
ビジネスレザーファクトリー(以下、ビジレザ)の店舗スタッフの素顔と魅力を紹介する、チホのオフィシャルメンバー自慢。
第四回目の今回は、天神本店の店舗社長を経て、現なんば店店舗社長のまーみん(大場麻美)です。
“第一号店”を背負って立つ覚悟
-まーみんさんは1号店の天神店オープンから携わっていただき、店舗社長も経験され、今はなんば店の店舗社長。まずは天神のときからのお話を聞かせていただきたいと思います!第一号店であり、天神本店というポジションの中、どんなことを大切にしてこられたんでしょうか?
「とにかく”ブランドのすべてはここからだ!”という気持ちでやっていましたね。こんなに素敵な革製品が、名入れもできて、こんなプライスで買えてしまう!ということをとにかく広める。そしてとにかく信用をもらう。第一号店である以上、営業利益だとか初期投資回収だとか、それは当然で、『ここでこけたら絶対に次はない』と常に思っていました。」
-なんたる覚悟!天神店はオープン当初からしばらくたって急に倍近く売上を伸ばしましたよね。あの時はどんな風に思われましたか?
「やっと、これでやっとスタート地点に立てたって思いました。2店舗目の出店に向けての利益をやっと作れるって、そう思っていました。」
-常にお店単体ではなく、”ブランド”として未来を見据えていたんですね。
「前職で九州初オープンのお店を手掛けたこともあったんですよ。1号店からの波及力と宣伝力には大きなものがあると信じていました。」
-まーみんさんがいるときに店舗に行くと、常に人材配置の ”フォーメーション” がお店に存在しているなと感じます。どんな風にされているんでしょうか?
「忙しい時、例えば ”接客は初心者でも機械操作が得意な人” にはレーザー刻印やレジ操作を中心にやってもらっていますね。その反対に ”機械が弱くても接客がバリバリできて、いい雰囲気を作れる人” は店頭へ。得意なことをとにかく伸ばしてその後スタッフ同士で教え合いっこしてもらってます。」
-なるほど!教え合うスタンスなんですね。
「苦手なところからじゃ誰だってやりたくないじゃないですか。得意をぐんぐん伸ばして、エキスパートになり、人に教える。教える時点で再度自己認識ができる。場数踏むと自信も生まれますからね。あとは、本人がやりたいかどうかも大切にしています。万が一あまりにも向いていない時は向いているものを勧めますが(笑)。」
-そういった積み重ねが自信となり、あのチームワークを生むんですね。
「そうですね。私自身も『あなたがいてくれるからこれができているんだよ!』という率直な想いを直接伝えています。スペシャリティがあると、その得意な分野に関しては、しっかりと自分の意見を発言できる。そういうプロフェッショナルの集まりであることが、お店のブラッシュアップへ繋がるなと。」
-一度目標を越えた後も安定した数字を残していましたが、そのためにされていたことはありますか?
「例えばビジレザは商品に対して名入れ刻印がその場でできる。じゃあなぜ刻印するのか?何がいいのか?スタッフ全員にこういったことを常に伝えています。時々、勧めることが押し売りみたいで億劫になってしまう人もいるんですが、『お客様にとってうれしいサービスなんだから惜しみなく伝えないと!』と言っています。あくまで選択するのはお客様なんですよね。」
-そういったことを日々伝えているからこそ、名入れ率もギフト率も高いんですね。
「その場の刻印料金がほしいわけではないんですよ。もし名入れした商品をその方の周りの人が見たときに『なにこれ!どこの?』ってなるかもしれないじゃないですか。そして、たとえその時に名入れをしなくても『自分の物は入れなくても〇〇ちゃんにあげるときはしよう!』ってなる人もいるはずですよね。」
-購入後の普及率も考えてのご案内だと。
「そうです。しかも ”革製品=長持ちする” 。自家需要だけでは目標数字には行かないという計算も自分の中では明確にありました。」
なんば店への挑戦を決めたわけ。
-原則、希望外の異動は一切ないボーダレス・ジャパン。今回まーみんさんは縁もゆかりもなく、友達もいないなんばへ行くというオファーを快諾してくれました。決め手はなんだったんでしょう?
