こんにちは!2019年の6月から8月まで2ヶ月弱、ミゴリとニエリの二つの地域でインターンをしていた長谷川舞です。

サツマイモ事業、寺子屋の活動、ガーリック事業、フィールドオフィサー/バックアップオフィサーのサポート、アルファ・デリバリー事業の野菜開拓など幅広く関わることができたので、本当は具体的に何を行なったかをお話ししようと思っていたのですが、やはり原点として一番私が伝えたいと思ったのは「アルファジリを選んだ理由」なので、このブログで語らせていただきたいと思います!

日本での長期インターンと就職活動を経験したからこそ強く言いたいのですが、アフリカでのインターン先選びは本当に大事だと思っています。なのでありきたりなテーマにはなりますが、インターンへの目的が定まっていない方には是非最後まで読んでいただきたいです!

(アルファチャマミーティング。日焼けで顔が真っ赤になるので、日焼け止めは忘れず持って行きましょう笑)

 

1.インターン先の選び方

「海外インターン」

これからインターンを考えている方は、もしかしたらこのようにブラウザで検索したかもしれません。インターネットでこのように検索をすると、様々な会社が出てきます。ですがアルファジリのインターン生で「海外インターン」で検索した方は、ほとんどいないのではないかと勝手に思っています。(独断と偏見です笑)

(ニエリのガーリック農家さん)

 

2.渡航先をアフリカに決断した背景

大学4年生でアフリカ未経験の私がアフリカに興味を持ち始めた理由は二つあります。

まずは1つ目。

私の大学はリベラルアーツのため、経営学専攻の私は興味本位で途上国教育の授業を履修しました。そこで途上国の発展には教育、そして経済発展が密接に関わってくることを学びました。経営学をぼんやりと学んでいた私にとって、社会、そして発展途上の国々にできることはなんだろうと考え始め、アフリカに興味を持ち始めました。

そして2つ目。

大学1年生から4年生に至るまでスタートアップのITベンチャー企業4社でインターンをさせていただき、従来のビジネスよりもクリエイティブなアイデアでビジネスを展開する革新的なビジネスに関心があったため、アフリカでスタートアップが盛んであるということに興味を持ちました。ラストフロンティアとも呼ばれる未開拓の地で、今後どのようなビジネスが展開されていくのか、そして私もアフリカでビジネスに携わりたいと考えました。

(ミゴリで一緒にさつまいもビジネスで働いたDaniel)

上記二点が最大の理由で、アフリカを渡航先として決断しました。なので海外インターン先は、アフリカ以外は一切見ていませんでした。それはアルファジリでインターンしていた同期も皆同じでした。そのためアルファジリでインターンしていた過去の方々も含めて、「海外でインターンをしてみたい!」という欲求で来ているのではなく、アフリカという環境に様々な想いで渡航を決めたインターンが揃っていました。

(さつまいもの収穫は牛!レトロ〜)

 

3.農業ビジネスの魅力とは

私は卒業論文でソーシャル・ビジネスについて執筆予定で、ケーススタディ選びとしてインターン先を決めました。ですがソーシャル・ビジネスにはファッションやファイナンス、アルファジリのようなアグリカルチャーと様々なジャンルがあります。その中で農業系を選んだ理由をお話しします。

1点目は、アフリカで生きる生活者の多くの人々に寄り添って問題を解決していけると考えたからです。現にケニアでは90%が農業を生計としています。そのため90%の人々の仕事=収入を改善することが、ソーシャルインパクトに繋がると考えたからです。

2点目は、アフリカの人口増加です。日本やアメリカ、ヨーロッパ諸国などの先進国が人口減少が始まっている中、アフリカでは人口増加が起きています。日本ではフードロスや食料廃棄などの社会問題が深刻化していますが、アフリカが直面するのは食料不足の問題です。なにが言いたいかというと、アフリカは小規模農家が多く、自給自足と消極的な農業でしたが、効率的で積極的な農業に発展していかなければいけないということです。

そのためアフリカ×農業を行っている会社を選ぼうと決めました。

(ケニアの主食ウガリを作って食べてみた!)

 

4.私が考えるアルファジリの特長

様々なソーシャル・ビジネスの会社、そしてアフリカでのインターン先がある中で、アルファジリの特長として認識しておくべきだと考えているのは2点です。

1) ボーダーレスグループに属しているということ
2) 生活者との距離が圧倒的に近いこと

(鶏の卵を買ってくれていたホテルのオーナーと!)

 

▪️ボーダーレスグループ

アルファジリはボーダーレスグループに属しているというのは、私にとって非常に興味深かったです。私が今まで調べた中で、ソーシャル・ビジネスと呼ばれる企業の多くは資金面での課題を抱えていました。これはソーシャル・ビジネスのみではありませんが、特に「社会的な事業」で利益を生み出す仕組みづくりに時間を要します。そのため利益を生み出す前に結果的に事業を撤退してしまうケースもあります。しかしアルファジリではボーダーレス・ジャパンの事業として属しているため、資金面での課題が少なく持続可能性のある企業になると予想していました。これは他のアフリカでのインターン先と比較をしても非常に面白い特長だと考えています。

(寺子屋事業の風景。ちなみに外務省のイベントでこの写真が優秀賞に選ばれました笑)

 

▪️生活者との距離

私がインターンを行なった地域のミゴリとニエリでは、生活者との距離が圧倒的に近かったです。今までITベンチャーでインターンを行なっていた私にとって、目の前に生産者と消費者がいる環境はとても新鮮で直接コミュニケーションを取ることができたので、自身の成長に繋がりました。アフリカでインターンを考えている方は、トップダウン的な事業内容でインターンを行いたいのか、それともボトムアップ的な内容でインターンをしたいのかはよく考えた方が良いと思います。

(ニンニクのグレーディング!日本から背抜き軍手を持って行ったので、現地の人にあげるとお土産の中で一番喜ばれました笑 百均で背抜き軍手を買いましょう!)

 

5.私が出会ったアルファジリとは

インターン中は自身の課題が明確に見えたことや、現地スタッフのコミュニケーション、生活面など悩んだこともたくさんありました。

しかしインターンをさせていただけたことに本当に感謝しています。2ヶ月弱という短い期間で現地で改善しきれなかった自分の課題を認識した一方で、インターン終了後に成長を直に感じることができました。アルファジリでのインターン後は、ナイジェリアとガーナで仕事をする機会に恵まれました。ケニア渡航前は人に指示を出すことが苦手で、特に現地スタッフとの距離の取り方に不安がありました。しかしアルファジリで培った思考力と発言力が、ナイジェリアとガーナで仕事をした際に活かされました。この成長はケニア滞在中は気付くことが出来なかったので、自分自身で成長を感じられて驚きでした。

ブログが長々となっていまいましたが、アルファジリでのインターンは成長機会がたくさんあります!その機会を自分で掴み取りましょう!

アサンテ・サナ!

 

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Vol.21: ケニアの農家が直面している問題について(From Tatsuya 3/3)

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