がAMOMA社の社長に就任して約1ヵ月。

この短期間でも驚くほど物事を見る視点が“広く深く”なりました。改めて立場が人を成長させるものだと感じています。同時にこうした環境に身をおけることに感謝しています。

最近、特に考えることは、『楽しく働ける職場ってどういうもの?』という観点。起きている時間のほとんどを職場で過ごすの

が社会人。だから働く時間を楽しめない人生はありえない。そういう価値観のもと『いかに有意義に過ごせる環境を”設計”するか』が経営者の重要な責任だと考えています。

今回は僕が出している現時点での”答え”をご紹介したいと思います。それは、『同じ“志”を持つ仲間』を集めること。「こんなことをやりたい!」とワクワクした目標を掲げても、一緒に働く仲間がそのワクワクに共感してくれないと楽しくないですよね。

逆にみんなでワクワクした目標に向かうと、一致団結し本来の力以上のアウトプットが出せると確信しています。だから、働く仲間を採用する際には、“志に共感してくれるか”を良くみています。たとえスキルや人間性が素晴らしくてもこうした観点がゼロだったら採用はしません。
今一緒に働いている仲間は、本当に頼りになるし志も共有できているしとても幸せです。これからもこうした仲間をドンドン増やしていきたいです。

『追っかける夢がとんでもなくワクワクする』するよう進化させる
働く仲間に恵まれていても “追っかける夢”がワクワクしない、もしくは経営者が身近で語らないとつまらない。これは僕が前職『(株)ミスミ』に在職していた際の違和感が原体験になっています。ミスミという会社は非常に優秀な先輩や同僚が多く、自己成長という点では最高の職場でした。

だけど、「この電線を工場に売ることで何になるの?」「社会に貢献しているの?」「僕はそれに燃えるの?」こうした疑問が常に頭から離れず、働く意義を見いだせないまま過ごしました。もちろんミスミにも“世界の工場の裏方を支える”という企業コンセプトはあるけれど、それにワクワクできなかった。そしてそれを身近で語ってくれる経営者がいなかった。そこだけは不満でした。

だから、僕はみんなが働く意義を見失わないように、ワクワクする夢を語り、それを共に働く全メンバーに対して伝えたい。僕の今の夢は、“貧困農家がハーブ栽培で収入UPすること”。ミャンマーで第一弾のハーブ栽培を開始しますが、正社員はもちろんアルバイトスタッフにも現地を訪問する機会を作りたいと考えています。

この事業をとおして”目指したい社会”を詳しくAMOMA事業紹介に書きましたので、ご興味がある方はそちらもみてくださいね。

『個人の成長が実感できる環境を』提供し続ける
ワクワクする夢を持てる職場であっても、その夢の実現には時間がかかるのもの。だからこそ働く上でもう一つ大切にしたいこと、それは、“メンバーが成長を日々実感する”ことです。

そのために、メンバーには「どういう人生を歩み、どういう人になりたいのか理想像を明確にしてもらう」ことがスタート。理想がないとサポートできませんしね。そうした上で、その人に足りない“スキル”や“習慣を自己変革”をできるように、最適なタイミングでチャレンジングな『環境を提供する』ことがリーダーの大切な仕事の一つ。

毎日メンバーと接する中で、「想定どおり成長していないな」と感じたらフォローしたり、再度環境を変えたりしています。こうしたプロセスを通して人は成長していくのだと確信しています。僕が社長という立場になって、自己変革ができたように。そういう環境をメンバーに提供して、誰よりも早く『社会起業家』や『プロフェッショナル』になるようサポートします。

就任1ヵ月で怒涛の毎日が過ぎています!集中し過ぎているおかげか18時頃になったら本当にクタクタ。夜23時になったらベッドに入り、朝6時に目が覚めるという超健康的な生活になりました(笑)自分次第で事業スピードが変わってくるので、相当気を張っているのだと思います。

もちろん大変なことだけでなく、『メンバーが成長する姿を見る楽しみ』、『事業が成長する嬉しさ』を感じながら充実した日々を過ごしています。こうした職場を”設計”することで、一人でも多くのメンバーが一緒に働けてよかったといえる組織を作っていきたいと思います。