、追求していく過程には痛みも伴うはず。それでも、自分で決めたから苦しいことも乗り越えて成長していく。そんな覚悟を感じました。
また、自分の幸せを追求するという言葉の中には、決して「独りよがり感」はありませんでした。自分が幸せならそれで良いという雰囲気は全くなく、むしろ、メンバーへの愛情や思いやりが強い印象。
それは、自分の幸せは「人の幸せあってこそ」と皆が思えているからかもしれません。
だから、CRAZYで働く人の「幸せ」は自己満足ではないし、周りも巻き込んで皆で幸せになることを目指していっている。そんな風に感じました。
「人と向き合うことを諦めない」
もう1つよく聞こえてきた言葉が、「人と向き合うことを諦めない人ばかり」というもの。
「それって面倒だし怖くないですか?」なんて率直に聞いてみると、「大変ですよ~、でも、みんなお互いのことが大事だから、当たり前なんです」というお返事が。
CRAZYのメンバーは、入社のタイミングに「ライフプレゼンテーション」というものがあり、全メンバーの前で自分という人間と、これからの人生をどう生きていきたいのかを話しているそう。
ここでは徹底的に自分のことを棚卸してメンバーに打ち明け、メンバーはそれを聞いているので、「自分を受け入れられている」という実感があるのだと思います。
その安心感が「向き合うことを諦めない」文化を強いものにしているんだと感じました。
さて、ボーダレスグループでできることは?
(訪問直後の私たちのテンションはこんな感じ)
見学を終えた後は、訪問メンバーで振り返り。自分にはなかった視点で同じ時間を過ごしていたメンバーの発見を共有できたことも、1つの大きな収穫になりました。
私自身は、ボーダレスグループが掲げていることも、事業も人もとても好きです。でも、まだまだ、みんなが幸せになる場にしていけることを確信しました。
たとえば、現在カルチャーベースで制作を進めている冊子「BORDERLESS IMPACT」。自分たちの事業の意義や文化を再確認するツールとして設計しています。この冊子を活用してメンバーがお互いをより深く知り、自分たちの仕事の意義も再確認できる機会をつくっていきたいと思います。
(絶賛制作中なのでぼかし)
あとは、自分のメインタスクである採用を、もっと変えていきたい。採用はボーダレスグループとグループの外にいる人たちを繋ぐ入口だから、ここがレベルアップすることは、事業やメンバーにとっても、ボーダレスに来る人たちのためにも必要だと痛感しています。
「相手のいいところを引き出して、どうやったら一緒に社会を変えていけるかを考えられる仕掛け」を考えているところなので、リリースまでもう少しお待ちくださいね。
今回この素敵な会社を見学させていただいたことで、グループや自分の課題はたくさん見えましたが、傲慢にも(笑)「CRAZYに入りたい!」気持ちより、「ボーダレスを、これだけ幸せに働ける場にしたい」と思えたことが最大の収穫かもしれません。
せっかくの機会、存分に生かさねば。
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