「まずは望んでもらえている嬉しさがありました。きっと、販売職ってそんな風に望まれていることがない。天神のチームワークを認めてもらえたことで来た話だったので、それも嬉しくて。とにかく期待に応えたかった。『この日までにご決断を』と指定された日数はめっちゃくちゃ短かったんですが(笑)。でも私ができることならば、他店舗の仲間の為にしたいと素直に思ったんです。」
-実際に行ってみてどうです?大変なこともあると思うんですが。
「土地がかわればお客様も違うなと感じますね。天神と比べて男性客も多い。びっくりすることもたくさんありますよ!こちらに来る前にある程度立てていた予想と違うところもあって、時々焦りもしますけど、メンバーに対して、”楽しく働いてほしい”という想いは変わらないですね。そのために私がやるべきことをやるだけです。」
-この先のビジョンや頑張りたいことはありますか?
「私は10代のころから販売職をしているのですが、客観的に見て販売職ってどこの会社でも末端みたいに思われるんです。”予算通り売ればいい。お前の予算はこれだ。”ってただそれだけ。個人の予算に対する大変さもあるし、いつしかお客さんを取り合ってしまう、スタッフ同士いがみ合ってしまう。そんなことがよくありました。でもここは協力できるような仕組みなっているんですよね。」
-確かに販売ノルマは一部でそういうリスクも負いますよね。だからビジレザでは設定していない背景はあります。そういった意味では、販売強化商品をこちらで設けないのもその一つです。会社が売りたいものを売っても意味がない。本当にそのお客様が欲しいものをヒアリングして提供してほしいので。
「そうですよね。ビジレザには ”世の中の販売員の地位向上をしていきたい” っていうスタンスが根底にあるんですよ。休みがしっかり取れたりとか、仕事以外にリフレッシュしたり、勉強したりできる環境があることがありがたいんです。この会社でなら、販売職でありながら家庭とも両立できるはずなので、例えばママになっても復帰できるような環境を作っていきたいですね。
-川崎店にも産休中のママがいますが、販売がどれだけ好きでも継続できる環境がなかったという人が、実は多いと私も感じています。
「子供ができたらやっぱり最低限5時あがりとかしたいじゃないですか。そんな中でもバランスをみて、みんなでフォローしていく仕組みをこの業界の中で作っていきたいんです。もちろん土日のお休みを取りにくいのはあるかもしれない。でも、一人一人がスキルアップしていく中で改善していきたい。私は販売職の働き方改革がしたいんですよね。大手は人数がいるからきっとできるでしょう。でも小さいからできないとは言いたくないんです。創意工夫でどれだけでも変えられるはず。」
「人」を大切にするという信条
-私ね、そういうまーみんさんのやさしさが表れてるなっていつも思うのが、毎年くださる誕生日プレゼントだったりするんですよ。オーガニックのリップクリームだとか、無添加のスープセットだったりとか。とにかく身体にうれしいものをチョイスしてくださりますよね。
「ありがとうございます。趣味の一環なんですが、小さいころから肌荒れがあったので、意識的にきれいなものを体に入れるようにしているんですよ。体調が悪いと販売ってできないですからね。体が一番なんで自分自身もしっかりケアして気をつかっています。」
-そういえば、まーみんさんはシフト組みにすら思いやりがあるとメンバーから聞きました。
「スタッフが一人でも足りないとお店は開けられないんですよ。一人いないだけで休憩が回せなかったりして、しんどくなるじゃないですか。忙しい時間帯はある程度決まっているので販売に必要な絶対数ってありますよね。」
-そうですね。例えば夕方のラッシュ時には全員が休憩を回し終わっていたい!とか…。
「そうです。だから私はみんなの体調やコンディションまでしっかりみたいんです。つらいまま働かせられない。笑顔で毎日、”ここにきたい” “ここで働きたい”って思ってほしい。シフトなんてちょっと相手を思いやって考えればいいことなんです。ここまでしっかりコントロールするのが店舗責任者の務め、使命です。まだまだ未熟ですが、こうやって今できることをフルに活用してバングラデシュやスタッフに貢献したいですね。」
次回のメンバーインタビューもお楽しみに!
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ボーダレスグループ中途採用「私たちの採用に"募集要項」"はありません」
■ビジネスレザーファクトリーとは?
手頃な価格で上質な革製品を提供する「働く人のための」牛本革製品専門ブランド。バングラデシュの貧困層に雇用を生み出すことを目的として始まった。バングラデシュでは、年に一度開催されるイードと呼ばれるお祭りで、大量の牛皮が発生する。この牛皮を使った革製品の工場で、雇用を生み出せる可能性を見出だし、2014年に事業をスタート。創業から3年、現在工場では約500名を雇用、その家族を含め、2400名の生活を支える。2014年3月よりネット販売を開始、現在5店舗を構えている。2015年には「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2015」を受賞し、「ガイアの夜明け」などメディアにも多数掲載される。
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