現在、世界8ヶ国で19のソーシャルビジネスを展開するボーダレスグループ。その中の1つ、ビジネスレザーファクトリーは今、大きな転換期を迎え、新たな仲間を募集しています。

■ビジネスレザーファクトリー、これまでの歩み

バングラデシュの貧困問題を解決するために2014年にスタートしたこの事業。いまは現地で500名以上の雇用を創出するまでに拡大しました。メンバーのほとんどが、すでに製品を作る技術のある革職人ではなく、その技術を持たない未経験者です。その中には、働いたこともないメンバーも多くいます。未経験でも活躍できるのは、教育・育成の仕組みがあるから。ゼロからのスタートでも2年程度で職人になれる体制を整えています。

そして工場の採用基準は「この工場で働く必要があるかどうか」。学歴や年齢、性別や障害などを理由に他社では不採用になってきた人も、働かなければならない事情がある場合は積極的に迎え入れています。また、工場で働くメンバーに支払う給料は、周辺工場よりも高い水準をキープ。さらに、工場内の子育て中のメンバーが子どもを預けられる託児所を今年1月から始めました。メンバーはもちろんメンバーの家族も支えられるような取り組みも行っています。

■バングラデシュに起こった変化

実際に働くメンバーからは以下のような言葉が届いています。

家族や子どもの未来のために働く場所
「18歳で結婚し、貧しい生活を送っていましたが、2年ほど経った時に、夫から突然ダウリー※を求められました。私はそれを準備できなかったため、夫は出て行ってしまいました。日雇いの仕事で生計を立てていましたが、生活が苦しかったため、知り合いからビジネスレザーファクトリーの工場を紹介してもらいました。今は、安定して収入を得ることができ、2歳の娘の面倒を見てくれている故郷の両親にも、仕送りができるようになりました。ビジネスレザーファクトリーの工場は、労働環境がよいので、とても幸せです。私の将来の夢は、両親の世話をすること。そして、娘には学校で勉強して、立派な医者になってほしいと思っています。」

※ダウリー(持参金・持参品):花嫁(女性側)が花婿側(男性側)に持参金や家財道具を送る慣習。

自分の将来はもちろん、家族の未来まで希望を抱けるようになったそうです。

■第二創業期はさらなる雇用拡大へ

ここまで順調にバングラデシュでの雇用数を増やしてきましたが、貧困問題の解決にはまだ遠い状態。今後さらに雇用の規模を拡大していく第二創業期が始まりました。

まず2018年に目指すのは、雇用者数を500名から1,000名に引き上げること。そのためには、各店舗のさらなる成長と新規出店の成功が必要不可欠です。

また、事業コンセプトの「働くを明るく」を実現するため、さらに「働く」人に寄り添ったアイテムを揃え、何度も足を運びたくなる店舗を目指します。そして、ここで「働く」ことを通してメンバーとその家族の幸せを実現し、メンバー自ら「働くことを楽しむ」ことを追求する姿勢も忘れません。

代表・原口の根幹は「貧しい人の役に立ちたい」という想い。ゆくゆくは国内だけではなく海外にも店舗を広げて販売量を増やし、バングラデシュで確立した工場での雇用のモデルケースをアフリカでの雇用創出に応用していく未来を描いています。

ブランドとしての「働くを明るく」を追求しつつ、本来の目的であるバングラデシュをはじめとする途上国の貧困問題解決を目指して拡大を続けていきます

■第二創業メンバー、求む!

さて、今まさに成長・拡大を続けようとしているビジネスレザーファクトリー。ともにビジョンを達成する仲間を必要としています。事業や組織そのものを自分たちの手で作り上げる喜びが味わえるはずです。

「社会問題を解決することを仕事にしたい」「貧困問題の解決に自分のスキルを活かしたい」

そんな思いを持ったあなたを求めています。

〇募集している仕事
①事業開発
②革製品デザイナー
③オペレーションリーダー

①【事業開発】店舗開発からマーケティングを担う事業開発

店舗出店戦略の企画や営業、お客様とのコミュニケーションである販促活動など、事業の根幹をつくっていくポジション。まずは既に出店が決まっている店舗の店づくりからスタートし、マーケティング施策などを実践的に学びながら、実行していきます。

②【商品企画】新商品を企画・デザインするプロダクトデザイナー

ブランドの肝=商品ラインナップを作る仕事。お客様の声や流行を取り込みながら、お客様の「働くを明るく」する新商品を企画しデザインまでを担当。工場で、バングラデシュの職人と一緒にものづくりを進める機会もあります。デザイナー・吉田のプロフィール

③【オペレーション管理】事業の基盤をつくるオペレーションリーダー

各店舗の売上を見ながらバングラデシュに商品を発注し、仕入れ、各店舗に必要なものを送り出す仕事。バングラデシュと店舗を繋ぐ縁の下の力持ち。クオリティのコントロール役も務めます。前オペレーションリーダー・呉原のプロフィール

今回の募集ポジションは中途・第二新卒のあなたが対象です。興味を持ってくださった方はまずは「中途採用ページ」より、面談に進んでください。この他にも、途上国の貧困問題解決を目指したビジネスを共に創りたい人のための新卒採用や、ビジネスレザーファクトリーの現場を体感できるインターンも募集しています。

付録:ビジネスレザーファクトリーの特徴

(1)直営店舗は日本国内で拡大中


日本国内では、2015年に常設1号店の福岡天神店をオープン。その後大阪、川崎、品川、名古屋、熊本、広島、宮崎、横浜と出店を続け、現在では全国9店舗、事業全体で90名ほどのメンバーが働く場へと成長しています。

店頭ではバングラデシュの貧困問題という背景はあえて伝えません。あくまでお客様のことを第一に考えたものづくりを徹底し、2017年度は売上10億円を突破しました。「エシカルを前面に出さずとも社会貢献はできる」ということを実現しています。

(2)離れていても、コミュニケーションは欠かさない

バングラデシュと日本のメンバーが交流する場を必ず設けています。日頃からオンラインでコミュニケーションを取り合うだけではなく、年に1度は日本にいるメンバー全員が現地に足を運び、作り手と共に時間を過ごす「バングラデシュスタディツアー(BST)を実施。売り手のメンバーは「商品」の背景を深く理解し、作り手のメンバーは、自分たちの仕事の意義を見つめ直す機会になっています。

ビジネスレザーファクトリーをさらに知るなら…?

◇ビジネスレザーファクトリーで働くメンバーの声
プロフェッショナルじゃなかった私は今、ビジネスレザーファクトリーの中心にいる
販売スペシャリストインタビュー

◇私たちのこだわり
ボーダレスが"エシカル・マーケティング"をやらない2つの理由

◇社長ブログ
はなみちのビジレザ経営日記