皆さんこんにちは。AMOMA吉岡です。

3月末、AMOMAのハーブを栽培してくれているミャンマーのリンレイ村で無事にハーブを収穫できたことに感謝する“収穫感謝祭”が開催されました。私たちは今年も招待していただいたので、AMOMAメンバー5人、AMOMA韓国のみーちゃん、BORDERLESS FARMを立ち上げたラディッシュの7人で行ってきました!今回はAMOMAのミャンマーレポートをお送りいたします。

■私たちAMOMAがミャンマーへ行く目的

(AMOMAのハーブをテスト栽培している畑からの風景)

今回は、収穫感謝祭へ行くことだけが目的ではありません。「AMOMAで私たちが何をするべきなのか」「今のAMOMAのソーシャルインパクトは何なのか?」を改めて見直すため、現地をしっかりと自分たちの目で見て現状を知るという、もう1つの目的をもって訪問しました。

■収穫祭

(村の人が2日かけて設置してくれたステージ)

(リンレイ村や周辺の村の人たち約1000人が集まってくれました)

収穫祭では、BORDERLESSFARMBORDERLESSLINKのメンバー、そしてリンレイ村と周辺の村々から、なんと1000人以上の方々が、私たちをあたたかく迎え入れてくれました。

(収穫1位の農家さん)

今年も、ハーブの収穫量が多かった農家さんへの表彰式をしたり、村の子どもたちによる伝統の踊りがあったり、さらには私たちもソーラン節を踊ったりして、終始賑やかなお祭りでした。

(自分が作ったタンポポコーヒーを持つウサイさん)

そして農家さんたちが作ってくれたたんぽぽが初めて「たんぽぽコーヒー」になったので、みんなに渡すこともできとても喜んでくれました。

⇒昨年の収穫感謝祭の様子はコチラ

■栽培する側と買い取る側の顔が見える関係

(ウサイさん宅で話を聞かせてもらっている様子)

収穫祭を後にし、ハーブを育ててくれている農家さんのお宅にお話しを聞かせてもらいに。まずは、今回収穫2位のウサイさんのもとへ。色んな質問に少し照れながらも答えてくれました。

「これからの目標を教えてください」と聞くと、

「まずは借金を返すこと。返し終わったら家を修繕したり、今よりもっと村に寄付をしたい。」

と言っていて、自分の事以上に人の事を思うウサイさんにびっくりしました。

(マヨンさん宅で話を聞かせてもらっている様子)

その後も、どの家庭も私たちがお邪魔しているにも関わらず、お茶や食べ物を用意して歓迎してくれ、ミャンマーの方々の“自分だけではなく相手を思う気持ち”をたくさん感じることができました。

そして、農家さんに言われた「これからもAMOMAを続けていってください。」という言葉と引き換えに、「必ず続けるのでこれからもハーブをお願いします。」とお互い約束を交わしました。

最後に、リンレイ村で栽培したハーブの中のたんぽぽで作った「たんぽぽコーヒー」を直接農家さんに手渡し。このたんぽぽは、2017年11月に日本に届いた、リンネイ村で初めて栽培されたもの。自分たちが栽培したたんぽぽが実際に商品となって手元に届いたことで、農家さんたちはすごく喜んでくれて、日本から持ってきた私たちもとても嬉しくなりました。

やはり、自分たちが栽培したハーブが遠い日本の地でどんな商品になっているのかを知ることは、農家さんにとって「もっともっといいハーブを栽培したい」という意欲につながります。そして私たちAMOMAにとっても、商品を実際に手渡すことは「大切に育てられたハーブを商品としてきちんと消費者に届けていく」ということを農家さんに伝える大切な機会だなと改めて感じました。

■みんなつながっている!私たちはボーダレスファミリー

(ファミリーの写真)

最後にBORDERLESSFARMとBORDERLESSLINKのメンバー全員で食事をした時。LINK社長のともろーが1人ずつ今回の感想を言う機会を作ってくれました。1人1人それぞれの想いを話し、中には感極まって涙を流すメンバーも。

この場でみんなが思ったこと、それは「みんなつながっている!」ということです。

みんな同じ方向に向かっていくことを誓い、本当のファミリーになれた瞬間を感じた時間でした。ボーダレスグループが大事にしている"ファミリー"という言葉は住む国も言葉も違うのにみんなを1つにしてくれる言葉です!!

 

■最後に

(ある村の様子)

ミャンマーの話は聞いていたものの、実際行ってみると交通整備が整っていないクラクションが飛び交う道路や砂埃がすごい凸凹道。村の家は日本の歴史で習った高床式住居のような家が並んでいて、水道がなく飲み水も離れたところに汲みに行かなければならないような場所で、川の近くにはごみが散乱し臭いがきつい場所も多くあり、まるでタイムスリップしたような感覚に衝撃を受けました。

(祭りの屋台でご飯を食べる子ども)

街のお店では子供が働いていました。実はこのような場面、ミャンマーでは当たり前なのだそう。私も子どもがいる親として心が痛くなりました。

(壊れたボートで遊ぶ子供たち)

この現状を変えないといけない。ミャンマーの人達のために私たちに何ができるだろうか、私たちだけがやるのではなく一緒に変えていける事は何があるだろうかと、今でも毎日考えます。

リンレイ村だけでなく他にも手を差し伸べて一緒に変えていく必要がある村や町がたくさんあります。私たちはミャンマーや同じような国の為にもっとできること、やらなければならないことが山積みです。

今回ミャンマーに行ったことで、今まではテレビ電話でしかつながっていなくて、すれ違いもあったのですが、現地に行き直接会って目を見て話すことがこんなに大切なことなのだと心から知ることができました。

そして、私たちAMOMAのソーシャルコンセプトを新たに考え直し、それに向かって切磋琢磨することを誓いました。

AMOMAはソーシャルビジネスで世界を変える1つの事業として、これからも成長し続けていきます!

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