
ビジネスレザーファクトリー(以下、ビジレザ)の店舗スタッフの素顔と魅力を紹介する、チホのオフィシャルメンバー自慢。
第七回目の今回は、小物づくりとサメ鑑賞が趣味!川崎店店舗社長のさっちゃん(井上早紀)です。
-さっちゃんはまず、経歴がメンバーの中でも異例中の異例だと思うんですが、聞かせていただけますか?
「はい、もともと私は海上自衛隊で勤めていました。きっかけは同じく自衛官だった兄ですね。ちょっとだらしなかった兄が自衛隊で更生されたんですよ。そこに興味があって(笑)。元々人を守ることに使命感も覚えるタイプなので、“日本国民を守る”という任務にも憧れて入りました。」
―面接にいらしたときにびっくりしたのを今でも覚えています(笑)。女性は少ないですよね?
「そうですね。女性自衛官は、海上自衛隊では1割にも満たないです。」
―異色すぎて検討もつかないんですが、どんな思い出がありますか?
「海上自衛隊は、沈没したときに巻き込まれちゃうんで早く泳げないといけないんですよ。あるとき、クロールの練習中に少し痛かったのを我慢してグルングルンまわしていたら、腕が動かなくなってしまって…。」
―すごい!さっちゃんとかつて”終電ダッシュ”をしたことがありますが、走るのも早いですよね。
「はい。射撃も走りも訓練していましたが、どっちも点数いいんですよ私。訓練も含めて基本的には全部楽しかったですね。」
―そんなに細くて小柄なのにたくましい!なぜ辞めようと?
「家庭の事情があったのが大きいですね。国民を守るのは兄上に託そうと思って辞めました。自衛官時代にあまりお金を使っていなくて貯まっていたので、退職してからはそのお金で思いっきり母に恩返しをしましたね。」
―素敵です!その後はどうされたんでしょう?
「自衛隊って全く普通の業界と違うので、まずは社会勉強をしたほうがいいと思い、コンビニでアルバイトしました。老若男女問わずいろんな人がくるし、新聞や雑誌を扱ったり季節商品が入ったりするので、勉強になるなと思って。」
―そういう角度でまずはコンビニだったんですね。
「そうです。そこで接客が楽しいなと思ったので、そのあとはビジネスホテルでフロントスタッフとして働きました。フロントでありながらもうホテルにまつわる業務は全部やりましたね。」
自分の夢に向き合ったとき
「この2つでしっかり社会人経験を積めたのでこの先は夢を追おうと思いました。そのとき、“自分は何が好きなんだろう?”を真剣に突き詰めたところ、『とにかく革が好きだ!』って気づいて。」
―ご自身で小物づくりも良くしていたと伺いました。革が好きになったきっかけは何だったんでしょう?
「母の革の財布を見てかっこいいな~!と思ったんです。自衛官時代に船の中で小銭入れなどを自分で作っている方もいたんで、それをみて自分も作ってみようと思うようになって。革屋さんの求人があるといいなと思い探していたところ、ビジレザを見つけました。しかもここは大好きな革に加えてバングラの為に仕事ができる。自衛官時代のように、正義感が燃えるポイントもあったんですよね。」
-いくつか受けていらっしゃったんですか?
「いや、ビジレザ一筋だったんで。」
-一緒に接客に入っていた時期もしばらくありましたが、さっちゃんって接客のお声がけがとにかく早いですよね。
「入店されたらすぐに挨拶しますね。まずお顔を見る。そこで心の距離を測って、話しかけていいか悪いか判断してるんです。」
―お店のメンバーがね、さっちゃんは何かトラブルがあると休憩中でもすぐ飛んできて助けてくれるって言っていました。
「なんでも守りたいって思っちゃうんですよね。大変なことは私が全部かぶりたい。甘すぎちゃうかなって思うときもあるんですが…」
―どこまでもかっこいい女性。だから店舗にはさっちゃんの為に頑張りたい!って思う人がいるんだと思います。
「私が入ったばかりの頃『どうしよう!』ってなったときは、チホさんが笑顔で全部かぶってくれました。あの時素直に感動して、こうやって人を守れる人になろうと思ったんです。」
自ら学ぶ姿勢。
―さっちゃんは品川店で社長として勤務されていたと思うのですが、外国人も多い環境の中、英語の接客がメキメキ伸びていましたよね。ほぼ0からだったと思うのですがその姿勢がすごいなと。
「誰でも、どんな方でも話ができたら嬉しいし、それが販売員の使命だと思ってるんです。とにかく笑顔を引き出したい。冗談じゃなく人の喜びが自分の喜びなんだと気付いたので、そのために努力は惜しみません。」
―このエピソード披露していいかな?さっちゃんが外国人のお客様を接客された後に、ひらいてあったパソコンを見たら英語がたっくさん検索してあったんですよね。そのお客様は満足して靴を買っていかれたのを覚えていますが、どうしても伝えたい気持ちがその画面から伝わってきました!
「あら!恥ずかしい(笑)!どうしても想いを伝えたくて、焦って検索したんです!(笑)」
―店舗社長になって1年経ちますが、なってみてどうですか?
「学ぶことの連続です!何よりもみんなを表でバンバン活躍させてあげたい。そんな中で自分は幹であり枝でいいかなって思いますね。みんなが花であれば。」
―まさに“縁の下の力もち”ですね。
「はい、実は私は小さいころからガキ大将タイプなんですよね。みんなを幸せにしたいという願望が人一倍強い気がしていて。一人で幸せでも意味がない。みんなをまるっと幸せにしたいんです。」
―店舗のこと以外に夢はありますか?
「バングラデシュに行きたいです(即答)。とにかく素晴らしい商品を作ってれている仲間に御礼が言いたい。そして自分の目でその工程をみて、どうやってこの製品ができたかをよりリアルにお客様に届けられる、そんな懸け橋になりたいと思っています。」
…この写真は関東メンバーからさっちゃんのバースデーに贈られたもの。
刻印には、さっちゃんのイニシャルを囲うように全員のイニシャルが。
メンバー全員さっちゃんの愛を感じているからこそ、「そばにいるよ!」を伝えた、そんな一品です。
次回のメンバーインタビューもお楽しみに!
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■ビジネスレザーファクトリーとは?
手頃な価格で上質な革製品を提供する「働く人のための」牛本革製品専門ブランド。バングラデシュの貧困層に雇用を生み出すことを目的として始まった。バングラデシュでは、年に一度開催されるイードと呼ばれるお祭りで、大量の牛皮が発生する。この牛皮を使った革製品の工場で、雇用を生み出せる可能性を見出だし、2014年に事業をスタート。創業から3年、現在工場では約500名を雇用、その家族を含め、2400名の生活を支える。2014年3月よりネット販売を開始、現在5店舗を構えている。2015年には「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2015」を受賞し、「ガイアの夜明け」などメディアにも多数掲載される。
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