こんにちは!
今年の4月から新卒起業家コースでボーダレスジャパンに新卒ママ入社したモアナです。
新卒として働く傍ら、イヤイヤ期真っ只中の2歳児を育てるシングルマザーをしています。

「はい、じゃあモアナでRISE試してみよう!」

最終面接で社長から軽快に言われて初めて知ったRISEプログラム。

新卒組で実際に起業してみて、実体験から起業を学ぶプログラム、
RISEの1期生(試験的?笑)として一人前の起業家になるための修業期間がはじまり、一番最初の修行の場であるハチドリ電力で激動の3ヶ月が6月をもって終了しました。

今日はその濃ゆい濃ゆい3ヶ月間で私が学んだ「起業家にとって大切なエッセンス」をご紹介します。

のめり込んだエシカル事業

最初の修行の場となったハチドリ電力は、私たちがジョインした当初はまだWEBサイトもオープン前で文字通り、立ち上げ期そのものでした。

私は学生時代に、PatagoniaやLUSHなどエシカルなプロダクトを扱う企業でアルバイトをしていたこともあり、環境問題などにも興味があったため自然エネルギーを届けるハチドリ電力の目指す社会像には心から共感しました。

私がハチドリ電力で担当させてもらった仕事は、

・提携するNPOや社会活動家へのお声がけ
・ハチドリTALKsというオンラインイベントの企画運営
・WEBサイトやサービスの改善を中心とした戦略を考えること
・申込プレゼント特典の協賛企業へのお声がけ
・ハチドリ電力を使用してくれる店舗へのお声がけ

などなど、たった3ヶ月ですが本当に多岐にわたる仕事を経験させてもらいました。

仕事を進めていく中で毎日のように社長の口から放たれる名言たちを「取りこぼしてなるものか!」とノートに書きなぐり、《社会起業家の心得》としてまとめては読み返し自分自身に叩き込みました。

起業家にとって大切なエッセンス

私が学んだ中でも特に意識して実践してみた結果、よかったなと思うことを4つご紹介します。

一つ目は「ボールを持つな、すぐに打ち返せ」ということ。
これはいつもいつも社長が口酸っぱく教えてくれていたことなのですが、相手との交渉やメールなどすべてにおいてすぐに返事をして、自分のところに溜まってしまわないようにすることです。

そして二つ目は「意思決定者になる」ということ。

これはプレゼント企画に協賛という形で一緒に盛り上げてくれる企業を探していた時に、その意味の大切さを実感しました。

ハチドリ電力は立ち上がったばかりで、新卒の私たちでさえも細かい部分の決定権はほとんど任されていたので
そのフレキシブル加減に最初は戸惑いもしましたが、企画の内容から、お声がけする内容、実施する期間も方法もすべてまずは自分で考えてみて、企業と交渉して決めていくというとてもありがたい経験をさせてもらいました。

最初に考えた企画を伝えたとき、相手の反応がいまいちだと感じるときは、一歩深入りした質問をしてみると相手がどこでつまずいているのかがわかるようになり、

「例えば、こんな方法だったらどうでしょう?」などと会話の中でお互いがいいと感じるポイントを探して、そのアイディアに対してまず自分の意志を伝える。

「私、菊池モアナとしてはこうしたいです。」ということをまずはちゃんと伝えて、最終確認だけ社長や上司に取りに行くところまで持っていくということがだんだんとできるようになりました。

・ボールは持たないこと
・意思決定者になること

この二つができるようになると面白いくらいに事が進んでいくのが体感でき、そのあたりから仕事がすごく楽しく感じるようになりました。

三つ目は、「軸に基づいてやっている行動は安易に変えない」ということ。

これは店舗へハチドリ電力の紹介をしていた時に実感したことで、
様々な方法でどうやったらハチドリ電力の良さをうまく伝えることができるか試行錯誤しながらお声がけしていた時に、社長とも、メンバーとも方針が合わなくなったタイミングがありました。

でも、自分の中にはこれだ!と思える感覚があり、この順序でこう伝えると、こういうお店の方にはちゃんと届くんだ!という軸が自分の中でできていたので「もう少しこの方法でやらせてほしい」と伝えて、継続したところ結果的に多くの店舗のオーナーさんに賛同してもらうことができました。

この経験は、ほんの少しだけ自分の自信にもつながるとってもいい経験でした。

 

そして最後に、「違和感をそのままにしない」という大切なエッセンスをご紹介します。

これは、何かのタイミングで実感したというものではないのですが、日々の仕事の中でいつも意識していたことです。

「あれ?これってもしかしてお客様にとってわかりにくいのかな?」だったり、
「この前こう伝えたけど、ちゃんと伝わってなさそうだな」というような
本当に小さな些細な違和感をそのままにせずにちゃんと確認したり、伝えなおしたり、深入って質問してみたり。

この違和感をそのままにしてしまうとミスコミュニケーションが生じ、お互いの認識の差に大きな溝が生まれたり、お客様にとってわかりにくいサービスを提供し続けてしまったりすると教えてもらい、すごく大切なことだなと感じ日々目を光らせていました。

きっとこういう小さな気づきが自分自身が起業する際に、役に立つのだと思うし
これをちゃんと実行できるようになれば自分自身の行いに助けられる日が来るのかもしれません。

新しいスタート

ハチドリ電力での3ヶ月の修業期間は、起業家として必要なマインド・考え方をみっちりと学ばせてもらいました。

そして7月からはついに起業家育成プログラムRISEの本編がはじまります。
新卒5人組で1000万円の軍資金をもとに、実際に起業を通して起業そのものを学んでいきます。

私たちがこれから取り組むのは「劣悪な環境で働かされている外国人技能実習生の問題」です。

この問題は、知れば知るほど闇が深くて悲しい気持ちになりますが、実際に苦しい状況にいる技能実習生から直接話を聞くたびに絶対に何とかしたい!という気持ちになり自分事としてとらえられるようになってきました。

この3ヶ月でみっちり学んだことを、この事業でも生かしながらみんなで力を合わせてガシガシと進んでいきたいと思います!

応援よろしくお願いします~!