今年の夏は、日本全国で記録的な大雨が続きましたね。

7月初旬に九州北部豪雨が起こったことを受け、ボーダレスグループでは9月から、福岡拠点のメンバーで「業務時間内のボランティア活動」を始めました。
(参考:平成29年7月九州北部豪雨災害

なぜ"業務時間内"にボランティア活動をするのか


(7月22日にボランティア活動を行ったメンバーたち)

もともとは、有志のメンバーで始まったボランティア活動。7月中旬から毎週のように、メンバーが被災地・朝倉に足を運んでいました。

被災地に行って直接力になりたいと思っても、平日は仕事があり、休日は様々な都合で行けないメンバーも多くいます。また、土日はボランティアに訪れる人が多く、平日の方が参加者が少ないという現地の事情も。

そこで9月からは、福岡拠点のメンバーは原則全員参加で、平日の業務時間内にボランティア活動を実施することにしました

毎週平日の1日を活動日にして、その日は各社から数名ずつが現地に向かい、朝から夕方まで様々な支援を行います。

「休日に参加するのはハードルが高い」
「行っても、かえって迷惑になってしまうかもしれない」

と思っていた人でも、1度足を運んで活動してみることで、その後さらに土日に足を運ぶなど、継続的に被災地をサポートしていくきっかけを作ることができると考えています。

ボランティアはどんなことをするの?

ボーダレス各社のメンバーが参加した際は、屋外での泥かきや屋内の清掃などの作業が中心でした。現地ボランティアセンターのスタッフの方が提示したボランティア活動内容から、希望するものを選んで参加する形です。

〈1日の流れ〉
07:30 博多駅発。
08:30 朝倉市ボランティアセンター着。
08:30 受付、オリエンテーション、作業内容の調整。
→仕事は、屋外泥かき。20名のチームで実施。
09:30 バスでボランティアセンター出発。
09:55 被災者の方の個人宅着。
10:00 活動開始。ひたすら泥かき。熱中症防止の為、15分毎に水分補給。
12:00 昼ご飯休憩。
12:30 活動再開。ひたすら泥かき。
13:25 一輪車などの片付け。
13:30 バスでボランティアセンターへ。
14:00 ボランティアセンター着。
14:30 シャワー・着替えなど。
15:00 帰路へ。
16:00 博多駅着。

※このスケジュールは7月22日に参加した際のものです。

ボランティア活動に行く前に、確認しておきたいこと


(1日の活動を終えたメンバー)

・ボランティア保険には事前加入を!

活動時には、万一のケガや事故に備えてボランティア保険の加入が必要になります。未加入の場合は現地で加入の手続きを行うため、受付の待ち時間が長くなることも。事前に加入してから行くと、受付がスムーズになります。
(福岡県の方は最寄りの社会福祉協議会でご確認を!)

・参加にかかる交通費は一部が免除されます

ボランティア活動の拠点への往復で有料道路を利用する際は「災害派遣等従事車両証明書」の申請手続をすれば、有料道路分のみ支払いが免除になります。

・予備日の設定を忘れずに!

災害ボランティアセンターを通して活動する場合、雨天中止でボランティアの受け入れができない日もあります。そんな場合に備えて予備日を設定しておくと安心です。

最新情報は朝倉市災害ボランティアセンターのWebサイトFacebookページから確認できますので、活動を検討している方はこちらをご確認ください。

ボーダレス・ジャパンでは、9月いっぱいは引き続き、朝倉市での活動を実施していきます。
(10月も、ボランティアセンターの受け入れ実施が決まれば継続予定です)

たとえ1企業での影響力は小さくても、事業以外での企業の社会貢献の1つとしてこういう取り組みが広がれば、被災地復興のスピードも速くなっていくはず。

皆さんも、できることから始めてみませんか?

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